毎年11月の酉の日に行われる「酉の市」、地域によっては酉の祭、大酉祭、お酉さまなどと呼ばれることもある行事で、現在は11月から12月にかけて多く行われます。
そんな酉の市に一度行ってみたい、埼玉県ではどこでやっていて何があるのかを知りたい、でもどんな準備をすれば良いのか分からないと、迷われている方も多いですよね。
ここでは酉の市に興味が湧いて一度行ってみたいけれど何をすれば良いのかわからない、埼玉県でおすすめの酉の市の場所が知りたいという方に向けての情報をまとめています。
埼玉県で開催される酉の市の紹介はもちろん、酉の市とは何なのか、酉の市で購入する熊手はどうやって買えばよいのかなどをまとめているので、ぜひご確認ください!
【埼玉で開催の酉の市5選! その1:大宮氷川神社】
場所:さいたま市大宮区高鼻町1-407
◎日程
12月10日
大宮氷川神社は須佐之男命と稲田姫命、大巳貴命を御祭神としている神社で歴史が非常に長く、今から2400年以上前に創立されたと伝えられています。
そんな大宮氷川神社では「大湯祭(十日市)」という大宮氷川神社で最も有名な行事があり、本祭が12月10日、前夜祭が9日と毎年同じ日に開催しているのが特徴です。
「大湯祭」という名称は釜で湯を沸かしてその湯を使い清めを行ったという由来から来ていて、この大湯祭で酉の市のように熊手を販売しているんですね。
知名度・人出・露店の数どれもが埼玉最大級と言われるほど大規模な行事となっていて当日は交通規制も入るレベルなので、混雑は覚悟が必要です。
【埼玉で開催の酉の市5選! その2:鷲宮神社】
場所:埼玉県久喜市鷲宮1-6-1
◎日程(例年)
12月初酉の日
鷲宮神社は天穂日命と武夷鳥命、大巳貴命を御祭神としている関東最古と言われる長い歴史を持つ神社で、アニメ「らき☆すた」の聖地としても全国的に広く知られています。
らき☆すたで全国に知られ聖地巡礼がピークだった頃はサブカルチャー関連の商品ブースが出来たりしていて、そういった面からも知られていました。
現在は当時ほどの勢いはないかもしれませんがそもそも有名な神社ということもあり、酉の市でも毎年多くの方で賑わうので混雑を考慮にいれ向かいましょう。
【埼玉で開催の酉の市5選! その3:大沢香取神社】
場所:埼玉県越谷市大沢3-13-38
◎日程
未定
埼玉の酉の市は「おかめ市」と呼ばれることも多く、そんなおかめ市のひとつとして大沢香取神社も広く知られていて、毎年多くの方が訪れています。
経津主大神または伊波比主命大神を御祭神としていて、古くから勝運や厄除け、交通安全、商売繁盛、さらに縁結びなどのご神徳で信仰されています。
そんな大沢香取神社ではおかめ市として熊手の露店はもちろん、商店会のバーゲンやカラオケ大会など地元の方の盛り上がりもすごく、毎年多くの方で賑わっています。
楽しい雰囲気も合わせて満喫することもできる大沢香取神社のおかめ市、混雑もしますがぜひ一度足を運んでみることをおすすめします!
【埼玉で開催の酉の市5選! その4:調神社】
場所:さいたま市浦和区岸町3
◎日程
12月12日
調神社の酉の市は正確には「十二日市」と呼ばれていて、お祭り気分がたくさん味わえる、熊手だけではなく多くの屋台などでお祭りを楽しめる場所として知られています。
調神社の御祭神は天照大御神と豊宇気毘賣神、そして素盞嗚命で、今からおよそ2000年前に崇神天皇の勅命により創建された神社です。
調神社では狛犬ではなくうさぎの石像が置かれているのも特徴で、その名称通り調=月、として、月の動物であるうさぎが神の使いとされているんですね。
お祭り気分を味わえる、多くの屋台も楽しめるなどの理由から調神社の酉の市「十二日市」の人気は高く、多くの方で混雑するので遊びに行く場合は早めの行動を心がけましょう!
【埼玉で開催の酉の市5選! その5:川口神社】
場所:埼玉県川口市金山町6-15
◎日程
12月15日
川口神社は素盞嗚命と菅原道真公、宇迦之御魂神、保食命、金山彦命をお祀りしている神社で、金山彦命は川口で盛んな鋳物の守護神です。
川口神社の酉の市は「おかめ市」で、川口市でも最大規模のお祭りとして多くの方が訪れ、川口駅から神社周辺までもが歩行者天国になります。
広い歩行者天国エリアでは300店もの屋台が並ぶため熊手がほしい方はもちろん、お祭り気分を味わいたい方も多く訪れる人気の高い行事で、混雑もしやすいのでご注意ください。
【初めての酉の市!熊手の買い方・値切り方・選び方は?】
「酉の市では熊手を買う」と聞いただけだと、なぜそんな派手な熊手が販売されているのか、毎年購入するのか疑問に思うかもしれませんね。
熊手は酉の市において
・福
・商売繁盛
などを招く縁起物であり、おかめや招福などの縁起物が多く飾られているのはこのためなんです。
酉の市で縁起物である熊手を購入し新年の幸福、そして商売繁盛を願うというのが酉の市での基本で、切り離せない関係にあるんですね。
しかし「なぜ熊手なのか」という疑問は残りますがこれは熊手の形が由来となっていて、運をかきこむ、金銀を集めるなどの意味があり、ここから縁起物になっていったんです。
酉の市で熊手を購入する際は普通に買うこともできますが「粋な買い方」というものがあり、その方法は以下のようになっています。
2:値切り交渉をする
3:値切り交渉成功
4:最初に聞いた値段で支払う
5:手締めをする
流れだけを見ると「なぜ?」と思ってしまうかもしれませんが、これは最初に聞いた値段からまずは値切り、その後最初の値段で支払いお釣りは店主にご祝儀として渡す意味があるんです。
値切り交渉自体を楽しむ、「買った」「負けた」と言い交わして結果的にご祝儀を渡してお金持ちの気分を味わう、店主はご祝儀を貰って気分が良い、こういった楽しみ方があるんですね。
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