生徒会の応援演説は立候補者の当選を左右する大切なものです。
せっかく応援演説をするのですから、しっかり務めあげて、立候補者をみごと当選させてあげたいですよね。
しかし、応援演説のノウハウをよく知っている方は結構少ないのではないでしょうか。
そこで、生徒会の応援演説に関する内容を記事にしました。
この記事を読んでもらえれば応援演説の仕方が理解できます。
記事の内容
- 生徒会選挙応援演説例文!応援演説のポイントとは?
- 生徒会選挙応援演説例文!
- 生徒会応援演説は掴みが重要!出だしは何を言う?
- 生徒会選挙応援演説にインパクトを残せ!
- 生徒会応援選挙演説で使える名言5選!
- 名演説を見て真似てみよう!
- まとめ
それでは早速紹介していきます。
生徒会選挙応援演説例文!応援演説のポイントとは?
応援演説はあくまでも応援なので長々と話すのではなく大体1分程度にまとめましょう。
応援演説基本的な構成と注意点をまとめておきます。
応援演説の構成
1.簡単な自己紹介
自己紹介をせずに急に話し始めたら、聞いている側からしたらなぜこの人が応援演説をしているのか理由が分かりません。
自身の学年・クラス・名前、誰の推薦者なのかを聞き取りやすい口調で話しましょう。
2.立候補者の人柄の説明
多くの生徒は立候補者がどのような人物なのかわかりません。
どのような人柄なのか全校生徒の皆さんに分かりやすく説明してあげましょう。
その際に、なるべく候補者の希望役員に合っているような性格や人柄を紹介するようにしましょう。
そうすると、立候補者が生徒会に入った際のメリットの話につなげやすいです。
3.立候補者が生徒会に入るメリットを述べる
もし、立候補者が生徒会に入ったらどのようなメリットがあるか説明しましょう。
そうすることで聞いている生徒はこの人なら生徒会を任せても心配ないだろうと思ってくれます。
4.最後にもう一度候補者を推す
本気で立候補者を当選させたいという気持ちがみんなに伝わるように、最後にもう一度自分が応援演説している立候補者に投票してもらえるようお願いしましょう。
応援演説の注意点
1.原稿はなるべく暗記をし、生徒達の顔を見ながら話すことを心掛ける
ずっと下を向きながら自信がないように話していると、聞いている人は応援演説者が本気で立候補者を応援しているのか疑問に思ってしまいます。
自信満々でなるべくみんなの顔を見ながら話すようにしましょう。
2.面白くおかしく話そうとしない
面白おかしく話そうとするとふざけている印象を持たれる可能性もあり、心象がよくないです。
応援演説者は自分が目立つのではなく、立候補者の良さを伝えるということに集中しましょう。
生徒会選挙応援演説例文!
先ほどのポイントを踏まえて応援演説の例文を作ってみました。
参考にしてください。
例文
私は(立候補者)さんの応援演説をつとめます、○年○組の○○○です。
私は(立候補者)さんとは同じ○○部に所属しています。
(立候補者)さんは部活動ではキャプテンを務めています。
彼(彼女)はほかの部員が困っていると、それを察していつも手助けしてくれたり、一緒になって考えたりしてくれる、人の気持ちが判るやさしい人であります。
さらに、後輩の面倒見もよく多くの部員から慕われています。
責任感も部員の中ではだれよりも強く、常に先頭に立ちみんなを引っ張って行ってくれる頼もしい存在です。
そんな彼(彼女)が生徒会の会長になったら生徒会活動を途中で投げ出すことなく、最後まで一生懸命務めてくれることは間違いありません。
常にみんなの意見に耳をかし、みんなのための生徒会運営してくれることでしょう。
学校の生徒の代表者としてこれほど適任の人はいません。
そんな責任感の強い(立候補者)さんに、皆さんぜひ投票してください、よろしくお願いします。
生徒会応援演説は掴みが重要!出だしは何を言う?
演説をインパクトのあるものにするには最初の出だしが肝心です。
出だしで聞いている人の興味を引くことでみんなの記憶に残る演説にすることができます。
そのようなインパクトのある出だしとして以下の方法があります。
1.最初に言いたいことがいくつあるか宣言する
2.最初に結論を述べる
3.質問を投げかけてみる
このような方法を使用して他の人とはひと味違う演説にしてみましょう。
生徒会選挙応援演説にインパクトを残せ!
インパクトのある演説の方が聞いている人の印象に残りやすくなる事間違いなしです。
そこでインパクトを残す演説の方法を紹介します。
1.自信をもって堂々と話す
姿勢よく、顎を引いて、大きな声で話しましょう。
姿勢が悪く、ぼそぼそと話していては聞いている人は何を話しているのか分かりにくいです。
2.間をとって話す
緊張すると間を取ることなく一気に話してしまう事ってよくありますよね。
しかし、一気につらつらと話すと聞いている方も聞き流してしまって話の内容をよく理解していません。
一つの話題の区切りの良い所で”間”をあけるようにしましょう。
3.目を見て話す
聞いている人の目を見ず、原稿や天井ばかり見ていると、聞いている人も演説をしている人の方を見ていません、目線を外しやすいです。
そうなると聞いている人は演説の内容が頭に入ってこないのでインパクトの無い、記憶に薄い演説になってしまいます。
よって、みんなの目を見渡しながら話すようにしましょう。
以上の3点を意識しながら話すだけでも演説がインパクトのあるものになります。
ぜひ試してみてください。
生徒会応援選挙演説で使える名言5選!
演説に使えそうな名言をまとめてみました。
「僕には失敗を受け入れることはできるが挑戦せずにいることは耐えがたい。」
マイケル・ジョーダンの名言です。
彼はアメリカのNBAで選手として活躍しました。
バスケットボールの神様とも評されています。
「自分自身を裏切らない努力の姿勢が未来の結果として現れてくる。」
羽生善治の名言です。
彼は永世竜王、十九世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖の称号資格保持者で将棋界では非常に有名な棋士です。
「現状維持では 後退するばかりである。」
ウォルト・ディズニーの名言です。
ウォルト・ディズニーはミッキーマウスなど皆さんもよく知っている多くのディズニーキャラクターの生みの親であり、ディズニーリゾートの創設者です。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
イチローの名言です。
イチローはほとんどの方が知っている日本を代表するスポーツ選手ですね。
彼は野球の才能はもちろんですが、非常に努力家として知られています。
「じっくり考えろ。しかし行動する時が来たなら考えるのをやめ、進め」
ナポレオン・ボナパルトの言葉です。
迷いながら行動すると時間もかかるし、成功する確率も低くなります。
考えるときはとことん考えて、やると決めたら失敗することは考えずに突き進めという意味です。
これらはすべて努力、挑戦、変化がキーワードになっている名言です。
比較的演説で使用しやすいものになっています。
誰もが知っているような有名な名言であれば、効果もありますが、あまりにもマイナーなものを選ぶと、その名言にばかり気が行ってしまって、肝心な演説の内容が頭に入ってこなくなる可能性があります。
よってマイナーなものは控えておいたほうがよいでしょう。
名演説を見て真似てみよう!
名演説、名スピーチには「心を動かす法則」が共通してみられると言われています。
- 1つ目が「原点から話す」
- 2つ目は「ストーリーを語る」
- 3つ目は「『3』と『道しるべ』を意識する」
です。
1つ目の「原点から話す」というのは人の心を動かすスピーチの定番であり、大統領のスピーチなど8割がこの形式です。
組織のリーダーとしてスピーチする必要があった場合、自分や仲間にとっての「原点」を冒頭で振り返るとよいとされています。
2つ目の「ストーリーを語る」というのは、名スピーチには必ず具体的なストーリーがちりばめられています。
通常、スピーチの内容の8割は忘れられてしまうといわれています。
よって、具体的でインパクトのある逸話を入れることで演説を忘れにくいものにする必要があります。
3つ目の「『3』と『道しるべ』を意識する」『3』というのは同じ構成の文章、同じようなリズムの単語を三つ繰り返すという方法です。
これは、何千年も前から使われてきた古典的テクニックです。
古典的だがなぜか三つ並んでいると納得しやすいとされています。
そして、『道しるべ』は聞き手がいまスピーチの中でどういう内容の部分を聞いているのかが明確になる様にこれから何について話すのかを明示するフレーズを挟むという方法です。
これらの法則が見られる名スピーチをまとめました。
ぜひ、良いとこは真似て演説をしてみましょう。
参考動画:オバマ大統領退任演説
1つ目の「原点から話す」の好例です。
「私が初めてシカゴに来たのは……」と自身の政治家としての出発点となった体験を振り返っています。
そうすることで聴衆に仲間だと思わせる効果があります。
さらにこのスピーチはIf構文を3回繰り返し、その段落の最後は「隠れず、飛び込んで、その場所でがんばって」という力強い3連打で締めています。
さらに「これから農業の最も基本的な3要素について説明します」「では、これまでの農業の話から普遍化してまとめていきます」とこれから何について話すのかを明示するフレーズを挟んでおり、3つ目の法則である「『3』と『道しるべ』を意識する」という要素も含んでいます。
参考動画:エマ・ワトソン UN Women 親善大使 国連スピーチ
1つ目の「原点から話す」の好例です。
性別に基づく固定観念に疑問を持つようになった自分の原点を、「8歳のとき」「14歳になると」「15歳になると」「18歳になると」と具体的に振り返っています。
聴衆に仲間だと思わせるようなスピーチになっています。
参考動画:アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏の卒業スピーチ
2つ目の「ストーリーを語る」の好例です。
「夫の死」という個人的体験から学んだことを語っていますが、夫の棺が地中に埋められる状況まで描写しています。
スピーチを忘れにくいものにするインパクトがあります。
まとめ
以上が生徒会の応援演説の記事の記事でした。
今回の内容をまとめておきます。
おすすめの応援演説の構成
- 簡単な自己紹介
- 立候補者の人柄の説明
- 立候補者が 生徒会に入るメリットを述べる
- 最後にもう一度候補者を推す
応援演説の注意点
- 原稿はなるべく暗記をし、生徒達の顔を見ながら話すことを心掛ける
- 面白くおかしく話そうとしない
演説の最初の出だし
演説をインパクトのあるものにするには最初の出だしが肝心です。
そのようなインパクトのある出だしとして以下の方法があります。
- 最初に言いたいことがいくつあるか宣言する
- 最初に結論を述べる
- 質問を投げかけてみる
- 演説をみんなの記憶に残るインパクトのあるものにするには、「自信をもって堂々と話す」、「間をとって話す」、「目を見て話す」の三点を意識して話すようにしましょう。
- 名演説、名スピーチには「原点から話す」、「ストーリーを語る」、「『3』と『道しるべ』を意識する」という「心を動かす法則」が共通してみられると言われています。
ぜひ一度、名演説、名スピーチを見て参考にしてください。
ぜひ素晴らしい応援演説をして、あなたの応援する立候補者が当選する後押しをしてあげましょう。
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