幼稚園や保育園で2月のイベントと言えば、節分ですね。
1月のお正月ムードが落ち着くと、次の月に向けて準備が始まります。
「♫ おにはそと~ ふくはうち~」と元気に歌う子供たちの表情が思い浮かびます。
節分には鬼が欠かせませんが鬼に扮した大人が登場すると、子供によっては泣いてしまったり、あまりの怖さにびっくりして立ちすくんでしまう子もいます。
怖がりの子にも楽しんでもらえるような、節分がいいですよね。
今回は、節分のときにおすすめの出し物を紹介します。
どれも大掛かりな準備がいらないものを厳選し、節分の由来もまとめましたので参考にしていただけると嬉しいです。
節分の保育園出し物5選 その1:豆まき
定番の豆まきですが、園児向けにひと工夫したいものです。
そこで、豆を別のものに見立てて豆まきすることをお勧めします!
豆まき玉入れ
運動会で使用している玉入れを活用します。
カゴに鬼のイラストを貼り、鬼にめがけて玉を投げます。
とみんなで鬼退治をしましょう。
多く入ったほうが勝ち!など、対抗戦にしてもいいかもしれませんね。
豆まきボウリング
ボウリングのピンに鬼のイラストを貼り、ボウルを投げます。
投げるラインをピンに近づけたり、本当のボウリングのようにノーガーターレーンを作ってあげれば、年少さんよりも小さな子でも倒すことができますね。
園にピンがなければ、ボウリングのセットは、おもちゃ屋さんやネットでも購入することができます。
ボウリングセット
また、こちらの動画
鬼は外福は内ゲーム
のように手作りでもいいですね。
倒すと見える底に“福”がいるのも、嬉しい仕掛けですね!
節分の保育園出し物5選 その2:節分絵本の読み聞かせ
節分にまつわる絵本も欠かせません。
節分や鬼をテーマにした絵本は意外とたくさんありますが、その中でもおすすめのものを紹介します。
せつぶんワイワイまめまきの日!
子供の鬼も登場する保育園が舞台のおはなしで、怖い鬼のイメージはあまり強調せず、怖がりの子も安心できる内容です。
節分の習慣にも触れているので、子供に歴史や由来を教えるのにも適していますね。
おばあちゃんのえほうまき
恵方巻のことを紹介した絵本で、そうだったのかと大人もつい感心してしまいます。
恵方巻づくりを園のイベントにするなら、読み聞かせして事前にイメージさせるのにもちょうどいいでしょう。
まめのかぞえうた
数えることを覚えだす2~3歳の小さな子でも読み聞かせしやすいです。
豆を数えることがベースですが、豆の表情が豊かで子供たちに人気の絵本です。
テンポよく、など読み方を工夫するとなお面白いです。
節分の保育園出し物5選 その3:恵方巻作り
おやつの時間に、恵方巻を作ってみてはどうでしょうか。
縁起の食べ物を、みんなで作るとなお楽しいですね。
具材は七福神にちなんで7種類が正統ですが、必ずこれ!という決まった具材は特にないようです。
なので、食べやすくて園児が好む具材にしてもいいです。
恵方巻のレシピ
用意するものは材料以外に調理器具、特に巻きすが必要になります。
巻きす
園児が巻くにはちょっと難しいので手伝うか、先生がされるといいでしょう。
園の状況にもよりますので、具材はあらかじめ大人が準備して、あとは並べて巻くだけにしてもOK。節分の雰囲気を楽しみましょう!
また、恵方(縁起のいい方角)を向き黙ってガブっと食べることが善しとされていますが、大人でも喉に詰まらせることがあり、まれにニュースで取り上げられたりもしています。
無理をせず、食べるときは一口サイズに切り分けましょう。
アレルギーのある園児がいたら、そのことも考慮に入れた食材がいいですね。
節分の保育園出し物5選 その4:歌「鬼のパンツ」のダンス(お面付き)
この季節の定番ソングですね。
わかりやすい振付で小さな子供でも歌って踊れます。
鬼のパンツ
でも!ただ歌うだけではありきたりですよね。
鬼のお面を作って、小鬼になって踊ってみてはいかがでしょうか。
お勧めは、紙袋やティッシュの空き箱を利用したお面づくりです。
ティッシュの空き箱で鬼の面を作ろう!
小さな子供にとっては自分の顔を見えなくして「こわいぞ~っ」とやるのが楽しいはずです。
そんなときはワーッと驚いてあげましょうね。
節分の保育園出し物5選 その5:豆つかみ
お箸を上手に使いだす頃になれば、お皿からお皿に豆を移す「豆つかみ」ができます。
お箸の練習に♪マナービーンズ匠
知育玩具(マナー豆匠)でも販売されていますが、豆まき用のホンモノの豆を使用してやってみます。
豆のほかに給食用のお箸とお皿を用意しますが、豆を入れる枡(ます)はチラシや大きめの折り紙で手作りしてみてもいいでしょう。
絵を描いたり、デコレーションしてもかわいいですね。
正方形の紙なら!
【すぐできる箱】折り紙1枚でかんたんに作る箱。ORIGAMI
長方形の紙なら!
ミニマリストも絶賛!チラシで作るゴミ箱の作り方
園児に「節分」を簡単に説明するには?
季節を分けるという意味の「節分」、本当は1年のうち立春・立夏・立秋・立冬のあわせて4回があります。
このうち立春が2月4日にあたり、節分は立春の前日である2月3日とされています。
ちょっと難しいですよね。
園児たちには
と伝えてあげるといいでしょう。
それからなぜ鬼が登場するのかという点ですが、邪気や災いの象徴として「鬼」を表しています。
言い伝えなどで鬼が出てくるのではなく、鬼を悪いモノ・コトに例えているのです。
悪いものを追い払って新しい季節を迎えましょうという、験担ぎ(げんかつぎ)なんですね。
豆には邪気を払う力があるとされているため、豆まきをすると考えられます。
でも豆には不思議なパワーがあるから鬼をやっつけられるし、みんなも食べて病気に負けない強い体をつくろうね」
と教えてあげましょう。
他にも、柊(ひいらぎ)や鰯(いわし)を供える風習がありますが、園児向けにわかりやすくまとめられている動画がありますので、紹介しますね。
【絵本読み聞かせ】節分の豆撒き(せつぶんのまめまき)
節分の「鬼」は誰がやる?どのように驚かす?
鬼役はやっぱり男性がいいですよね。
男の保育士の先生やノリのいい園長先生がいればいいですが…。
保護者参加型のイベントとして開催している園もあるようです。
お父さん方の協力を得られたら、力強いですね。
鬼のお面をしていても、年長さんや上のきょうだいがいる子は「あっ、先生だ!」と分かってしまう可能性があります。
できるだけ鬼っぽく雰囲気を出すには、どのように変装したらいいでしょうか。
服装を変える
上下同色の服(スウェットやピタッとしたスポーツウェア)があれば、そろえるといいでしょう。
赤・青など鬼らしい色がいいです。
黒も、怪しげな感じがしていいかもしれません。
虎柄のパンツがあればなおいいですね。
本格的にするなら、なまはげのような衣装を準備しても本物っぽさがでますね。
お面、カツラを被る
顔だけでなく髪形もそれらしくすれば誰なのかバレず、怖い鬼を演出できそうです。
鬼 フェイスマスク
登場の仕方を工夫
今日は特別に来てもらいました!と紹介するわけにもいかないですよね。
絵本や劇などの出し物、節分の説明などがひと通り終わって「鬼をやっつけないといけない」という動機づけが終わってからの登場がいいでしょう。
ちょっと怖い音楽や雷の音などの演出をして、いきなり現れたら驚きが大きいですね。
鬼がでていったら大泣き!園児への対応方法は?
鬼にびっくりしても前に出ていく子供ならいいですが、怖くて取り乱してしまう子も必ずいますよね。
担任の先生が近くにいれば子供のほうからしがみついていくと思いますので、特に小さい子には寄り添ってあげる役の先生がいたらいいでしょう。
鬼役にとっては全員を怖がらせたいところかもしれませんが、子供によってはパニックになってしまう可能性もあります。
様子を見て距離を置きましょう。
逆に、子供たちと一緒に鬼に向かって豆をまく役の先生もいたほうがいいです。
豆を準備して元気な子と一緒に、「鬼は外~!」とやっつけましょう。
攻守のバランスが大切ですね!
まとめ
- 節分の保育園出し物5選!
- 豆まき
- 節分絵本の読み聞かせ
- 恵方巻作り
- 歌「鬼のパンツ」のダンス(お面付き)
- 豆つかみ
- わかりやすく節分の説明を!
「春が来る日。暖かくなると鬼が来るから、豆パワーでやっつけよう!」
- 鬼の登場に工夫を!
衣装や登場の仕方を演出
- 怖がりの園児には配慮を!
本当の豆まきは夜にするそうですが、家庭によってはしないところも最近はあるようです。
季節の行事を楽しめるせっかくのチャンスですから、子供たちが先生やお友達と一緒に素敵な時間を過ごせるといいですね!
【こちらも読まれています】

コメント