小学生の子供が片付けないからイライラ!自発的に片付けさせるには?

子供部屋

小学生の子供がいるママの悩み。

それは『子供が片付けない』!

子供が片付けないことで、イライラした経験を持つママは多いですよね。

「うちの子は片付けバッチリよ~」なんて、聞いたことないくらいです。

ここでは、子供が片付けない理由や、片付けることのメリットなどをまとめました。

オススメお片付けアイテムも紹介しています。

お子さんと一緒に気持ちいい空間が作れるよう、参考にしてくださいね。

小学生の子供が片付けないからイライラ!

イライラした顔のハート

小学生の子供が片付けなくてイライラする!

そんな気持ちを持ったママは多いですよね。

『小学生あるある』でも上位にランクインします。

ここではなぜ小学生は片付けができないのか、理由や環境についてまとめました。

子供は親の鏡・・・、私のせいかな?なんて思うママもいるでしょう。

また、片付けない子供になぜママはイライラするのか?というママサイドについても触れています。

なぜ子供は片付けができないか

1.『片付ける』ことにメリットを感じていない

なぜ片付けないか、それは子供が困っていないから。

逆に、ママがなぜ片付けをしたいかを考えてみましょう。

それは

  • 片付いていると自分が気持ちいいから

(モデルルームのような部屋に憧れを持つ人は多いですよね)

  • 衛生的だから

(主婦として、菌やカビを避けたい気持ちがあります)

  • 片付いていないところを人に見られると恥ずかしいから

(自分がそんなこともできないと思われるのが嫌)

といった理由がひそんでいます。

でも、子供はそんな動機を持っているでしょうか?

持っていませんよね。

いろんな物が散乱している床でも平気。

衛生なんて気にしたこともない。

自分が気にならないんだから人が見ても全然平気。

2.片付け方を教わっていない

生まれついての本能に『片付け方』はインプットされていません。

ですから、勉強と同じように『片付ける方法』を子供は後から教わるしかありません。

例えば、園児の頃はどうでしょうか。

おもちゃ遊びが終わったら、大きな箱に全部入れて「おかたづけできたね」と終わるシーンをよく見ます。

幼稚園、保育園でも保育室では大きな収納ボックスにおもちゃが入っていますよね。

この時点で、子供の頭の中では「お片付け=大きな箱に投げ入れる」と教わっていることになります。

そしてその知識のまま、小学生へ。

「お片付けして!」というママの言葉に子供は「箱へつっこむんだな」と思うんです。

それ以上の高度な片付け方はできなくて当然です。

なぜなら、これまでそうしてきたからです。

3.ママの片付け方を真似している

『服をどうしてそんなに雑に放り込むの?』

『なおすべきところにどうして入れないの?』

疑問という形の怒りを、子供に抱いたことのあるママは多いことでしょう。

でも、ちょっと待って。

同じようなことをママもやっていませんか?

子供はママの仕草ややり方を真似する能力があります。

急なお客さんが来るとき、とりあえず片付けたいとき、どうしていますか?

その問いに、「そういえばクローゼットにひとまず押し込んでいるわ・・・」と答えるママがいました。

その家では、子供はやはり同じような片付け方をしています。

子供はママの片付けを見ています。

そして、片付けに対する姿勢を学んでいるのです。

なぜママはイライラするのか

ママが「部屋はきれいに保つもの」という考えを持っているからです。

それは正しいこと。

でも子供はその考えを持っていないというだけの話です。

だから単発的に「言われたらそのときはする」けど、次の日は無理。

「床のものひろって!」っていったら例えば靴下は片付けるけど、その横にある服は目に入らない。

ママと子供の『部屋はこうあるべき』という感覚が違うため、イライラが生まれます。

やりっぱなし・出しっぱなしは仕方ない?それとも病気?

おもちゃを持つ母親の人形

じゃあ片付け方を教えよう、片付ける意味をおしえよう、となりますよね。

実際、それで片付けに対する姿勢が変わる子供がいます。

ママとしては嬉しい限り。

でも、

  • 日が経つとできなくなる
  • そもそも何を言ってもやっぱり片付けません!

というケースもとても多いもの。

何度も何度も繰り返して、ちょっとずつできることも出てきたかなぁ、というパターンがほとんどです。

言っても言ってもできない子供に、異星人を見るような気持ちになるママも多いはず。

ほとんどのママは「こういう性格なんだよな・・・産んだの私だわな・・・」と広い気持ちで受け入れる(ざるをえない)ことでしょう。

子供は興味の対象が次に移ると、それまでの対象のことは忘れてしまいます。

これは子供が成長の途中にあって、いろんなものに興味を持つことの裏返し。

結局「仕方ないか・・・」になるのはママの健全な反応です。

また小学生といっても、昼は外の世界(=学校)でいろんな波にもまれてがんばる時間を過ごしています。

家で「ダルダル、ゆるゆる」になるのは健全な反応とも言えます。

毎回もとの場所に戻すのも難しいかも!?と思えるなら許してあげましょう。

もちろん、許せないラインがあるならそれは伝えましょうね。

ママがストレスフルになると、結局犠牲になるのは子供です。

でも、あまりにも自分の感覚と離れている点が多いとどうでしょう。

「もしかして発達障害の可能性も?」

と思うママもいるかもしれません。

発達障害についてはここでは深くは触れません。

ですが、発達障害の特徴には「片付けができない」という例も。

発達障害は発達において『本人独自のパターン』を持っているということ。

その子に合った環境や手段を用意することで、本人の生きやすさに繋がります。

片付けが不得意だけでなく、気になる行動や表現があれば、先生や市の相談機関と話をすることも考えましょう。

自発的に片付けをするために親がすることは?

並んだミニカー

一番大事なのは動機

何においても、行動を決めるのは動機です。

『片付けるとイイコトがあるから片付けよう』、そうなれば最高。

でも動機といっても、「片付いた家が気持ちいい」なんて自然に思う子供は少ないもの。

だって自分は困ってなくて、親の都合が多分に入っているんですから。

でも、なんで片付けが必要か?という意識合わせはしておきたいもの。

  • 欲しいものがすぐ見つかり使える
  • 物がなくならない
  • 物が腐って臭くなるのが嫌(お菓子などがはまりこんでると悲劇ですよね)
  • 作業スペースがすぐ確保できる

片付けをする理由はちゃんとあります。

そして成長するにつれて勉強、クラブや仕事などのシーンで必要になってきますよね。

今は子供に響かなくても、言葉にして伝えることは大切です。

頭のどこかに残っていればいいやという気持ちで伝えていきましょう。

片付け方を具体的に共有する

『ちらかっているものをちゃんとして!』という声かけだけで片付けをしてという意味を伝えていませんか?

『ちゃんとして!』の言葉の中に込めたママの意味は例えばこんな感じ。

「落ちているレゴをレゴの箱に入れて、棚になおして。

ランドセルからはみ出しているプリントのうち保護者向けはリビングテーブルに出して。

脱いだ靴下は洗濯カゴに入れて。

玄関の靴は並べてつま先は外に向ける。」

本当にそんなに伝わりますか?

子供の受け止め方はこんなもの。

「ちゃんと・・・ちゃんとね。でも何かな?あ、この靴下?(終了)」

これでも、靴下だけ目に止まっただけ優秀な方。

うちの子は目の前にあっても気づかないことも多々・・・。

『何をどうするか』をしっかり言葉にしてあげましょう。

モノの住所を決めてあげる!

大人でも片付けの下手な人がいます。

それは下手なまま大人になったから。

その手の人はだいたい、『片付けるべき場所』を作れていないものです。

子供にとっても「かたづけて」と言われても、格納する場所がなければ無理難題。

ここはママがまず一緒に子供が使える場所に格納スペースを作ってあげましょう。

そうすれば、床にモノが散乱した場合も「おうちに帰らせてあげてよ」と声かけできますね。

声をかけても出しっぱなしのものはとりあえずゴミ袋に回収&保存

動機が必要という話に似ています。

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