急いでいるときやイライラしているときに、子供がわがままを言ったり間違った行動にでると反射的に叱ったりしますよね。
頭ではいけないとわかっていても、つい大きな声が出てしまって怒りすぎることもあるかと思います。
なぜ怒ってばかりの育児になってしまうのでしょうか。
怒りすぎてしまったあとにハッとして後悔する、自己嫌悪に陥る…。
その繰り返しで、子供への影響も気になるところです。
でもそんなあなたでもきっと、子供が生まれてから思い描いていたのは怒ってばかりの育児ではなかったはず。
育児や教育って本当に難しいし、これだ!という正解や王道はないと思います。
怒ってばかりの繰り返しから抜け出したいと感じている方へ、これから紹介する内容が少しでもヒントになればと思います!
子供にイライラ!怒り過ぎると子供への影響はある!?
怒られる頻度が多いと子供へはどのような影響があるのでしょうか。
教育の分野や心理学などからいろいろな見解が出ています。
ですがまず、すべてよくない影響だと考えていいでしょう。
いつも叱られてばかりの子は、だんだんと自分は何をやってもダメだと思うようになります。
少しでもうまくいかなかったり失敗すると、やっぱり自分にはできないとすぐに諦めてしまいます。
これって、すごく残念なことです。
それでまた親は「何ですぐ諦めるの!?」と怒ります。
そうなるともう負のスパイラルでしかないですよね。
また、同じことで何度も怒られるとそれが大したことではないと感じるようになります。
例えば勉強に関して、テストの点が悪かったら「何で勉強しないの!?」とか宿題に誤字やミスがあったら「ちゃんと覚えてないとダメでしょう!?」「いつも言ってることだよね?」などいちいち怒ります。
すると子供は「いつも勉強勉強って、そんなに勉強って大事?勉強ができなくてもエライ人はたくさんいるし、もっと他に大事なことがあるはずだ」と思うようになります。
子供の心のよりどころって、親しかいないですよね。
その親から毎日のように怒りを浴びせられたら…。
ほかにも多くの点で影響があるようですが、怒られ続けた子どもは心が委縮してしまい、「攻撃するか」「防御するか」の二択に行きつくとされています。
具体的には、知らんぷりやウソをついたり(防御)、暴力で反抗したり弱い子をいじめたりすること(攻撃)などです。
親の身勝手な感情が、小さな子供の心に大きく影響しているなんて悲しくなります。
怒り過ぎるのはなぜ!?怒りを鎮める制御のかけ方とは!?
「ここまでは許せるけどこれ以上はダメ!」
誰でもある一定の境目に怒りが爆発すると思いますが、いつも怒っている人はその閾値(いきち)が低いのかもしれません。
公共の場でお母さんが子供に怒っているとき「えっ、そんなことで?」という場面を見かけます。
価値観は人それぞれ違うことはもちろんだと思います。
でも自宅などではそれ以上に些細なことで怒ってるんだろうなと想像してしまいます。
ついイライラしてしまいますが、怒りを抑える方法やコントロールの仕方があるのをご存知でしょうか。
「アンガーマネジメント」とは怒りをコントロールすることです。
「アンガー」とは英語で怒りのことを指し、この手法は教育の場や一般企業の研修でも取り入れられています。
そのうち3つだけですが手法を紹介します。
1.子供への期待が高すぎる
理想と現実がかけ離れていることが気に入らない=怒りにつながっています。
Must(絶対○○でなければならない!)でなくWant(できれば○○してほしいな…)に気持ちを切り替えて、子供に過剰な期待をかけることをやめましょう。
2.子供のせいにしない
目の前で起こっていることについ気持ちが行ってしまいますが、どうしてそうなったかを一歩引いて考えてみてください。
子供がうまくいかなかった理由は?
そうなる前に親として手伝ってあげられることはなかったでしょうか?
口出しするだけでなく、陰ながら手助けしたり導いてあげることも親の役目ですよね。
3.呼吸を整えてリラックスする
カッとなって衝動的に怒っていませんか?
怒りに任せて怒鳴っていると、だんだん気持ちがエスカレートして止まらなくなった経験はないでしょうか。
そんなときは深呼吸をしてみてください!
実は、まず吐いてから吸うのがおすすめです。
イラっとした気持ちで何か反論しようとしたとき、みなさんきっと吸ってから声に出してますよね?
カッとして大声を出す前にまず息を吐くことで気持ちを静めます。
そうするとそのあと吸える量が違います。
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