年度が変わり、新しい学年の始まりである始業式。
一つ上の学年になり、新しい1年間を楽しみにしている小学生にとっても、先生方にとっても大事な式典ですよね。
その式典の中でも、授業をしない校長先生にとって、校長講話は子どもたちに話をする大事な時間です。
大事な校長講話だけど、どんなことを話せばいいのか?
どのくらいの時間がちょうどいいのか?
盛り込んだ方がいい内容やポイントはあるのか?
式はどのような進行で校長講話になるのか?
分からないことがたくさんあるが、今更誰かに聞くこともできない!とお困りではないですか?
そこでこの記事では、小学校の1学期始業式の校長講話の例文や適切な時間、盛り込んだ方が良い内容やポイントについてまとめました。
この記事を読んで、始業式の校長講話を乗り切りませんか?
小学校の1学期始式の校長講話は、難しく考えることはありません。
新しい1年に向けての目標や学校生活の贈り方について、あなたが伝えたいことを、分かりやすい言葉で2~3分にまとめてください。
作法なども、入学式や卒業式ほどかしこまる必要はないので、落ち着いて堂々と話しましょう。
では、具体的に説明していきますね。
小学校1学期始業式の校長講話例文!
基本的に含めたい内容やポイントは後ほど詳しく説明するので、まずはそのままでも使える例文をご紹介します。
みなさん、進級おめでとうございます。
どきどきしながら新しいクラスを楽しみにして登校したと思います。新しい学年になったら何をがんばろうかな、と考えてきましたか?「いっぱい発表しよう」「本をたくさん読むぞ」「毎日休まず登校するぞ」「お友達と仲良くしよう」など、いろんな目標を立ててきたと思います。
皆さんの顔を見ると、新しいクラスでこれから自分の目標に向かって頑張ろう、というやる気いっぱいでキラキラ輝いた顔が見えます。この気持ちを大切にして、目標に向かって頑張って下さい。
そして、今年も運動会や発表会など、楽しい行事がたくさんあります。新しいクラスのみんなと一緒にいろんなことにチャレンジしてほしいと思います。クラスのみんなのいいところを見つけあって、チームワークの良いクラスを作って下さいね。
さて、皆さんもよく分かると思いますが、●●小学校のモットーは、「~(例:やさしく、粘り強く、元気よく)」です。
思いやりの心をもって、お友達に優しくすることで、毎日楽しく過ごすことが出来ます。お友達に優しくすることが出来る子は、みんなからも優しくされます。
2つ目は、粘り強く何事にも挑戦しましょう。はじめはうまくいかなくても、あきらめずに頑張ることが大切です。
最後は、元気よく生き生きと活動しましょう。元気がないと何をしてもうまくいきません。早寝早起きをして、しっかり朝ごはんを食べて、たくさん運動して体力をつけましょう。
また、小学校にはたくさんのお友達がいます。たくさんの人がいる学校では、自分の思い通りにならないことや友達との仲がうまくいかないことがよくあります。そんな時に、人のせいにしたり周りの人を責めたりせず、(いいよ)や(あなたのせいじゃないよ)など、温かい言葉が出る学校にしていきましょう。
また、今年も新1年生が入ってきます。去年●●小学校に仲間入りした1年生も今日から2年生です。在校生全員が、新入生のお手本になれるような人になって下さい。
先生たちも、皆さん一人一人が自分らしく楽しい学校生活を遅れるように、一生懸命応援します。今年度も、目標に向かって努力し、楽しい学校生活を送っていけるように一緒に頑張っていきましょう。これで、校長先生の話を終わります
この例文のポイントは、今年の目標や小学校のモットーについて言及し、今年度の過ごし方を自分で考えるように促していることです。
校長講話の作法とは?
始業式での講話の下書きが出来たら、講話をする際の作法についても気になりますよね。
基本的な作法をご紹介します。
- 順番が来て紹介されたら、ゆっくり立ち上がり一礼
- 壇上まではゆっくり進み、演台の前で一礼
- 生徒の顔を見ながらゆっくり大きな声で話す
- 挨拶が終わったら一礼し、壇上から降りる
始業式での講話の作法は、入学式や卒業式などに比べると少し砕けた感じで問題ありません。
始業式で校旗などが壇上に飾ってある場合は、壇上に登った時に軽く一礼したほうが良いでしょう。
在校している小学生に向けての講話なので、小学生にも分かりやすい言葉で話しかけてください。
始業式の講話で盛り込んだ方が良い内容は、基本的には2つです。
- 新しい学年への目標やそれに対する取り組み方について
- 小学校のモットーや基本方針などについて
小学生なのであまり長々と話をしても飽きてしまうだけなので、なるべく手短に低学年でも分かりやすい言葉を選んでください。
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