修学旅行に行きたくない!言い訳はどうする?親や先生にはどのように伝える?

学校の行事の中でも一大イベントでもある修学旅行

私はクラスメイトと、泊りで遊びに行けるなんてとっても楽しみ!と思う人でしたが、友人は、全く興味ない、行きたくない、と言っていて驚きました。

他にも、不登校だった友人もいて、その子もみんなの目を気にしていたのか、修学旅行に乗り気ではありませんでした。

修学旅行よりも受験勉強したいから行かない、と決めていた人もいました。

学校行事というのは、参加しなければならない!くらいに思っていた私は、そんな友人たちの言動を見聞きして、参加しないといけないと思うのも、多くの意見の中の1つであって、正解ではないことだ、と考えるようになります。

友人たちは当時、大人の常識と自分の意見との違いに悩んでいました。

悩み、考え、そして彼らは結論を出します。

彼らはどんな答えを出したのでしょうか?

結果、数人は修学旅行には参加しませんでした。

修学旅行に行かない事を選んだのです。

彼らは、反対する親や先生にどう話したのでしょうか。

彼らが実際に使った方法や、反対する大人とのコミュニケーション方法、相談や言い訳や説得の仕方など5つのポイントにまとめてご紹介します。

修学旅行にどうしても行きたくない!親への言い訳は?反対された時の説得方法は?

修学旅行に行きたくないと思ったとき、必ず向き合うことになるのが、親や保護者の存在です。

親と向き合う前に、本当に自分は修学旅行に行きたくないのかを確認するために、まず自分自身と向き合いましょう。

大切なのは、自分の本音を伝える事です。

そのためには、自分がどう感じているのかをまず自分自身が知る必要があります。

あなたの、行きたくない理由は何でしょうか。

仲のいい友達とけんかしている、いじめられている、家から離れて遠い所に行くことに恐怖を感じている、寝相が悪いのを気にしている、友達がいないから行っても寂しい思いをするのが嫌だ、つまらなそう、などなど。

理由は様々です。

理由を探っていく時、こう言えば親は納得しそうとか、この意見なら皆も言ってるからとか、自分以外の他人を意識して理由を探るのはやめてください。

人の目を気にした意見は、あなたの本音からの理由ではないからです。

本音を自分でも理解したら、それを親に伝えます。

その時、どうせ聞いてもらえないとか、言っても無駄、と感じる事もあるかもしれません。

それでも、勇気を出して、言ってみてください。

言い方にはコツがあります。

「“私”は、こう思う」というように、自分を主語にして素直な気持ちを伝える事です。

「“修学旅行”はつまらなそうだから。」これは、修学旅行が主語になっています。

例えば、

「私、修学旅行の事を思うと、気持ちが暗くなる。いい気分じゃなくなる。仲の良い子と違う班になったから。今の班では、私は仲間外れな気持ちになる。こんな気持ちのまま行きたくない。」
「僕、修学旅行に行くと思うと、不安になる。他の子は、かっこいいバッグとか、オシャレな洋服とか持ってくるだろうから。自分はそういうの持ってないから、バカにされそうで怖い。あいつ変なの着てるとか思われたら悔しい。悔しかったり、嫌な気分になると思うと、行きたくない。」
「オレ、修学旅行に行っても一人だから。みんなは、仲間や友達と一緒で楽しそうにしてる。そういうの見ると、俺には無いって思って、気分が重たくなる。悲しくなる。修学旅行中、俺はひとりだってずっと感じるのが嫌だ。行きたくない。行くのがちょっと怖い。」

このように、自分から出てくる素直な気持ちをそのまま口にしてみましょう。

素直な心の表現は、相手の心にも届きやすく、理解されやすくなります。

それになにより、自分の感情や気持ちを、自分自身が知ることが出来ます。

私の友人A君は、高校生の頃、修学旅行には行かないと親に話して、そして反対されていました。

「どうして反対されると分かっているのに正直に話したの?」と聞いてみたら、

「どうせバレる事だから。」と言っていました。

そして彼は親から文句を言われつつも、結局行きませんでした。

行かないと決めた彼の意思は真っすぐでした。

彼は、親や世間にどう見られるか気にするよりも、自分の気持ちを大切にする人でした。

そんな彼を見て、自分の意思を通してもいいんだ、と気づかされました。

結局、自分に出来ることは、自分が決めた意思があるならそれを伝えるだけ。

親をどうこうしたくても出来ないものです。

そして親も、子どもが本気で決めた事なら、どうにもできない事を知ります。

もしまだ親が権力を振りかざしたり、子どもをコントロールしようとしても、それは一生続けることは出来ません。

子どもには子どもの意思と自由がある。

いつかは親もそう気づきます。

自分が自分として生きることを決めることで、親のコントロールからの支配も終わります。

そのためにも、自分は何者か、どんなことを感じて、どう考えるのか、それを知ってください。

修学旅行にどうしても行きたくない!先生への言い訳は?反対された時の説得方法は?

親に話す例で書いたように、先生にも自分の本音を言います。

親よりも客観的に子どもの事を見れる分、共感してくれるかもしれません。

ただ、たとえ共感してくれたとしても、先生は先生としての仕事があるので、行かなくていいよとは言えません。

最後まで行った方がいいよと説得するのが先生の役割ですが、説得の回数を減らしたり、あまり言われないようになる方法があります。

それは、親を味方につける事です。

私のクラスメイトで、受験勉強をするために修学旅行に行かないという選択をしたBさんがいました。

Bさんは、家族もその考えに賛成していたので、先生から話はあっても、強引に説得されることはありませんでした。

「勉強に集中したいので、修学旅行は欠席しようと思います。親も了承済です。」

「修学旅行は行かないと親と話し合いました。」

親も了解しているというのがここでのポイントです。

親が賛成していない場合は、

「修学旅行に行きたくないと、今親を説得中です。」

と伝えておくのもいいですね。

親が賛成している、またはするかもしれないと思うと、先生は家庭の意見を尊重せざるをえません。

「家庭でよく話し合われてください」と言って、結果をゆだねられるでしょう。

本当に休むことが得策?修学旅行を休んだ場合は費用はどうなる?

修学旅行費は安くはありません。

中学校の全国平均が62,000円ほど。

高等学校はだいたい10万円前後です。(私立はもっと高い場合があります。)

修学旅行費は年に数回に分けて納めたり、積立金として月々積み立てるところがあります。

また、積立金とは別に、現地で使う分のお小遣い、バッグや服、小物代も場合によっては必要になります。

欠席した場合は、修学旅行費から旅行会社にすでに支払われている分は返金がありません。

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