4月といえば、新卒の新入社員が入ってくる時期です。
会社の社長や先輩社員は、これから同じ会社で多くの時間を共に過ごすであろう新入社員の皆さんへ、希望とやる気を持って働いて欲しいと考えていることと思います。
そこでやはり重要なのが、会社の第一印象を左右する入社歓迎のメッセージです。私も新卒で初めての就職、入社の際はとても緊張したのを覚えています。
入社歓迎のメッセージの第一印象で、「ちょっと怖そうな部長だな」とか「この先輩は頼りになりそうだな」とそれぞれに感じたことを覚えています。
これからこの会社で頑張っていけそうか、社長や先輩社員からのメッセージで判断されるといっても過言ではありません。
社長から送られて心に響くメッセージと、部門長や中堅社員、1つ先輩の社員から送られて心に響くメッセージは全く別物です。
この記事ではそれぞれの入社歓迎メッセージの例文をご紹介していきますので、参考にしてみてください。
入社歓迎メッセージを新卒社員に贈ろう!
通常、新入社員が入社して早いところだと1週間後~2ヵ月以内に歓迎会が行われます。
入社前に行われるところもあるようですが、入社歓迎メッセージはその際に贈ります。
都合がつかず歓迎会が先延ばしになっている場合や、歓迎会自体が行われない場合は文章などで贈ってあげても良いでしょう。
少し手間かもしれませんが、「新入社員の皆さんへ」よりも「○○さんへ」とひとりひとりにメールまたは手書きのメッセージなどを贈ると、歓迎の気持ちもより伝わります。
新入社員も個人を認識されている安心感を得られますし、やる気も出るはずです。
直接スピーチなどで伝える場合も、文章でメッセージを贈る場合も、必ず伝えるべき内容は3つです。
- 簡単な自己紹介
- 歓迎のことば
- 激励のことば
順番は前後して大丈夫ですが、これに入社するにあたっての心得や、新入社員の皆さんに伝えたいことがあれば付け加えます。
ここで注意したいのは、あくまでも主役は新入社員の皆さんなので、自己紹介は簡潔に済ませましょう。
上司からのスピーチの場合、内容にかかわらず長々と話してしまうと「なんだかめんどくさそうな先輩だな」と思われかねないので、なるべく手短に5分くらいで納めるようにすると良いでしょう。
「こういうことはしないでください。」などネガティブな内容や、いきなり説教じみたお話から入るのもNGです。
これまで何年も働いている先輩上司は、色々な後輩をみてきて新入社員がやりがちなミスや、やってほしくない事等あるかとは思いますが、入社の歓迎のあいさつの場での注意はぐっとこらえましょう。
とポジティブな言い方だと新入社員も安心できます。
社長から贈る入社歓迎メッセージ例文!
入社式が行われる場合、社長から必ず新入社員に向けて会社理念の説明や、お祝いと激励のことばなどを贈るはずです。
入社式が行われない場合は社内報などでのメッセージになるかと思いますが、会社の理念や、代表としての思いをしっかりと伝えましょう。
社長から贈る入社歓迎メッセージ例文!スピーチ編
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
社長の○○です。
皆さんのようなやる気に満ち溢れた仲間を迎え入れることが出来、大変喜ばしく思います。
我が社は今年で創業○○年を迎えますが、はじめは経営も楽ではなく、小さなオフィスで○○名ほどの社員のみではじめました。
試行錯誤を重ね社員一丸となって会社を成長させ、今では社員も○○名に増え、さらに同じ方向を向いて進んでいける素晴らしい仲間が増え、こうして我が社の成長を支えてくれていることに感謝しています。
皆さんもご存じの通り、我が社では○○をモットーに、○○や○○を行っている会社です。
新入社員の皆さんにも是非、これから私たちと同じ方向を向いて頑張っていってほしいと思います。
はじめは分からない事があるのは当たり前です。
難しいと感じる事があっても、乗り越えた先にはきっと新たな世界が広がる事と思います。大事なのは「なんとしてもやり遂げる」と決意を決め、簡単に諦めない事です。
何かあれば周りにいる先輩社員や、私に直接相談してきても構いません。
皆さんが希望をもって前向きに社会人としての一歩を踏み出せるよう、我が社としても出来る限りのサポートをしていきたいと思っています。
新入社員の皆さん、これからどうぞ宜しくお願いします!
社長から贈る入社歓迎メッセージ例文!社内報編
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
社長の○○です。
本日○○名の新たな仲間を迎え入れられることを大変喜ばしく思います。
今年は残念ながら、コロナウイルスの影響で歓迎会を行えずとても残念ですが、新入社員の皆さんを心より歓迎しています。
はじめは分からないことも多く、不安な思いを持っている方もいるかと思います。
ですが、はじめは分からなくて当たり前!
困ったことがあれば遠慮せず周りの先輩や、私に直接相談してください。
皆さんが明るく前向きに社会人としてのスタートをきれるよう出来る限りのサポートをしていきます。
これから共に頑張っていきましょう。どうぞよろしくお願い致します。
部門長から贈る入社歓迎メッセージ例文!
部門長というひとつの役職についている立場の上司を、新入社員の皆さんの中には将来的に目指している人もいるはずです。
新入社員にとっては社長同様、少し近寄りがたい存在の部門長は、「頼りにしてもらって大丈夫ですよ」という一言があるととても安心できるはずです。
部門長から贈る入社歓迎メッセージ例文!スピーチ編
新入社員の皆さん、(○○さん)入社おめでとうございます。
○○科で部長をしている○○です。
これから一緒に働く優秀な仲間が増えることを、心より嬉しく思います。
私は入社して○○年、今では部長を務めさせていただいていますが、はじめは皆さんと同じように何も分らず、ただひたすら目の前の仕事をこなすのが精一杯でした。
ですが、どんな仕事も真面目に誠実に取り組むことを心掛け、地道に頑張ってきました。
それは今も変わりません。
努力すれば必ず結果が見えてきます。
大事なのは諦めない事と、もう一つは周りを頼る事です。
皆さんが困ったときや助けが欲しいとき、力になれる存在でありたいと思っていますので、そういったときは遠慮せず相談してください。
これからどうぞよろしくお願いします。
部門長から贈る入社歓迎メッセージ例文!社内報編
新入社員の皆さん(○○さん)、入社おめでとうございます。
○○部で部長をしている○○です。
やる気に満ちた新入社員の皆さんを、心より歓迎します。
新入社員の皆さんは、希望と同じくらい不安な気持ちも持たれていることと思います。
私も今では部長を務めさせていただいていますが、はじめは皆さんと同じように何も分らず、不安な気持ちを持っていました。
はじめはミスをすることもあるかもしれません。
ですが、私も精一杯サポートするので、失敗を恐れず様々なことに挑戦していってほしいと思います。
わからないことや困ったことがあれば、いつでも相談してくださいね。
これから一緒に頑張っていきましょう!どうぞよろしくお願いいたします。
中堅社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!
業務を教えたり、質問されたりと新入社員と関わる機会も多いであろう中堅社員の皆さん。
直接業務を教えてもらえるのが頼りになる上司だと、新入社員の皆さんも安心できるはずです。
中堅社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!スピーチ編
新入社員の皆さん(○○さん)、入社おめでとうございます。
社員の○○です。
これから一緒に頑張っていく仲間が増える事を、とても嬉しく思います。
私は入社して○○年目になりますが、今でも入社1年目の頃の、何もわからず不安だった日の事も覚えています。
そんな入社1年目の皆さんが安心して働けるよう、こちらも精一杯サポートします。
業務についても、丁寧な指導を心掛けますので、分からないことがあれば遠慮せずなんでも聞いてください。
これから多くの時を過ごす仲間として、どうぞよろしくお願いいたします。
中堅社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!社内報編
新入社員の皆さん(○○さん)、入社おめでとうございます。
社員の○○です。
優秀な新入社員の皆さんとこれから一緒に働けるのが楽しみです。
最初は不安なことや、わからないことも多いとは思いますが、私も精一杯フォローしますので一緒に頑張っていきましょう!
何か質問や分からないことがあれば遠慮せず声をかけてくださいね。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
1つ先輩社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!
一番近い存在である1つ先輩社員は、新入社員に寄り添ってあげるようなメッセージがおすすめです。
1つ先輩社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!スピーチ編
新入社員の皆さん(○○さん)、入社おめでとうございます。
○○と申します。
これから新たな仲間と共に働けること、とても嬉しく思います。
私は昨年入社し、はじめは右も左も分らず、皆さんと同じように緊張していて、不安な気持ちも抱えていました。
ですが頼りになる先輩方に支えられ、入社2年目ですが日々やりがいをもって働けています。
はじめは覚えることも多く大変かもしれませんが、分からない事や質問があれば遠慮せず聞いてください。
私も皆さんと同じようにまだまだこれからです。一緒に頑張っていきましょう。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
1つ先輩社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!社内報編
新入社員の皆さん(○○さん)、入社おめでとうございます。
社員の○○です。
皆さんの事を心より歓迎します。
私が入社したての頃は右も左もわからず、毎日の業務をこなすのに精一杯でした。
ですが入社2年目の今では目標を持ち、日々やりがいをもって働いています。
新入社員の皆さんもはじめは不安かもしれませんが、2年目には少しずつ自分のやり方が見つかってくるはずです。
私もまだまだこれからですので、一緒に頑張っていきましょう。
何かあればいつでも声をかけてください。これからどうぞよろしくお願いいたします。
電話占いでキャリアの進路を見つける
新しい職場でのスタートは、誰しものキャリアにとって重要な一歩です。しかし、どのように進めば良いのか、どのように自己を成長させていけば良いのか、といった疑問を持つことは自然なことです。そんな時、電話占いが一助となります。
電話占いは、多くの経験豊富な占い師が在籍しており、あなたのキャリアに関する疑問や不安に対して、新たな視点からのアドバイスを提供します。自身の強みや弱み、これからのキャリアで重要となるポイントなど、具体的なアドバイスを得ることができます。新たな職場でのスタートを、自身のキャリアの成長につなげるための一歩として、電話占いを活用してみてはいかがでしょうか。
最後に
- 入社歓迎メッセージを新卒社員に贈ろう!
- 社長から贈る入社歓迎メッセージ例文!
- 部門長から贈る入社歓迎メッセージ例文!
- 中堅社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!
- 1つ先輩社員から贈る入社歓迎メッセージ例文!
新入社員の皆さんは、「この会社でやっていけるかな」「怖い上司がいたらどうしよう」と、様々な不安があるかと思います。
社会人デビューの新卒社員は特に、初めてのことだらけでとても緊張しているはずです。
そんな新入社員の皆さんが安心し、希望を持って働けるような入社歓迎のメッセージを贈りたいですね。
私も初めて入社した会社で、上司に「何かあればいつでも相談してくださいね」と声をかけられ、とても安心したのを覚えています。
どんな言葉を贈ってあげれば歓迎の気持ちが伝わり、安心してもらえるのか悩んでしまうかもしれませんが、この記事で紹介した例文を参考にしてみてください。
以上、社長・部門長・中堅社員・1年先輩からの入社歓迎メッセージを、スピーチと社内報編に分けての例文のご紹介でした。
■こちらも読まれています。
・ 入社式社員代表挨拶例文3選!好印象な言葉と期待されることは?