子供の頃からスポーツに親しむと、体力作りは勿論、仲間との連携だったり将来に渡っての趣味になったりと、メリットは多くありますよね。
中でも少年野球は昔から大人気のスポーツと言えるでしょう。
と同時に、昨今指導者とのトラブルも多く聞かれるようになりました。
子供同士のトラブルならば、人生経験の一部と捉えることができますが、相手が大人となると賠償問題になりかねません。
ここでは、少年野球においての指導者とのトラブル事例、解決事例、指導者変更ができるか?、少年野球の指導者資格の内容に至るまで具体的な事例を含めて解説していきます。
せっかく出会った少年野球仲間と楽しく練習できる環境作りを目指しましょう。
少年野球で指導者とトラブルに!どんな事例がある?
指導者によるパワハラ(理不尽に怒られる、暴言、体罰)
2年前に全国制覇の強豪チームでパワハラが発覚しました。
動画投稿された内容は、「おい、しっかり野球やれよ」、「オロオロオロオロやってよー」、「もっとしっかりタッチせぇよ」と指導者が関西弁で暴言を吐いた後、小学生が平手打ちされて吹っ飛ぶといったものです。
保護者が撮影したもので、動画がネット投稿されたことで波紋を呼びました。
指導者の経験がある知り合いと話したところ、この少年野球の世界には指導を監視する機関は存在せず、常識のない指導者はやりたい放題になっている、という現実があるようです。
対策としては、スポーツ連盟や所属する野球協会宛てに相談する、というところですが、任意団体なので処分や指導といったものは望めないだろう、との回答でした。
ただ、「相談をする」という話をすることで、自分の悪評になるわけですから、これを恐れない指導者はいないのではないでしょうか。
何も動かずにいるよりは、効果があるでしょう。
「うちの子だけレギュラーになれない」親の気持ち
これは、親なら誰にでも起こりうる感情ではないでしょうか。
その気持ちに関しては、押し殺さず正直な感情でよいのです。
あとは切り替えて、「1試合中1打席出れたら運があった」と思い、子供の役割を応援する、というのはどうでしょう。
その子供にもよりますが、試合に出れないことを悲観する子もいれば、そうでない子もいます。
子供は親以上に自分の役割を自覚していますよ。
そして、野球を好きな気持ちは平等です。
ならば、その野球を好きな気持ちを応援してあげましょう。
親の感情を子供に押し付けないことが大事です。
少年野球での指導者とのトラブル!解決方法は?事案別にご紹介!
[ケース1]指導者の「勝ちたい、強くしてあげたい」という気持が強くなってしまう場合
これは指導者にオンとオフを徹底することを求めてみましょう。
練習するグラウンドでは、子供達が理解していれば多少厳しくても構わないのです。
ミスを続けても「いいよ、大丈夫」では、少年野球に入れる意味はないのではないでしょうか。
そして、大事なのはその後に「指導者のオフの姿」を見せることです。
グラウンドとは違って冗談や笑顔によってコミュニケーションをはかります。
指導者自身も、グラウンドで言いすぎたな、伝わりにくかったかな、と思うことがあればここで挽回できるのです。
ただ、ここはあくまでもオフの時間、ということを指導者は忘れないことです。
これがうまくできる指導者に、子供達はついてきます。
子供達と指導者とのオフの時間をつくること、これが親ができる指導者への関わり方です。
[ケース2]自分の子だけレギュラーになれない場合
子供が野球が好きで、練習に行くのが嫌になった、というわけでなければ、静観するのが親としてはベストな対応です。
上でも少し述べましたが、子供達は親が思う以上に「自分の役割」を理解しています。
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