ようやく就職したものの、毎日の残業に満員電車、うまくできない仕事に怒られ、日々疲れてしまい、転職したい。
しかし、まだ親には報告していない・・・。
有名な企業であれば、両親も喜んでいたことでしょう。
そんな親に転職したいということをなかなか伝えられない人は多いのではないでしょうか?
あなたが仕事を辞めたいと思っているならば、1年目だろうが、2年目だろうが仕事を辞めていいのです。
仕事を辞めること自体は、悪いことではありません。
しかし、就職を喜んでくれた親に会社を辞めることを伝えるのは気が進みませんよね。
今回、両親への転職の意思の伝え方を考えてみました。
どうして伝えられないのか
- 親に怒られるのが怖い
- 親を悲しませたくない
- 親に心配をかけたくない
- 恩を仇で返すような真似はできない
- 親との関係が悪化してしまう可能性がある
- 自分の考えをきちんと伝えられるかどうかがわからない
- 辞めた後のことが自分でも分からないからなど様々な気持ちがあると思います。
あなたが親に仕事を辞めたいことを言えないのは、
と親が反対するのが目に見えているからではないでしょうか?
親が転職に反対する最大の理由は「不安」です。
あなたが会社を辞めて「この先食べていけるのか、将来のことを考えているのか」など、親は、あなたに幸せな人生を送ってほしいからこそ、あなたの将来、これからの事を心配して不安に思ってしまうのです。
「一生懸命就職活動をしてようやく会社に入ったと思ったのに、何を考えているんだ?」と親としては当然の感情でしょう。
ただ気付いてもらいたいのは、転職や退職自体がいけないのではなく
が不安のポイントだという事です。
普通なら結果的に転職なり就職が出来て生活できていれば問題ないとする家庭の方が多いでしょう。
親にどうやって伝える?何という?
親が知りたいことは
- 仕事が見つかるまでの生活はどうするのか?
- ちょっとした不満を理由に辞めるのではないか?
- そもそも新しい仕事は見つけられるのか?
- 転職先の業界・会社は将来性があるのか?
ということだと思います。
こういった質問に答えられないと、一時の感情で辞めたいと言っていると思われやすいので予め回答を用意しておく必要があります。
逆にこれらの質問に明確に返答出来るなら、親に転職を切り出してもそこまで反対されないでしょう。
その答えとして
- 仕事が見つからなくても失業保険で生活費はしばらくは賄える
- 新しい仕事は在職中から既に探している
- 転職希望の業界や企業についても調査しているということを伝えましょう。
「残業が多く、精神的に限界。」という場合もあると思います。
その場合は、仕事の辛さを訴えてみるという方法もあります。
いきなり辞めたいと親に言うのではなく、仕事の辛い状況を親に少しずつ時間をかけて伝えていくという作戦です。
仕事が辛く、精神的にも肉体的にも参っているということをそれとなく何度も話しておくのです。
あなたの現状をある程度把握しておけば、「辞めるのも仕方ないのかも」と理解してくれるかもしれません。
辛く苦しい状況を事細かに話せば、「そんな会社辞めたら」と親の方から提案してくるかもしれません。
新しい仕事に関しても辞めてから探すのではなく、出来れば在職中から探して、次を考えている事が伝われば、親も安心することが出来るでしょう。
幸せの形とは?
あなたの考えと親の考えは違って当たり前です。
親世代の価値観は、「終身雇用」が当たり前の時代でした。
高度経済成長期の右肩上がりの時代に働いていたので、転職は一般的ではありませんでした。
しかし時代が変わり、非正規社員も増えてくる中で、転職する人の数も多くなってきたのです。
1つの会社で一生勤め続けるという価値観は既に崩れています。
今の時代は、とても転職しやすい時代だと言えます。
インターネットの発達によって転職活動をする基盤が整い、企業も積極的に転職者を雇い入れています。
もちろん転職にはしっかりとした準備が必要ですが、仕事を辞めたからといって、「次の仕事が見つからない!」ということはありません。
親の古い価値観に従って自身の気持ちを殺すようなことはやめましょう。
働くのはあなたなのですから、あなた自身の気持ちが一番大事なのです。
人生100年時代。
死ぬまで働く時代に突入します。
自分の好きなことを仕事にできたら最高ですよね。
入職1年で転職するのは悪いこと?
辞めたいとは考えているけれど、「せっかく入った会社を辞めてしまうなんてもったいない」と周りに言われると「本当に辞めていいのだろうか…。まだ入社したばかりだしな~」とあなた自身も不安になっているかもしれません。
悪いことではないけれど、日本では「石の上にも3年」とあるように「まずは3年働いたら?」と言われることが多いです。
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