千躰荒神祭についてご存知ですか?
まず読み方からして難しいですよね。
また、いつやるのかなど、いろいろと気になることがあると思います。
ここでは、2019年の千躰荒神祭の概要は、日程はもちろん、その読み方やお祭りの歴史、また荒神さまについてや品川海雲寺について、アクセスについてご紹介していきます。
千躰荒神祭のみどころ3選!護摩焚き、釜おこし、平蔵地蔵についてもご紹介します。
ぜひここで疑問を解決していってください。
千躰荒神祭2019!お祭りの読み方や概要や混雑度は?
まず、千躰荒神祭というのはどういったお祭りなのかご説明します。
千躰荒神祭の読み方は、「せんたいこうじんたいさい」となります。
難しいですね。
千躰荒神祭は江戸時代後期に始まった祭礼で、祭礼期間中、参拝者は自宅の木箱(御宮または御厨子と呼ばれる)入りの荒神像を携えて海雲寺を訪れます。
そして境内で新しい祈祷札を求めたあと、荒神堂で古い祈祷札を納め、本殿の前立本尊を拝し、御宮と新しい祈祷札を護摩壇の護摩火にかぜして清めて、帰宅するのが流れです。
昔は御宮を風呂敷に包んで首にかけて参拝し、帰る際にも御宮を地面に置かず、寄り道せず、立ち止まらず、後ろを振り返らず、知人と行き逢っても口をきかずに帰宅するものとされていました。
毎年3月27、28日と11月27、28日に、日程固定で行われます。
時間は午前7時より午後5時。
荒神堂の中で一日中護摩が炊かれ、家内安全、火災消除を祈願する護摩供養が行われ、各お札が授与されます。
この日は、境内から青物横丁駅まで、露店が軒を連ね大勢の参拝者で賑わいます。
露店の列などで、人が連なり、立ち止まるのが難しいほどの人が訪れます。
露店では、お釜の形をした「釜おこし」が名物です。
これは、「釜をおこす」(身上を起こす)からきています。
荒神さまとはどんな神様?品川海雲寺とはどんなお寺?
では、お祭りで登場する荒神さまはどんな神様なのでしょうか?
荒神さまは、千体荒神王(せんたいこうじんのう)といいます。
荒神堂に祀られている千躰荒神は、江戸時代よりかまどの神様、台所の守護神として多くの人々から信仰されています。
荒神さまは、台所で一番大切な火と水をお守り下さる神様です。
そのため、古くから台所に荒神さまをお祀りする習わしがあり、台所に荒神さまをお祀りすれば、一切の災難を除き衣食住に不自由しないとされています
海雲寺の千体荒神様は、もともとは、佐賀藩鍋島家の下屋敷にお祀りされていたそうです。
寛政14年(1637)に起きた島原の乱に出陣した佐賀藩主鍋島勝茂の五男直澄が、天草の荒神宮に戦勝祈願したところ、無事、乱が鎮定されました。
そのため、鍋島家ではこの荒神様を高輪二本榎木の下屋敷に遷座し、篤くお祀りしていました。
その後、明和7年(1770)に海雲寺の境内に移されたのが始まりと伝えています。
海雲寺へのアクセス
電車
- 京急「青物横丁駅」から徒歩2分
- 東京臨海高速鉄道りんかい線「品川シーサイド駅」から徒歩10分
バス
- 京浜急行・都営地下鉄各電車バス「青物横丁」りんかい線・「品川シーサイド」下車
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