小学校に入学すると、いっきに友達の輪が広がります。
今まで外で活発に遊ぶタイプではなかったのに、いきなり子どもが「友達の家に遊びに行く約束をしてきた!」と言ってきて、驚くママも多いのではないでしょうか。
- 友達の家に遊びに行くときのルールはどうやって決めるの?
- 友達のママの連絡先を知らないときはどうするの?
- 手土産やお礼は必要?
- トラブルが起こったときの対処法は?
この記事は、このような疑問を解決できる内容になっています!
私も長男が小1の頃、いきなり友達と約束をしてきてビックリしました。しかも、聞いたことのない友達の名前で、「どうしたらいいの~!?」と大慌て。
先輩ママに連絡を取りまくって、質問攻めをした記憶があります。笑
長男はこの春から小学5年生。この約5年に、たくさんの経験をしました。
この記事には、50人以上のママ友達から意見を聞き、あらゆる経験からたどり着いたわが家の友達付き合いの方法をご紹介しています。
読み終えていただければ、小1の子どもがはじめて友達の家に一人で遊びに行くとき、ママとして知っておくことを理解できますよ!
小学生が友達の家に遊びに行く時に守らせるルールは?
小学生になり、友達も増えて行動範囲も広くなっていきますよね。そうすると、「友達のお家で遊びたい!」という話になるのは自然なこと。
「あー、友達と学校で仲良くしてるんだな」と親としても安心しますよね。
せっかくの機会、子どもの願いを叶えてあげましょう!!
安心して「行ってらっしゃい」と言えるよう、しっかりと家族でルールを決めておくことが大切です。
たとえば、わが家の場合
- 靴をそろえる
- 挨拶をする
- 帰る時間を守る
- お礼をしっかり言う
- 友達のママのいうことを聞く
- 物の交換を勝手にしない
- トイレなどを汚したら正直にいう
うちは男の子なので、特にトイレの使い方は心配していました。
「どうなったらこうなるの?」という汚れ方をするときありますよね。笑「やばい!」と思うのか、隠したりすることも・・・
すぐ対応しないと大変なので、「お友達のお家でも隠さず言おうね!」と念を推しています。
あとは、物の交換をよくするんです!友達の証なのでしょうか?でも、実はそれが大切なおもちゃの一部だったり、その子の兄弟のものだったり。
後から「困った!」という事態になることがあります。実際に、わが家の長男も、次男の物を勝手にあげちゃって。友達に「返してほしい」とも言えず、次男が怒って泣いて大変でした。
そうならないように、「交換するならしっかり許可をとってから!」と話しています。
子どもの性格や普段の行動をもとに、家族のルールを決めるとよいですよ!
これまた困るのが、友達のママの連絡先を知らない!という場合。友達のママの連絡先を知らないと、何かあった時に心配ですよね。
そんな時は、「コメントカードを子どもに持たせる」という方法がおすすめ。
カードに記入しておくことは
- 「お世話になっております」というご挨拶
- 「仲良くしていただいて嬉しい」というお礼
- 「何かあれば連絡くださいね」と添えて連絡先
こうしておくと、たいていのママはすぐに登録をして「今日はよろしくお願いします」と連絡をくださいますよ!
子どもを友達のお家まで送っていく場合は、直接ママにカードを渡して「連絡先を書いておきましたので、よかったら登録してくださいね」と添えています。
いつも以上の、とびっきりのスマイルを忘れずに!笑
「長々と手紙を書くほどでもないけど、しっかりと気持ちは伝えたい」というシーンはよくあるので、お家に可愛いカードを常備していくとよいですよ☆
コロナ禍の場合に遊びに行かせるときの注意点は?
コロナ禍の中、友達のお家に遊び行かせる場合は、いろいろ気をつかいますよね。いくら相手のママがOKと言っていても、エチケットは大切です!
遊びに行くときは、マスクの着用を絶対に忘れないようにしましょう。
持ち物
- 携帯用アルコール消毒
- ウェットティッシュ
- 個人のハンドタオル
- マスクの予備
こまめに手を洗うことは必須で、タオルの共有も避けたいところ。なので、わが家はタオルを持参させています!
- 「手を洗いたいので、洗面所を貸してくださいって言うんだよ」
- 「自分のタオルで手を拭くんだよ」
と口酸っぱく伝えています。
後から聞いたのですが、「ママが怒るから自分のタオルで拭きます」と言っていたそう(苦笑)
でも、約束は守っていたのでヨシとしよう・・・
家庭によって、感染防止対策の取り組み方は様々です。
「みんなで回し飲みもヘッチャラ~」というご家庭もあれば、「そんなに神経質にならなくても…」と徹底ぶりに驚くご家庭もあります。
大切なことは
「コロナのことを気にしてるよ!」という心づかいが伝わること!!
自分の子どもだけでなく、その場にいる全員を守ることにつながります。できる対策はしっかりする!が最低限のマナーだと覚えておきましょう。
お友達の家に行くときはお土産は必要?お礼は?
放課後や休みの日に少し遊びに行く程度なら、たいそうな手土産はいりません。相手のプレッシャーになり、誘いにくいと思われかねません。
スーパーやコンビニに売っているお菓子で十分です!
コロナ禍だということを考慮し、個包されているファミリーパックが無難ですよ。余ったら保管できるということも、招く側の立場を考えたら、ありがたいポイントですしね。
例外として、イベント要素が強いときは、はじめに手土産を渡すことをおすすめします。
実際にあった例をあげると・・・
- 遊びの延長で、ご飯もいただくことが決まっている
- BBQに子どもだけ混ぜておらう
- 一緒に遠くの公園へ連れて行ってもらう
- タコ焼きなどパーティに参加させてもらう
- 一緒にプールに連れて行ってもらう
などがありました。
私個人は、準備や後片付けが大変だったり、食事を挟んだりする場合には、感謝の気持ちをこめてお渡しするようにしています。
手土産は、家族構成を考えて、子ども中心で選ぶとよいでしょう。内容は、食べ物が断然に喜ばれますよ!
「子どもが好きそうなもの」という観点で探してみてくださいね。
実際にわが家が用意したもの、頂いたものをご紹介しておきますね。参考になると幸いです。
手土産の一例
男の子の場合
駄菓子 詰め合わせ セット 30種 50個入
男の子は、可愛さやオシャレさより、量!インパクト!笑
お菓子の山に「おぉー!」と盛り上がります。かしこまりすぎず、余ったら配ったりできるので、ママにも好評ですよ☆
女の子の場合
カリーノ アニマルドーナッツ ギフトセット
遠くの公園に一緒に連れて行ってもらうとき、これをお渡ししました。個包になっていて持ち運びしやすく、可愛いー!と評判でしたよ。
イベントでその場で食べてもらう場合
フェイスマカロン
個数は少ないですが、イベントで盛り上がること間違いなしですよ!
実際にママから頂いたことがあるんです。「お菓子なんだけど、食後に食べてね。絶対にみんなで”せーの”で開けて!」と言われていて。笑
子どもたちの顔が並んでいて、30分くらい爆笑だったんです!!
見たことのないくらいの笑顔の写真も撮れて、記憶にも残って、最高でした!!
手土産とは別に、お礼も必要?
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
結論からいうと、普段の遊びで、何かお菓子(スーパーで買うような)を持たせていれば、お礼は必要ありません。
「今日はありがとうございました」というお礼のメールで十分です。
結果的にどこかに連れて行ってもらった、という場合も、その日はお礼のメールで問題ありません。「今度はわが家に遊びに来てね!」という一言を添えるようにしましょう!
ずっとずっと続く友達の関係。重くなりすぎないということが大切ですよ!
是非とも、次は同じように友達を招いて、楽しい時間を過ごしましょう。持ちつ持たれつの関係でいたいですしね!!
何度も何度もお邪魔しているようであれば、気持ち程度のプチギフトを渡すのも良いでしょう。
例えば、こういうものですね!
リトル・スター プチ(ハートクッキー)
ご兄弟がいる場合は、子どもの人数分渡すようにしましょう。幼児の子がいる場合、チョコレートはNGなご家庭も多いので、避けた方が無難です。
メッセージシール付ブルックリンバウム
このようにシールを選べると、より気持ちが伝わりやすいですよね!個人的に、こういう小さな心づかいが、すっごく嬉しいです。
ハッピーメリークッキー
クリスマスやハロウィンといった季節のイベントに合わせると、「いつもありがとう!」と渡しやすいし、もらう方も受けとりやすいですよ!
子どもも、イベントの季節の楽しさを味わえて大喜びです。
友達の家に行った子供がケンカやおもちゃを壊してしまった!
お友だちと遊んでいると、大なり小なり、トラブルは付き物です。
よくあるトラブルといえば
- ケンカ
- おもちゃを壊した
- 家のものを汚した
というものが挙げられます。
どのように対応しているか、わが家の場合をご紹介します。
50人以上のママ(20代~40代)と「どう対応したらよいか」という議論を交わし、たどり着いた方法です!
ケンカの場合
- 子どもの言い分をしっかり最後まで聞く
- 友達のママに連絡をとり、相手の言い分を確認する
- 親同士で、まずは状況を整理する
- 各々の家庭で話す(なぜケンカになってしまったか、どうすれば良かったか、自分は本当に何も悪くないのか…など)
このように話していくと、最後は両方の家庭で子どもが「謝りたい」と言うんですよね。小1のケンカは、どっちもどっち、のパターンがほとんどなんです。
子どもと話すときは、「しっかり最後まで聞く!」というのがポイント。
途中で「でもね」と大人の意見も言ってしまうと、「話を聞いてくれない!」と余計に感情的になったり、親に何も話さないようになってしまいます。
たいてい、話を聞いてあげることで気持ちが落ち着き、反省モードに入ってくれることが多いですよ。
各々の子どもの気持ちに整理がついたら、ママどうしでタイミングを合わせ、「ごめんね」を言い合う機会を作ってあげます。
「ごめんね」を言いたいけど言えない、という状況が続くと、子どもはずっと気になってツライ状態なんです。
私自身も小1のときに友達と大ゲンカをした記憶は、30年経った今でもハッキリと覚えています。それくらい、子どもにとってケンカは、大きな大きな出来事だということを忘れてはいけません。
自分の子どもが泣かされて、ママは腹がたつこともあるかもしれません。でも、子どもはこうやって成長していき、友達との仲を深めていきます。
その成長過程だということを双方のママが理解し、見守る姿勢を共有しましょう!
「ごめんね」を言い合えたら、子どもは今まで以上に仲良くなっていますよ☆
おもちゃを壊した場合
おもちゃを壊してしまったら、ママとしては青ざめますよね・・・こちらも、わが家の場合をご紹介しますね。
実際に息子が友達のおもちゃを壊してしまったとき、10人ほどの先輩ママに相談をして、基本的に次のような対応方法をとるようになりました。
即日に謝罪!
明らかにわが子が悪いとわかっている状況なら、即日謝罪に行きます。お相手の家まで行って、親だけでなく、直接友達にも謝罪。
親が買ったものだけど、所有者は子どもです。もしかしたら、宝物だったかもしれません。子どもに対しても、誠心誠意謝罪します!
次に、壊してしまったものを弁償するかどうか。
お菓子などを渡して、「ごめんね」と伝えます。
反対の立場になったとき、安いおもちゃなのに、いろいろしてもらうと逆に申し訳なくなってしまう…という意見が多かったです。
古いものだったり、特に気に入っているものではなかった場合もありますよね。そういうとき、実は同じものは不要だと思っていることもありえます。
私の姉が同じ状況になり、同じものを弁償すると提案したところ、頑なに断られたそうです。理由は「ものが壊れたら、また買えばいい」という思考に子どもがなると困るから。だったそうです。
家庭によって教育方針も違うし、難しいですよね。極論をいえば、気持ちが大事!ということに尽きます。
謝罪の気持ちが伝わるように、誠意をもって対応すれば、状況はきっと好転しますよ!
家のものを汚してしまった場合
ものによっては、弁償するとなると金額が大きくなることもありますよね。これはわが家も実際に経験があります。
息子が、新築の友人宅で、カーペットにぶどうジュースをこぼしてしまったんです。
まっさらの、真っ白なカーペットに・・・
そのときは、自賠責保険を使って弁償しました!
人のものやお店のものを壊してしまったときのために、保険に入っていたのです。なんせ、やんちゃな男の子ですから・・・
「保険がおりるから実費で買うわけじゃないの。だから弁償させてほしい!」と申し出ました。金額が大きくなる場合は、保険を使って弁償する方が、お互いの気持ちもラクだなと感じましたよ。
ちなみに、わが家が加入しているのは、COOP保険。

息子がケガ・病気の保険「たすけあい月1000円」のコースに加入していて、その保険に「月+140円」だけ個人賠償責任保険をつけることができます。
この「たった140円」で、同居家族全員がこの保障を受けることができ、例えばママが友達の家の花瓶を割ったときでも、保険で対応できるんです!
今まで
- 子どもが友人宅のカーペットを汚して弁償した
- 子どもが実家の布団に嘔吐して弁償した
- 子どもが友人宅のパソコンの液晶を割って修理した
- ママが友人宅の食器を割って弁償した
など、たくさんお世話になっています。
実費だと「弁償してよ!」とは相手に言い出しにくいことが多いと思います。交友関係をうまく築くためにも、入ってて良かったです。
また、息子はサッカーをしているので、ケガ・病気の保険も入っていて安心です。

先日、試合で捻挫をして、整骨院に6回通ったんです。子供医療費が適用されるので、月500円の実費でした。それでも、通院2000円×6回の保険がおりました。
子供はどんなケガをするか分かりません。どんな物を壊してしまうかも分かりません。保険があると親としても心に余裕ができるので、個人的にはおすすめです。
わが家のように、やんちゃな子がいるご家庭は、特に(笑)
どんなトラブルも、お相手のことを考え、「申し訳ないと思っている」という姿勢をしっかり示すことが大事です!!
「すぐに対応、誠心誠意をこめて」がすべてですね。
遊びにいく約束をしたけど断る場合は?
学校で遊びにいく約束をしてきたけれど、その日は歯医者の予約をしていて遊べない!
こういったこと、実は結構あるんです。子どもあるあるですね。
- ママの連絡先を知っていたら、キャンセルの連絡を入れる
- ママの連絡先を知らない関係の方なら、必死で共通の知人を探す
ママ友の中に、「学校中のママ全員と友達なの?」と思うくらい、顔の広い人っていませんか?笑
私の周りにも、そういう人が2人います。その2人によって助けられたことも、しばしば・・・
お断りの連絡を入れるときは、このような内容でメールを送ります。
いつも仲良くしてくれてありがとうございます。
今日、うちの●●と△△ちゃんが遊ぶ約束をして帰ってきました。
お誘いいただいてとっても嬉しいのですが、本当にごめんなさい!
今日、予定があってどうしても遊べないんです。
せっかく遊ぶ予定をしてくださっているのに、申し訳ありません。
次からは、登校前に●●に「今日は遊べる日かどうか」を確認するようにします。
これに懲りず、また遊んでやってください。
△△ちゃんにも、ごめんね!とお伝えください。
またの機会を楽しみにしています。
- いつもありがとう、という感謝の気持ち
- 遊ぶ約束をするような仲であることはとっても嬉しい
- キャンセルすることが申し訳なく、残念に思っている
- 同じことがないよう、これからの対応を掲示
- お友だちへの気遣い
これらの内容を含めると良いでしょう。
大人は、このような事情はよく理解できます。しかし、断られる友達にとっては、ショックなことであるのは間違いないです。子どもには、次の日にしっかりと「ごめんね」と伝えるように話しましょう。
「また遊ぼうね」というお手紙を書くのも良いでしょう。子どもどうしにとって、「ごめんね」「いいよ」は魔法の合言葉。この言葉の掛け合いで、笑顔いっぱいの関係になれるんです。
大人は、その言葉を言い合える環境を作ってあげることが使命なのではないでしょうか。
まとめ
- 友達の家に遊びにいく時は、子どもの性格や普段の行動をもとに、家族のルールを決めるとよい
- 相手のママの連絡先を知らない場合は、「コメントカードを子どもに持たせる」という方法がおすすめ
- コロナ禍で遊びに行く時は、「コロナのことを気にしてるよ!」という心づかいが伝わることが大切
- 手土産は、放課後や休みの日に少し遊びに行く程度なら、スーパーのお菓子で十分。イベント要素が強い場合は、持たせるほうがよい
- お菓子を持たせている場合は、お礼はメールでの言葉だけでよい。重くなりすぐないことも重要
- トラブルがあったときは、誠心誠意をこめて、すぐに対応すしましょう
- 遊びに行く約束をキャンセルするときは、丁寧なメールと翌日の声かけが大切
これらを頭の片隅においておくことで、突然のお誘いにも落ち着いて対応できますよ。
「行ってきまーす!」と遊びに行く子どものうしろ姿、何度見てもうれしいものです。小1になると、友達が増え、親から離れて行動することも増えていく一方。心配になることも多いですが、失敗を通じて子どもは成長していきます。
それは、ママも同じですね。
いろんなことが起こり、頭を悩ませることも多くなりますが、その都度家族で話し合って解決していきましょう!
「友達と遊ぶ」という子どもの大切な成長の機会。遠くから微笑ましく見守っていたいですよね。
まずは子どもの普段の様子を観察してみて、遊びに行くときの「家族のルール」を考えるところから始めてみましょう!
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