私は現在、調剤薬局の薬剤師として働いています。
最近は調剤薬局やドラックストアなどが多くなってきたことで以前よりはみなさんと接する機会が増えてきたとは思いますが、それでも薬剤師は医師や看護師などの他の医療系の職業と比べるとイメージのしにくい職業ではないでしょうか?
そこで、薬剤師になって間もない方、薬剤師になろうと志している方、薬剤師という職業に興味を持っている方の参考になればと思い、この記事では、私が実際に薬剤師として働いて得た経験や知識から新人の薬剤師が辞めたくなる主な理由やストレスや不安の解決方法を紹介します。
今回紹介する内容
- 新人薬剤師が辞めたい時10選
- 新人薬剤師が辞めたくなるほど辛くなったら?ストレスの解消法は?
- 薬剤師をどうしても辞めたい!と感じたらこの転職サイトおすすめ!
- まとめ
となっています。
それではさっそく紹介します!
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その1:上司との人間関係
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その2:教育体制がしっかりしていない
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その3:残業が多い
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その4:有休が取りづらい
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その5:ミスができないという精神的プレッシャー
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その6:閉鎖的な職場
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その7:新人へのフォロー体制が整っていない
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その8:患者さんの対応
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その9:覚えることが多い
- 新人薬剤師が辞めたい時10選 その10:最初から責任のある仕事をさせられる
- 新人薬剤師が辞めたくなるほど辛くなったら?ストレスの解消法は?
新人薬剤師が辞めたい時10選 その1:上司との人間関係
薬剤師の仕事はほとんど毎日同じ人と一緒に同じ空間で仕事をします。
よって、自分と合わない人と一緒に仕事をすることになると結構つらいです。
それが自分の上司だった場合は嫌な仕事などを押し付けられたり、細かいミスでもネチネチ言ってきたりと肉体的よりも精神的に疲れます。
特に中小の薬局の場合、勤務場所を変えてもらおうと思っても、人手不足のためなかなか希望通りいかないケースが多いです。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その2:教育体制がしっかりしていない
ほとんどの薬局は教育体制が整っておらず、薬局内での研修や勉強会もほとんどありません。
日々新しい情報を取り入れることが重要な職業なのですが、勉強したい場合は自分で書籍などを購入したりして勉強するしかありません。
新人の方がこれから薬剤師として頑張って働いていこうと思っても教育体制がしっかりしていなかったらモチベーションが低下してしまします。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その3:残業が多い
薬剤師は薬の調剤以外にも薬の発注、個々の患者さんのデータの整理、資料の作成など様々な仕事があります。
特に忙しい店舗、病院では患者さんの薬を調剤する事だけが主な仕事になってしまってなかなかそれ以外の仕事ができません。
そうなるとどうしても残業が多くなってしまいます。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その4:有休が取りづらい
薬剤師は慢性的に人手不足の状態が続いています。
それが原因で有給取得がなかなか思い通りいかない場合があります。
特に新人の場合はまだ仕事も職場の人間関係もよく分からない部分があるので取りづらいです。
また、急な休みも取りづらいです。
私も高熱の中、悪寒に耐えながら仕事をした覚えがあります。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その5:ミスができないという精神的プレッシャー
薬剤師の主なミスとして調剤過誤を犯す、誤った服薬指導、調剤用機器の取り違えなどがあげられます。
ミスは無い方がいいのは当たり前ですし、だれもミスを犯したいわけではありません。
ましてや小さなミスでも患者さんの生命に関わる仕事ならばなおさらです。
しかし、人間である限りどうしてもミスは起きてしまいます。
仕事のミスで周囲に迷惑をかけたり、その後の対処は本当にストレスが溜まります。
特に1人でやっている薬局、病院などはダブルチェックの仕組みが機能していないケースがあり、ミスを犯さないようにしようと思うあまり精神的にも消耗します。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その6:閉鎖的な職場
少人数で狭い空間で毎日同じ人と仕事をしているのでどうしても閉鎖的になりがちです。
気の合う人と一緒ならばそれほど苦にならないかもしれませんが本当に気の合う人と一緒になることはほとんどありません。
暗い雰囲気の中、毎日黙々と仕事するのは息が詰まりそうになります。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その7:新人へのフォロー体制が整っていない
特に、中小規模の薬局の場合、人手不足が原因で新人へのフォロー体制がなかなか整っていない職場が多いです。
例えば一緒に働いているベテランの薬剤師の方も自分の仕事で手いっぱいで、新人の薬剤師が分からないことがあった場合にすぐに聞けるような体制が整っていない場合があります。
その様な場合、新人は自分で仕事を覚えるしかありません。
これではなかなか新人の方の成長も望めませんし、やる気も無くなってしまう恐れがあります。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その8:患者さんの対応
患者さんとのトラブルで悩んでいる薬剤師は意外と多いです。
もともと病気やけがをしているので機嫌のいい方はあまりいません、少し気にくわないことがあると怒鳴ったり、説教をしてきたり、理不尽な怒りをぶつけてくる方も中にはいます。
精神科に来院する患者さんへの対応は更に大変です。
これは接客業全般に言えることだと思うのですが、相手をみて話し方や質問の内容を考えたりする必要があります。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その9:覚えることが多い
日本の保険診療で使用される医薬品は約16,000種類あるとされています。
さすがに全部の薬を覚えるのは不可能ですが自分の勤めている病院や薬局で採用されている薬は最低覚える必要があります。
大体平均で1,000から1,500くらい採用している施設が多いです。
その薬の名前はもちろんですが効能、効果、服用量、一緒に飲んではいけない薬、その薬を飲んではいけない人等々を覚えておくことが求められます。
新人薬剤師が辞めたい時10選 その10:最初から責任のある仕事をさせられる
これは特に中小の薬局に多いのですが、新人で薬剤師としての経験がまだ浅いのにも関わらず1人で店舗を任されることがあります。
根底に人手不足が原因としてあるのですが、新人の方にとっては不安で仕方がないですよね。
新人薬剤師が辞めたくなるほど辛くなったら?ストレスの解消法は?
仕事をしているからには多少のストレスや不安は仕方がないです。
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