GWや祝日をはさんだ連休明けは、大人も子供もしんどいものです。
そんななか頑張って登校してきた生徒達への挨拶。
有益なものとしたいですよね。
とはいっても、朝礼でどんな挨拶をすれば子供たちのやる気を上げることができるのか、なかなかの難題であります。
そこで今回は、子供たちのやる気を上げるには?
やってはいけない指導と声かけは?
休み明けの子供たちはどんな心境なの?
などの項目でお送りします。
プロの先生方にアドバイスというのもおこがましい話ですが、現役中学生の私の子供たちにも、どのようなお話が聞きやすいのかなど聞いてみましたので、少しでも参考になればと思います。
連休明けの挨拶!朝礼で子供たちのやる気を上げるには??
では、連休明けにどんな指導と声かけをするのが効果的なのか、いくつか見ていきましょう。
①連休明けはしんどい!という気持ちに共感してあげる
冒頭でも述べましたが、連休明けというのは大人でもしんどくなります。
休みたい病にかられますよね。
そんな気持ちにまずは共感してあげてください。
この一言で「先生わかってくれてるー!」と嬉しくなることでしょう。
私は先生が「しんどいよね~」といっているのを聞いて
と感じていました。
先生ご自身が実践している、休み明けにやる気を出す方法を教えてあげたりしてもいいですね。
②きちんと登校したことを褒める
そんな状態でも頑張って登校してきた子供たちはハナマルさんです!
初日にちょこっとの遅刻なら、大目にみてもいいのではないでしょうか?
学校にきちんと来たという事実が、何よりも素晴らしいんですもの。
厳しくガミガミ言いすぎるのは、あまり得策ではありません。
③軽い体操・ストレッチを取り入れる
休み明けの鈍った身体と脳にスイッチを入れるべく、軽い運動を取り入れてみましょう。
連休明けの全校集会、挨拶というものは、どうにもこうにも眠くてだるくなりがちです。
座りっぱなしですしね。
大事なお話をする前や朝礼の最初の方に行うと、集中力が上がりますし、子供たちも身体を動かすことでスッキリできます。
④今後の楽しい行事について触れる
シーズン毎になにかしらの行事があるかと思います。
遠足や運動会、林間学校、修学旅行、スキー合宿、文化祭。
これからこんな行事が待っているから、一丸となって頑張ろうと促すことで生徒達もワクワクできますし活気がでてきますね。
⑤ポジティブな言葉を使う
ネガティブな言葉は、休み明けの朝から聞きたくないものです。
子供たちの心がパーッと明るくなるような、ポジティブな言葉を使うことを意識するのが大切ですね。
生徒たちはもちろん、先生自身もやる気がでてきます。
ポジティブな言葉には、自分だけでなく、聞いてる人の心も変えていく力があります。
古くから、言霊というものがあるように、言葉の力というのは大きいのです。
連休明けの挨拶!子供たちが食いつきやすく身になる話題とは?
せっかく連休明け一発目の挨拶ですので、生徒が興味を持ってくれて、身になる話ができたら最高です!
というわけで、話題にできそうなテーマを集めてみましたのでご紹介いたします。
お出かけ先で発見したこと
例えばテーマパークでの接客の様子だったり、自然に恵まれた場所で発見したものなどをもとに、感じたことをお話してみるのはいかがでしょうか?
清掃員さんがこんな意外なことをしていた。
出先で出会った方に親切にしていただいたこと。
生徒と同年代の子供たちがこんな素敵な行動をしていた。
ここで大事なのが、『楽しかった自慢』にならないようにすることです。
どこへも出かけられなかった子もいるでしょうから、おでかけ自慢ではなくそこで発見したこと、気づきを取り入れることが大事です。
有名人の生活スタイルの紹介
連休の間にダラけてしまうことも考えられます。
そこで、生徒たちも知っているような有名人の健康法や、毎日のルーティンをもとにお話をしてみるのはいかがでしょうか?
スポーツ選手の〇〇は毎日こんなことをしていた!
モデルの〇〇が朝起きてから必ずしていること。
このような切り口のほうが、ただ健康情報を入れるよりも、生徒たちも聞くのが楽しみになりますし、実際に取り入れてくれるかもしれませんね。
私この方法に弱いです(笑)
学校にある植物や動物の話題
お休みの間に、校庭のお花がこんなにも成長しました!
飼育小屋の動物がこんな行動をしていました!
お休み中にこんな植物、動物が仲間入りしました!
意外と気にかけている子も多い校内の植物、動物事情。
その成長の様子に、休み明けから嬉しくなってしまいますね。
我が家の子供はこういったお話が大好きだったようで、家に帰ってからも嬉しそうに話してくれていましたよ。
部活動の様子
中学校や高校であれば、部活の様子をお話するのもいいですね。
お休みの間に大会でこんな成績を残した!
この部活がこんな練習方法で頑張っていた!
など、部活の話は自分たちに近い話ですので、食いつき率はかなり高いです。
話題にあがった部活の子は嬉しいでしょうし、他の部活の子もやる気に繋がります!
連休明けは要注意!やってはいけない指導と声かけ
連休明けの生徒の中にはナイーブな子もいますよね。
そんな子の心にダメージを負わせないためにも、やってはいけない指導と声かけを見ておきましょう。
①ちょっとしたことで怒鳴る
多少ダラダラしてしまう生徒もいるかと思いますが、怒鳴るのはNGです。
となりますし、全然関係ない生徒も、その怒鳴り声を聞いて嫌な気持ちになってしまいます。
私の話になりますが、家庭環境が劣悪だったため、怒鳴り声というものが本当に苦手でした。
普通に注意してくれたらきちんと聞けるのに、怒鳴られると怖いし、頭が真っ白になって話もちゃんと聞けなくなるしで逆効果でしかなかったです。
指導をするのに怒鳴る意味は、私はないと感じますね。
②威圧的な態度で接する
頑張って登校してきたのですから、温かく接してほしいものです。
人間の心理的に、高圧的な態度を取られると、恐怖や不安を感じて萎縮してしまいますので、悪影響を及ぼします。
威厳と威圧は違いますよ!
③何度も挨拶のやり直しをさせる
これもやる気をそがれますよね。
一度や二度ならまだしも、何度も何度もやり直しをさせられると、本当に気分が滅入ります。
先生方としては、休み明け最初の挨拶なのでしっかりと!という思いがあるのだと思いますが、やりすぎは禁物です。
④自分も連休明けでしんどいからと、不機嫌な態度をとる
社会人としてあるまじき行為なので、連休明け関係なくやめましょう。
人前で話をする際に、聞き手の心を惹きつけるには、話す際のテンション、態度、口調がとても大事です。
先生が不機嫌なときって、なんだか不安になります。
先生によっては怖いです。
なので、生徒たちの前で不機嫌な態度をとるのは絶対にやめましょうね。
休み明けの子供たちはどんな心境で学校に来ているのだろうか?
連休というのは子供にとって、気持ちの休まるものであったり、楽しみなものであったり。
各々違う心境でいます。
では、学校が始まるとどのような心境になるでしょうか?
「友達と会えるから楽しみ~!」という意見もありますが、休み明けというのはなんだかしんどいものです。
大人でもそう感じるときありませんか?
私は毎回感じてしまいます(笑)
実際に、大型連休のある春、夏、冬休みに加えて、GWなどのシーズンは気候も不安定で心身ともに体調を崩しやすい時期です。
「しんどいな~」と感じながらも頑張って登校してきた生徒には、温かい態度と言葉で迎えてあげたいものですよね。
私にも子供がおりますが、しんどそうに学校へ向かう姿を見ると、先生方には「うちの子頑張って向かってますので何卒(泣)」という心境だったりします。
生徒によっては、すごく勇気をふり絞った一日目だったかもしれませんし、勝負をかけた一日目だったかもしれません。
メリハリも大事なので甘やかしすぎもよくありませんが、厳しすぎも今後のためによくないということですね。
何事もほどほどがいいです。
気持ちのいいスタートを切らせてあげたいですね。
最後に
- 連休明けは大人も子供もしんどい!共感してあげよう
- 頑張ってきたことを褒める
- 軽い運動で脳を活性化!
- 今後の楽しい行事の話題で学校生活に楽しみを!
- ポジティブな言葉を使うことで気持ちを前向きに
- 挨拶で取り入れる話題は生徒が好きそうなものを
- 出先での出来事から学びを得よう
- 有名人の生活スタイルや名言は生とも取り入れやすい
- 学校の植物・動物事情で朝からほっこり
- 部活動の同行は生徒に最も身近な内容で〇
- 生徒が萎えるような指導は避けるべき
- 連休のシーズンは不安定になりがち、頑張って登校してきた生徒を温かく迎えて、これからの学校生活が楽しくなるような挨拶をしてあげましょう!
朝礼での挨拶って先生の個性がでますよね。
全校集会であっても、教室での先生の挨拶であっても、面白いお話をしてくれる先生はとても魅力的に感じます。
生徒さんたちが、これからの学校生活をワクワク過ごせるようなスタートを切れますように。