お子さんを授かってから、誰でもいろいろ悩みながら育てられているかと思います。
今までは子ども自身について、もしくは家族間でのシチュエーションにおいて試行錯誤されてきたと思いますが、小学生になり、友達の繋がりが深まると、子ども同士のトラブルが起きてしまうこともあります。
今までは自分が見える範囲にとどまっていたので解決もしやすかったと思いますが、学校など、自分の目が届かないところでトラブルが発生してしまったらどう対処すべきか?
さらに、トラブルの原因は自分の子どもにあり加害者になってしまった!なんてことも…。
今回はそんな子どものトラブル、トラブルを起こしてしまう子どもの気持ちと、その解決策についてご紹介します。
小学生低学年の子供が友達とトラブルに!
友達との約束を忘れて他の友達と遊んでしまい、怒らせてしまった…。
友だちとの遊ぶ約束も初めての経験。初めからうまくいかず、ついつい忘れて他の友だちと遊んでいるところを見つかり怒らせてしまった!
全く悪気はないだけに、どちらもかわいそうですね…。
つまらない事から酷いことを言ってしまい傷つけてしまった…。
仲良くなると最初は少しずつ自分を出していても、エキサイトしてテンションが上がってきますよね。
そんな中で思い通りにいかないことがあると、つい上がったテンションもあり酷いことを言ってしまい友だちを泣かせてしまった。
遊んでいるうちに過激になり怪我をさせてしまった…。
男の子同士は特にもみくちゃになりながら遊んでエキサイトするものです。
そんな中、どちらが悪いわけでもなく、たまたま鼻にぶつかって鼻血が出てしまった、目に指が入ってしまった、など故意ではないものの、怪我をさせてしまうことがあります。
友だちのもので遊んでいて壊してしまった…。
壊すつもりはなかったのに、ついつい夢中で遊んでいるうちに借りたおもちゃを壊してしまったなんてことも…こちらも男の子の方が多いかもしれませんね。
気の合う子が決まってきて仲間外れをしてしまった…。
男の子は大人数で遊ぶのが得意。その反面、女の子は本当に仲のいい友達といつも一緒にいる傾向があります。深い仲の子同士も、少しずつちょっとしたすれ違いなどで仲間外れに繋がってしまう事があります。
こちらは内面的な問題もあるので、厄介な状況になる恐れもあります。
自分の子供がトラブルの原因・加害者だと判明!
“まさか!自分の子が!?” 誰もがそう思います。
トラブルが起きた時、そもそもどのように状況を把握するのでしょうか?
自分の子供から聞く。
お子さんが正直に「今日こんな事があって友だちを泣かせちゃった…。」などと自ら話してくれるパターン。
子どもながらに罪悪感を感じて、自分からそれを教えてくれるのは良いことです。そこについては「よくちゃんといったね」と言ってあげましょう。
学校の先生から聞く。
ちょっとしたことでは連絡が来るようなことはないかと思いますが、先生の判断基準に達した場合は、学校から連絡が来て発覚!なんてことも。
先生が動くのであればそれなりの出来事なので、相手の親御さんへの対応も必要となってくるでしょう。
相手の親から連絡が来て発覚!
「〇〇ちゃんからもう遊ばないって言われたって、ご飯も食べないで泣いていて…」など、お友達の親が子どもの様子に気付き発覚。
謝罪を行う必要がありますが、この時点では、あちらのお子さんの言い分しか把握できていないので、まずはお子さんに状況を聞いて確認しましょう。
※必ず自身のお子さんからのお話は、ゆっくりしっかり聞いてあげましょう。泣いてなかなか話せないかもしれませんが、イライラを見せてはいけません。また、実際の状況はお子さんが加害者ではなかった場合、深く傷ついてしまいます。
お子さんのお話はしっかり聞いてあげましょう!
親として被害者に行うことは?
状況を確認し、お子さんの過ちが発覚した場合、親御さんはどうするべきでしょう?
まずは、相手の親御さんへ謝罪を行いましょう。早ければ早い方が望ましいです。メールやLINEなどではなく、電話するか訪問する方が望ましいです。
相手の親への謝罪方法は?
では実際どのような形で謝罪を行うべきでしょうか。
状況によって取るべき行動が異なるので、起きたトラブルの深刻さによって判断しましょう。また、シチュエーションにより取るべき行動は変化しますが、初動が肝心です!
今後の子ども同士の関係、親同士の関係、問題の解決に深く関係してしまうので、しっかりと、迅速に、適切な行動を選び対応しましょう。
軽度トラブルの場合(ちょっとしたおもちゃを壊してしまった、など)
自分のお子さんから聞いた場合は、お電話して状況の説明をし謝罪を行いましょう。お相手から電話が来た場合は電話で謝罪を行った上で、改めてお伺いするのが適切です。
「本来ならばこちらから報告し謝罪すべきものを…」この姿勢が伝わるようお伝えするのが望ましいです。
壊したものがあれば、弁償を行う意思もお伝えしましょう。
中度トラブルの場合(ちょっとした怪我をさせてしまった、など)
電話するのはダメではありませんが、すぐにお伺いするべきです。
やってしまった事を謝罪するのももちろんですが、怪我の状況、お子さんの状況を心配している姿勢、その上での謝罪の姿勢を見せることが重要です。
重度トラブルの場合(それなりの怪我をさせてしまった、ショックでもう学校へ行きたくないと言っている、など)
このような重度の事例の場合は、これまでのような親同士の交流の中での謝罪というより、社会的な謝罪対応というレベルになってきます。
謝罪も可能な限り、ご夫婦でお伺いすることにより、一家の問題として捉えている姿勢が伝わります。
事態が深刻な場合は、正装の方が望ましいでしょう。あまり派手目の色使いや極端な柄物は避け、対応に支障のない服装にしましょう。黒やグレーが当たり障りないチョイスでしょう。
学校の正装を必要とする行事などもありますし、1着は突発的に必要となった場合にも使えるようにしておくのをお勧めします。
以下:参照リンク
また、手ぶらでお伺いするよりも、相手のお子さんが好きそうなものを手土産にお伺いすることも望ましいです。
お子さんを謝罪の場に連れて行くのは基本的に必要なことです。お子さんがお子さんへ謝ることが一番大切なことですからね。
常に反対の立場であれば、どのような対応が最適なのかを考え行動しましょう。
大切なのでもう一度言いますが、しっかりと、迅速に、適切な行動を行いましょう。
※例外として、お相手の親が社会的・倫理的に問題のある怒り方をしているような場合は注意が必要です。その際は親同士での謝罪を終えて可能なのであれば、お子さんの謝罪の機会を了承頂き、連れてきてあげましょう。加害者になってしまったとはいえ、自身のお子さんが取り返しのつかない心のダメージを受けることは避けてください。
そもそも子供がトラブルを引き起こしてしまう理由は?何かのサイン?
はしゃいでいる時の怪我とは違い、お子さんがお友達に対し手を上げる、傷つけるような暴言を言う、仲間外れのような行動をとる、と言った場合は、何かのサインと考えられます。
心理的不安定さがあるために、自身の感情を優先することで他者を傷つける。
そんな原因の心当たりはありませんか?
- 家の雰囲気がイライラしていたり、ため息ばかりになっている。
- 子どもが言っても聞かない場合、疲れて無視するような態度を取る。
- 家族間のコミュニケーションがうまくいってない。
- 子どもに対して言い聞かす時間にばかり時間を割き、子どもの声に耳を傾けない。
- 子どもが精神的に何を欲しているか、考えていなかった。
家族間のコミュニケーションがうまく取れていない場合など、子どもに心理的不安があれば、友達との交流にも影響が出てきます。
好きな友達が他の子と仲良くしている時に、「自分も一緒に」ではなく独占的な気持ちが出てしまい、トラブルに繋がってしまうこともあるのです。
自分の子どもにかける言葉は?
自分の子どもに対して何を伝えるべきなのか?
まだ年齢的にも難しい言葉では伝わりません。わかりやすく教えてあげましょう。
かんたんに言うのであればこの言葉がおすすめです。
おすすめな理由…それは何よりも親御さんがそれを体現する事が大切だからです。
「相手の気持ちを考えた思いやりのある姿」見せてあげれていますか?そのような年齢のお子さんにとって、ご両親は「正義の象徴」です。
大袈裟な言い方ではありますが、無垢なお子さんにとってはそのくらい絶対的な存在なのです。そんな存在の親御さんが使う言葉、態度、表情、子どもたちは見ています。
“つまり親の言動は間違えているわけがない“のです。
“気の抜けた時に何気なく言った一言”が、お子さんの胸に色んな意味で刺さってしまうこともあります。
間違えた時には、間違えを伝え謝る姿もお子さんにとっては大切です。
まだ小さいお子さんだからといって、一方的に伝えるのではなく本人の言葉も上手に聞いてあげてくださいね。
まとめ
小学生低学年の子供が友達とトラブルに!
- お子さんの年齢によって起こりうるトラブルを認識しておきましょう。
自分の子供がトラブルの原因・加害者だと判明!
- お子さんから、先生から、親御さんからトラブルの発生を知らされます。(必ずお子さん自身からのお話は確認しましょう)
親として被害者へ行うことは?
- 被害者の方への謝罪対応は必ず行いましょう。
相手の親への謝罪方法は?
- トラブルの度合いに合わせ、しっかりと、迅速に、適切な対応を行いましょう。
そもそも子供がトラブルを引き起こしてしまう理由は?
- 何かのサイン?
- お子さんの心に耳を傾けましょう。
- お子さんのお手本となる姿を見せる生活を送りましょう。
自分の子どもにかける言葉は?
- 「どんな時も相手の気持ちを考える」大切さを教え、親御さん自身がそれを体現した姿を見せてあげましょう。そうすることで家庭の雰囲気も温かいものになるはずです。
お子さんを育てていくうえで、日頃から悩んだり試行錯誤、相談をしながら大切に育てられているかと思います。それでも何かトラブルが起きてしまった時、慌てずしっかり必要な行動を行いましょう。
相手のお子さん、自身のお子さんにとってトラブル解決は大切なこと。つまりトラブルの解決は子どもたちのために行うという事です。
みんなで笑顔の生活を送るためにも、万が一の時は適切な対応を行いましょう。
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