週2回にするだけで、それまでの練習の機会が倍になるのです。
練習の機会を増やしてあげることも、「指示を理解して体を動かす」という流れをスムーズにするひとつの手段です。
スイミングで進級できずに落ち込む我が子にかける言葉は?親の役割とは?
何度も「不合格」を持って帰ってくると、わが子に対して「なんで?」「本当にがんばってる?」とつい思ってしまうものですよね。
こんなとき、どのように声をかければいいのでしょうか。
おすすめは、子供のやる気を出してあげる言葉です。
親の役割はそれにつきると言っても過言ではありません。
ですから、
- 今回はダメだったね、でも〇〇ちゃんはできるよ
- だめだったとことをクリアすれば、必ずできるよ
といった言葉をかけてあげてください。
そのためにも、『どこがダメだったか』を具体的にお子さんと話ができることが必要です。
また、お子さんのがんばっている部分を見つけてほめてあげることも大事です。
いつもはバスで見送ったら終わり、というママも、こういうときは可能ならレッスンを覗いてみてください。
そこで見た、よかったところ、がんばっているところをみつけてほめてあげるのです。
- (前はできなかった)顔つけが長くできるようになっていたね
- コーチのお話をよく聞いていたね
など。
お子さんによっては、怖くて泣きどおしだった、ということもあるかもしれません。
その場合も、
- いやだっていう気持ちもあったのに、ちゃんとプールにいることができたね、強い!
と逃げなかったことをほめてあげてくださいね。
逆に、
- なんでできないの?
などと言った、お子さんを責めるような言葉はNGです。
お子さんなりに、がんばっているところをほめてあげましょう。
一般的な進級ペースは?コーチによって進級基準の違いはあるの?
人とは比べないで、とは言うものの、一般的にどのくらいで進級するのか、というのは気になる話ですよね。
進級ペースは、級の基準もスクールそれぞれなので、スクールによって異なってきます。
開始級の設定が違ったり、早く進むスクールもあれば、遅く進むスクールもあります。
よく言われるのがそれぞれのメリット、デメリットです。
早く進むスクールではお子さんのやる気につながりますが、フォームの完成度はあまり高くないという声を聞くことがあります。
遅く進むスクールはその逆ということですね。
また、テスト実施の頻度も、1か月に一回というところもあれば、2か月に一回というところもあります。
言うまでもありませんが、合格に求めるレベルに大きな差がなければ、頻繁にテストしてもらう機会があるほうが合格はしやすいですよね。
長い目で見た場合のスイミングの習得という観点からいうと、
- 小学校低学年で始めたとして、2~3年で4泳法習得
というのがひとつの目安になります。
これより早いお子さんも、長くかかるお子さんも、もちろんいます。
長い目で見て、続く不合格をまぁいいかと容認できればそれでいいですが、「コーチは本当にちゃんとみてくれているの?」と思ってしまうこともあるかと思います。
そんなとき、あなたはどうしますか?
中には、「何か月も不合格で、親がコーチにクレームしたら翌月合格」という話も聞いたことがあります。
それはこどものやる気を一瞬もちあげるにはいいけど、合格基準に達していないのにむりやり…だとしたら、あとあとお子さんが困ることにも繋がりかねません。
どこがダメなのか、コーチにクレームではなくポイントを聞いて、親子で共有できるといいですね。
今度こそは進級!家でできる特訓方法は?パパの役割は?
さぁ、間もなく進級テストです。
今度こそは合格させてあげたい!
そんなとき、ママは何ができるでしょうか。
先にも書きましたが、
- 不合格になったポイントを親子で言葉にして、子供が意識できること
がとても大事です。
「できていないからダメ!」ではなく「ここをなおせば大丈夫だよ」と伝えてあげてくださいね。
また、
- 物理的に、練習の機会を増やす
も有効です。
週1回のレッスンを2回、3回に増やすのも手ですが、家庭でもできることがあります。
開放している市民プールや、もしあればスクールのファミリー遊泳の時間を活用して、ママも一緒に練習することです。
ここは、パパの得意分野かもしれません。
「ママはなんで不合格なの、って言ってたけど、あまり何も言わないパパと練習したら、自然とできるようになった」というお子さんの声も聞いたことがあります。
(クロールの教え方①~浮きやすい正しい姿勢~【コナミメソッドまとめ】)
とにかく、「ここをなおせばできるよ、大丈夫!」という前向きな応援の声かけが大事ですね。
できないことを怒ってしまうと、泳ぐこと自体を嫌いに、また『できない自分を嫌い』になっちゃいますよ。
それは悲しいですよね。
まとめ
お子さんのスイミングの進級テスト、不合格が続いて…そんなときはこのようなことに気をつけてくださいね。
- 不合格であること、できないことを怒らない
- どのポイントができていないかをこどもに聞いてみる
- こどもが不合格になる理由を答えられなければ、コーチに親が聞くのもアリ
- できていないポイントを進級テストの直前に親子で確認
- 声かけは「できる、できる!」
合格にかかる時間はお子さんそれぞれです。
焦らずに、親子で乗り越えられるといいですね。
そして振り返ったときに、お子さんがスイミングを通じて自分に自信を持てるようになっていれば最高ですね。
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