ワンマン社長に仕返しをする方法!パワハラへの対処法は?

ワンマン社長

ワンマン社長っていますよね。

見当違いな指示をしたり、理不尽なことを押し付けてきたり…社員からしたらたまったもんじゃありません。

せっかく入社したんだから楽しく仕事したいですよね。

そんなワンマン社長には仕返しをしてやりましょう。

ここではワンマン社長の特徴や仕返し方法、いざというときの相談窓口などをご紹介します。

相手が社長だからと遠慮することはありません。

ワンマン社長に仕返しして快適な職場環境を手に入れましょう!

ワンマン社長の特徴は?

ブラック企業

ワンマン社長とは “一人で会社の経営を仕切っている社長” のことです。

出来たばかりの会社や、会長や役員がいない小さな会社は経営環境が整っていないため、社長のワンマン経営になりがちです。

マイナスイメージを持たれがちですが「方針の決定が早い」などの利点もあり、ワンマン社長が必ずしも悪いわけではありません。

しかしワンマン社長は次に挙げる特徴に当てはまる人が多くパワハラに発展しがちです。

自分が正しいと思っている

自分の実力で会社を支えたという自負があるため、自分のやり方が正しいという絶対的な自信を持っています。

環境変化や時代の流れに気づかず、自分と異なる考えを受け入れません。

はたから見たら理不尽でも自分が正しいと思うことを社員に押し付けます。

好き嫌いで評価や人事を決定する

自分が正しいと思っているので同調する人を好み、意見が異なる人を嫌います。

お気に入りは優遇し、気に入らない社員には無視する、評価を与えない、能力を考慮せずに極端に簡単or困難な仕事を与えるなどの態度をとります。

社員は道具扱い

自分の会社を大切にしており、社員は会社の利益を出すための道具だと考えて見下しています。

代わりはいくらでもいると思っているので人を大事にしません。

「雇ってやってる」「給料を払ってやってる」という上から目線の感覚です。

会社の利益のために残業や休日返上は当たり前、儲けが出て自分が甘い汁を吸えれば社員のことなどどうでもいいのです。

飲み会強制や不当な時間外労働、サービス残業などの労働基準法違反もへっちゃらです。

気が短く感情のコントロールが下手

一人で会社を仕切ってきただけに頭の回転は早いですが、のんびりした人にキツくあたる傾向があり、優秀ゆえに仕事ができない人のことが理解できません。

長らく自分の思いどおりにやってきたため感情のコントロールができず、少しでも気に食わないと感情を爆発させます。

そのため怒鳴る、罵る、大勢の前で叱る、大きな音を立てて威嚇する、暴力を振るう、物を投げる、どつく、突き飛ばすなどの行為をします。

 

どの項目もワンマン社長本人はそうしないと社員が動かないからよかれと思ってやっているつもりです。

当然パワハラの自覚はまったくありません。

ワンマン社長を追い込む方法!診断書はどうやってもらう?

パワハラで病院

ワンマン社長のパワハラで体調不調がある場合は病院に行きましょう。

心療内科などのメンタル系の病院がおすすめです。

自分の今の症状とパワハラに遭っていることを伝えて診断書を作ってもらいましょう。

費用はだいたい2,000~10,000円ほどで医療機関により異なります。

診断書をもらったら労働基準監督署に行き、労災申請をしましょう。

診断書と必要書類を提出すればパワハラが労災かどうか調査してくれます。

 

<労災の基準>

  • 認定の基準となる精神障害を発症している
  • 精神障害の発症前、約6カ月の間に業務による強い心理的負荷があった
  • 原因が職場以外考えられない

ただし、説明だけでパワハラを実証するのは困難なので、診断書以外にもパワハラの証拠があった方がいいです。

そのためにも日頃から証拠を集めておきましょう。

パワハラの証拠になるもの

  • 診断書
  • ICレコーダーやスマホで録音した会話
  • メールやLINE
  • パワハラの詳細(5W1Hや感じたこと)を書いた日記やメモ

会社に労災認定が下ると世間から悪印象を持たれます。

ましてや社長のパワハラが原因ならイメージは最悪に。

取引を打ち切られる可能性もあり会社は不利益を被ります。

会社の利益が何より大事で、自分が正しいと思っているワンマン社長にかなりダメージがいくはずです。

ワンマン社長を追い込むにはこんな方法もある!

エイエイオー

労災認定以外にもワンマン社長を追い込む方法はあります。

ズバリ「あっせん」と「労働組合」です。

方法① 個別労働紛争解決制度のあっせんを利用する

あっせんとは大雑把に言うとお手軽な裁判のようなもので、会社と社員に主張を話し合わせてトラブルを解決させます。

話し合いは別室で行うためワンマン社長と顔を合わせる必要はありません。

流れについては『個別的労働紛争のあっせん手続きについて』をご覧ください。

個別的労働紛争のあっせん手続きについて

あっせんでは弁護士や社会保険労務士など労務問題の専門家が間に入って第三者の視点から公平に判断を下してくれます。

ワンマン社長は目下の人には威張りますが強い立場の人にはヘコヘコする傾向があるため、権威ある専門家の意見には大人しく従う可能性があります。

また、損害賠償請求ができるのでしっぺ返しを食らわせることもできます。

ただしあっせんはお手軽なため、裁判に比べて法的な拘束力が弱いという難点があります。

参加も任意なので相手が不参加ならあっせん不成立となり話し合いはできません。

しかしあっせん不参加の場合、後にパワハラを訴える裁判を起こされた際に不利になるため内心嫌でも参加する可能性はあります。

あっせんは総合労働相談センターで申し込めます。

無料で利用でき、かかる日数はおおむね1か月前後です。

裁判でワンマン社長をとっちめてやりたいけど裁判は大変そうだし…という人にはオススメです。

方法② 労働組合で交渉する

労働組合で交渉することもワンマン社長の追い込み方法の一つです。

労働組合は働く人の労働環境などの維持・改善を目的としており、団体で交渉する権利を持っています。

会社は労働組合からの交渉要求を基本的に拒否できません。

会社に労働組合がない場合は新たに結成する必要があります。

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