晴れて小学校へ入学した一年生。
期待や楽しさに胸をふくらませる一年生ばかりではありません。
学校に行きたくなくて、ママに毎朝泣きついてしまうお子さんもいます。
ママとしても、毎朝、自分の子供のそんな辛そうな姿を見るのは悲しいですよね。
ここでは、朝学校に行きたくないと泣いてしまう小学一年生のお子さんに、どう対応してあげればいいかをまとめました。
最初にひとつ言いたいのは、『三学期まで泣き続けるお子さんはほとんどいない』です。
ほとんどのお子さんが、通学前に泣くのは今だけのこと。
ひとりで抱え込まずに、参考にしてくださいね。
小学一年生の我が子が朝になると泣く・・・その理由や心理は?
毎朝家を出るときに泣いてしまう姿を見ると、ママはつい「どうして泣くのかしら…」と思ってしまいがち。
入学したてのお子さんが泣くのには、こんな理由があります。
- 母子分離不安がある
- 新しい環境に慣れていないのが不安
多くのケースが、このふたつのどちらかです。
一つ目の母子分離不安は、ママと離れることに不安が残っている状態のこと。
幼稚園や保育園でもよく見られます。
小学校一年生で残っていても、おかしくはありません。
二つ目の新しい環境への不安は、周りに気を遣う優しい子に多いとも言います。
周りをよく見ているので、今までとの違いを敏感に感じ取ってしまうのです。
ママによっては、幼稚園、保育園で集団生活に慣れてきているはずなのになんで?と思う方もいますよね。
意外と、園と小学校には違いが多いんです。
- 先生やお友達の顔ぶれが違う
- ほとんどの時間を机に向かって過ごす
- 自分のことは自分でしないといけない
- 先生が生活面で手をかけてくれる時間は少ない
簡単に箇条書きにしましたが、その中にいるお子さんにとっては、自分を取り巻くたくさんの面が違うということです。
違いをあまり気にしないお子さんもいます。
「ドッチボールが楽しい!」「給食が好き!」と楽しみにつなげるお子さんもいます。
ですが、敏感なお子さんとっては不安を生み出す、大きな違いなんですね。
朝泣く小学一年生の子供と一緒に通学すべき?ひとりで行かせる?
朝お子さんが通学前に泣くと、ママとしては一緒に行くしかないか…と考えますよね。
突き放すべきなのか、悩む方もいると思います。
急に突き放すのは、やめましょう。
子供にとって、否定されたと感じ、つらい状況がさらにつらく感じてしまいます。
また、親は「この子大丈夫なのかな…」という不安をお子さんには見せないでください。
さらに不安が増してしまいます。
ママが一緒に行くことで登校できるなら、してあげるといいですよ。
実際、入学当初はチラホラいるものですよ。
それを校門で待ち受ける校長先生も、ニコニコ見守るくらいの『よくあること』です。
離れる場所は、慣れたら徐々に家に近い場所にしていきましょう。
最初は、校門のそばまで。
少し慣れたら、その手間の角まで、
さらに慣れたら、もう一つ家に近い角まで、など。
できれば、離れる場所については、お子さんと事前に話し合ってみましょう。
「今日はひとつ手前の角までにしようか。」というように。
離れるときは明るく、サッと離れることも大事です。
子育てのヒント 不安が強い一歩踏み出せない子どもにはこれがコツ!
小学一年生の子供が泣くほど学校を嫌がる場合、誰に相談をする?
ママだけでは抱えきれないときもありますよね。
そんなときの相談先をあげてみました。
- 子供の担任の先生
- パパ(夫)
- 校長先生
- 公的機関(子育て支援センターなど)
まずは、最も身近なプロ、担任の先生に相談しましょう。
子供の対応について勉強もされ、いろいろなケースを見てきています。
学校での様子も知っているので、ほかの原因がわかるかもしれません。
お子さんのパパである夫も、もちろん当事者ですから、お子さんが通学時泣くことは共有したいですよね。
でも、家庭によっては、育児についてはママよりも理解が進んでいないことも。
「本人を責めたりはしないでね」と、やんわり『NGな対応』も伝えましょう。
校長先生は、毎朝校門でこどもの出迎えに立たれている場合は、状況をよくご存じのはず。
担任の先生に相談しても好転しないようであれば、相談してみるのもありです。
ただし、担任の先生が「ないがしろにされた」と感じないようにフォローも必要。
「先日、立ち話の機会があって、校長先生にもちらっと聞いてもらったんですが…。」と担任の先生に伝えるのもいいですね。
最後は、子育ての悩みを受け付けている、公的機関に相談するのもいいでしょう。
『子育て支援センター』など、受付窓口の名称は自治体によってさまざまです。
ただ、お子さんに他に目立った変化がなければ、まずは担任の先生への相談が一番。
そこで解決・改善するケースがほとんどですので、少し気長に見守っていきましょう。
子供が楽しく学校に通うために親ができることは?
小学校に行くときに泣いてしまうお子さんに、親ができることは何でしょう。
お子さんが、学校に行く楽しみを少しでも持てるよう、サポートしてあげたいですよね。
- とにかく話を聞いてあげる
- 生活リズムを整えてあげる
- 朝、離れるときの儀式を作る
- スムーズな学校生活のための身の回りの下準備
とにかく話を聞いてあげる
一番大事なのは、お子さんの話を聞いてあげることです。
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