親しくしていた身内が亡くなったとき、残された家族は多かれ少なかれショックを受けます。
もし、あなたの身近な人がその立場だったら、あなたはどんな言葉をかければいいか頭に思い浮かびますか?
もしそれが、自分の親だったら、友達だったら、彼氏だったら。
誰にでも起こる人生の一大事ですが、どう対応すればいいかわからない人も多いですよね。
「こんな言葉や態度はNG」というケースも交えています。
大事な人の支えになれるよう、参考にしてください。
おじいちゃんが亡くなった時にかける言葉は?親や身内の場合への声かけはどうする?
親のおじいちゃんが亡くなった場合、親や身内にはどのような言葉をかければいいでしょうか。
つまり、あなたから見てひいおじいちゃんが亡くなられたことになりますね。
あなたという新しい世代が育っているので、そこまで悲愴な感じにはならないかもしれません。
地域や家柄にもよると思いますが、年齢を重ねた方が他界した場合のお葬式は、比較的和やかです。
穏やかに故人を悼む雰囲気になることが多いです。
それでも大好きなおじいちゃんが亡くなった場合は、大人といえども、悲しい寂しい気持ちはあるでしょう。
実際、自分が成人してからの別れで、最期のやりとりで後悔を残している人や、「もっとこうしてあげたかった」と後悔している人もいます。
でも、悲しんでいる親や身内にとって、あなたはいるだけで心強い存在。
ですから、特に何を言おうとしなくても、『そばにいるからね』という気持ちでいましょう。
そうすれば、残された家族は支えられることが多いです。
もしくは、故人を悼む意味でも、おじいちゃんの若いころの話などを聞いてみるのもいいでしょう。
泣きながらでも、そのような話をすれば、ストンと心が落ち着いたという体験談があります。
ただ、注意する点はあります。
残された家族にとって、
など後悔していることがあるかもしれません。
でも、悲しいことに、おじいちゃんと実際に会話して修正する機会は失われてしまっています。
のような、後悔の上塗りをするような声かけは避けましょう。
宗教によりますが、仏教では49日までは故人は家にいます。
遺影とお話しして、スッキリできるように促してあげるといいでしょう。
という一言もいいですね。
おじいちゃんが亡くなった時にかける言葉は?友達のおじいちゃんの場合、声かけはどうする?
友達がおじいちゃんを亡くしたとき、どんな言葉をかければいいでしょうか。
人の死というのはどうやってもひっくり返せない出来事です。
ですから、そんな絶対的なときに何を言えばいいかなんて、本当に難しいですよね。
でも、あなたの『心配している、支えたい』という気持ちがあるだけで十分です。
あえて言葉にするならばこちらでしょうか。
- 大変だったね…
- 何か手伝えることがあったら言ってね
最初は友達が思い切り悲しめるように、多く言わなくて大丈夫です。
そもそも、「こういえばいいよね」とスラッと出てくる人の方が珍しいです。
というくらいのボンヤリした表現でも大丈夫。
『元気になってほしい』という気持ちがあれば、その想いは伝わります。
友達同志なら、メールやラインで、友人の祖父が亡くなったと連絡を受けることもありますよね。
その場合はどうでしょうか。
あまり長く返信するのも無粋です。
- それは大変だったね…
- いろいろつらいと思うけど、体を壊さないようにね
- 無理しないでね
- 落ち着いたらまた会おうね
といった文面で、想う気持ちを伝えましょう。
そして、ちょっと落ち着いたころに会って、おじいちゃんの話を聞いてあげるといいでしょう。
これも、友達の気持ちを優先して、本人が話したそうならばの場合です。
基本的なことですが、『死んだ』という表現は直接的すぎてタブーです。
あえて出す必要があるならば、『亡くなった』という表現にしましょう。
お悔みの気持ちを伝えるときに、ふさわしい言葉かどうか、一旦自分の中でチェックしましょうね。
おじいちゃんが亡くなった時にかける言葉は?彼氏のおじいちゃんの場合、声かけはどうする?
お友達の場合と同じで、こちらも何て言えばいいか難しいですよね。
でも、彼氏といえば、一般的に友達よりは近い関係。
- 大丈夫?
- 大変だったね
- 手伝えることがあれば言ってね
と伝えたうえで、行けるのであれば、
- そばにいようか?
- 一緒にいたいんだけど
と一緒に悲しさをわかちあうのがいいのではないでしょうか。
と、相手への気持ちをベースに、言葉を繋げば大丈夫です。
気持ちは伝わります。
彼氏ということなので、普段スキンシップがあるのであれば、親愛の情を伝えるスキンシップで気持ちを伝えるのもいいですね。
- 手をつなぐ
- ハグをする
- 肩をぎゅっとする
- 肩や背中をナデナデする
など…。
また、家族で看取ることができたのなら、
- みんなに見送ってもらえておじいちゃんも嬉しかっただろうね
という一言もいいでしょう。
故人がどんな人だったか語り合うことは、気持ちを落ち着かせる効果もあります。
彼氏が言うのが嫌でなければ、どんな人だったか聞くのもアリです。
ただし、亡くなってから日がさほどたっていないようだと、話しながらも涙が出てくるという人は多いです。
場所は選んであげてくださいね。
人の前で、特に大事にしている彼女の前で涙なんか見せたくない、という彼氏もいるかもしれません。
その場合は「たいしたことないよ」という態度を取っているかもしれません。
ですが、悲しくないわけではないので、「冷たい人だな」とウッカリ思わないように
してあげてくださいね。
また、明るくしてあげようとして、無理に笑い声を出すのもやめましょう。
実際、そんなときに笑い声は聞きたくなかったという体験談があります。
人が亡くなって悲しいときは、悲しいまま支えてあげれば大丈夫です。
おじいちゃんが亡くなった時に後悔をしないように。おじいちゃんとのコミュニケーション方法は?
急に亡くなって、その後すごく後悔している、と残された家族が思いを残すことがあります。
それは、最期のコミュニケーションで「あんな風に接さなければよかった」と思っているケースです。
ですから、家族が高齢の場合は特に、後悔するような接し方はなるべくやめましょう。
学校や仕事の都合で、頻繁に会えない人も多いですよね。
自分なりに、無理をせず、コミュニケーションをとれるといいですね。
ただ、どう接していても、死という絶対的に修正の利かないシーンにおいては「後悔の残らない選択はない」という言葉もあります。
ですから、少しでも「よかったな」と思えることを積み重ねていけたらいいですね。
ちょっとした会話、ちょっとした気遣い…。
おじいちゃんが操作を面倒がらなければ、メールやラインでちょくちょくやりとりをするのもいいですね。
スマホやメールは使わない、という場合は、季節に合わせてハガキを出すのもいいでしょう。
それが、後々のあなたを救うことになりますよ。
まとめ
おじいちゃんを亡くした人への言葉かけをまとめました。
- 親や身内の場合は、言葉よりもそばにいるよという気持ちを伝える
- 友達の場合は、「大変だったね」など言葉をかけて、あとは落ち着くのを待ってあげる
- 彼氏の場合は、「何かできることはない?」と聞いて、彼氏が望めば一緒にいて支えてあげる
- おじいちゃんとは後悔しないように無理のない範囲でコミュニケーションをとる
- 方法はおじいちゃんに合わせて、直接会えなければ、メールやライン、ハガキなど。
死はどうしようもなく、人と人を分かちます。
ですが、故人を想う気持ちがあれば、その人の中で生き続けるともいいます。
その気持ちを大事にしてあげてくださいね。
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