高校ご入学おめでとうございます。
ドキドキ、ワクワクでいっぱいかと思います。
楽しい高校生活の幕が開こうとしているそんなとき、一部の人だけに訪れる最初の試練。
そう、入学式での生徒代表の挨拶です。
在校生の先輩、まだ顔も知らない同級生の前で話すのですから、緊張しますよね。
なにより問題なのが、挨拶の内容です。
言葉遣いや、気をつけなきゃいけないことはなんなのか?
気になること盛りだくさんかと思います。
というわけで、今回は入学式での生徒代表の挨拶例文、緊張を和らげるコツをお話していきます。
入学式の生徒代表の挨拶!すぐに使える例文!
例文1
暖かな春の訪れと共に、私たちは無事に、○○高校の入学式を迎えることができました。
本日は、このような素晴らしい入学式を行っていただき、ありがとうございました。
高校での3年間の生活がこれから始まるということで、期待と不安が入り混じっていますが、先生方や先輩方にいろんなことを教えてもらいながら、毎日を悔いのないよう過ごしていきたいです。
勉学、部活動、行事。
何事も一生懸命、全力で取り組んでいきたいと思っています。
先生方、先輩方、並びに来賓の皆様。
私たちへの励ましのお言葉をありがとうございました。
これから温かくも厳しいご指導のほど、よろしくお願いいたします。
令和〇年 〇月〇日
新入生代表○○
例文2
暖かな春の風に誘われ、桜のつぼみも開き始めた、今日の良き日。
本日は、私たちのために、このような立派な入学式を開いてくださり
ありがとうございました。
中学校を卒業して、気持ち新たにいままでとは違った生活を送ることに、不安もありますが、毎日どんなことが待っているのかという期待もあります。
そんな高校生活で、新たな仲間たちと共に、自分の発言・行動に責任を持って生活していきたいです。
部活動や勉強、どれもいままでよりも厳しいものになるかと思いますが、全力で取り組んでいきます。
先生方、先輩方、ならびに来賓の方々。
どうか、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
令和〇年 〇月〇日
新入生代表 ○○
代表挨拶の基本構成は?そもそも代表挨拶とは?
挨拶文の基本構成
1.季語を取り入れた挨拶
挨拶の冒頭になりますので、明るい雰囲気の季語を入れましょう。
2.感謝の言葉をいれる
高校側へ、入学式を開いてくれたこと、歓迎してくれたことへの感謝の言葉を入れましょう。
3.高校生活での抱負、決意表明
こんなことを努力したい、こんな目標をもっている、高校生活を過ごす中で、こんな風に成長したい。といったような抱負、決意。
とても大事なことですが、素直に書くのが一番かと思います。
4.締めの言葉
先生、先輩、来賓の方へのメッセージを入れるとスマートに締まります。
※声に出して読んでみて、2~3分で収まるようにしてみましょう。
構成がわかってしまえば、難しいものではない気がしてきませんか?
文章を書くのが苦手だったりすると、少し難題かもしれませんが、過酷な受験期を乗り越えたあなたであれば大丈夫です!
例文を参考に、自分らしく綴ってみてくださいね。
そもそも代表挨拶とは?
「高校生活への意気込みや目標を宣言する」ことです。
体育祭でいうところの、選手宣誓ですね。
なので、あまり難しく考えず、自分の思うがままに言葉にしましょう。
代表に選ばれる人は、成績がトップだったという事例が多いです。(学校により異なります)
その高校を受験するまでに、たくさん悩んで努力してきたぶん、強い思いもあるのではないでしょうか。
これまでに思い描いてきたことを、そのまま伝えてみてくださいね。
挨拶文はこれでOK?見直しをするときに気をつけるべき注意点!
晴れの舞台での挨拶なので、文章ができたら見直しはしっかりしましょう!
完成した挨拶文のチェックは入念に!
まずは、書いた文章に誤字脱字がないか、チェックしましょう。
自分で見直すのも大事ですが、家族や友人にチェックしてもらうとより確実です。
自分で書いたものって、誤字脱字に意外と気づきにくいんですよね。
何度も見直して「よし、完璧!」と思っていても、数時間後に見てみたら
「あっれれー?おっかしーぞー?」ということが多々あります(笑)
なので、チェックはぬかりなく。
ほかの人に見せるのがなんか嫌だなーというときは、時間をおいてから確認してみるといいですよ!
- 誤字脱字がないか
- 季語がはいっているか?
- 来賓の方への挨拶も大事!
- 同じ言葉を何度も使っていないか?
この4つに注目してチェックしてみてくださいね。
そのときに、声に出して読んでみてください。
黙読したときには感じなかった文章の違和感も、音読してみて気づくことは多いです。
誤字脱字もこのときに気づきやすいので、声にだすことは大事ですよ!
人前にでるのが苦手!誰でも実践できる対策は?緊張を和らげるコツってあるの?
代表挨拶ということは、もちろん人前で話すわけですが、これはあがり症のひとにとっては一大事。
挨拶文がうまくできたのに、大勢のほぼ知らない人だらけの場にいったら、頭が真っ白になりそう!
わかります。わたしもなかなかのあがり症で、いつも人前にでるときは緊張で手汗がやばいです(笑)
でも、緊張しても失敗したことはありません。
というわけで、誰にでもできる対策と少しでも緊張を和らげられるコツをお話しますね。
対策は事前にしっかりと!
早めに準備をして、何度も練習をすることはとても大事です。
新入生代表挨拶に限らず、スピーチ、発表会、演説。
大人になって仕事で大事なプレゼンを任されたりもするかもしれません。
そんなときに「明日本番だけどなんにも用意してないんだよなぁ」「練習全然してないなぁ」では、うまくいくはずがありません。
私の話になりますが、私もあがり症で、何度経験してもカタカタ震えてしまう人なんです。
音楽が好きで、学生の頃は合唱コンクールの伴奏をやったり、一時期バンドをやったりもしていました。
ライブ本番までに中途半端な練習しかしていなかったときは、信じられないくらい失敗しますが、自信をもって「めっちゃ練習した!」と言えるときは、失敗したことがないです。
カタカタ震えて、頭が真っ白でも、あとで動画をみるとしっかり演奏していました。
準備万端!練習もいっぱいした!という状況であれば、自信が持てます。
どうせ人前に立つなら、しっかりと自信を持って臨みましょう!
そのために必要なのが練習ですよ。
緊張を和らげるコツ
ゆっくりが大事
- 「呼吸」
- 「動き」
- 「話し方」
この3つをゆっくりするように意識しましょう。
3つが速いときってどんなときだと思いますか?
なんだか非常事態な感じがしませんか?
実は、脳も非常事態だと思ってしまって、緊急系のホルモンをだしてしまうんです。
ということは、3つをゆっくりすることで脳が安心します。
「いま落ち着いているんだな」「居心地がいいんだな」と脳が錯覚するんです。
自分が大げさだと感じるくらいでちょうどいいかと思いますので、大物芸能人のように、ゆっくりゆったりを心がけてみてくださいね。
緊張がどういうことなのか知る
ベテランの俳優さんがはじめてバラエティ番組にでたときに「映画の撮影より緊張してます(笑)」と言っているのを聞いたことないですか?
まさにあれが緊張のメカニズム。
普段カメラと大勢のスタッフの前で、演技をこなしてきたベテラン俳優さんでも普段とは違う環境にいくと話が変わります。
場慣れしていないと人は緊張するんです。
何度も経験すれば、慣れます。
「いやいや、いまからスピーチの場数を踏んでたら間に合わないよ!」と思いますよね。
安心してください。イメージトレーニングでも大丈夫です。
アスリート、アーティスト、芸人。
大きな舞台で活躍する方々が、移動時間、本番がはじまるまでの間、舞台袖でイメージトレーニングをしているのをみたことがないでしょうか?
練習ができない場であっても、イメージトレーニングを繰り返すことで、脳が慣れてきます。
入場するところ、舞台にあがるところ、挨拶をしているところ。
どんなペースで、どんな風にしているのか、頭の中でたくさんトレーニングしてくださいね。
とはいっても、緊張の度合いはその場にいかないとわからないです。
和らげることはできても、まったく緊張しないわけではないので、
本番で焦らないように「ポケットにメモを入れておく」といいですね。
これがあるのとないのとでは、安心感が違いますよ!
最後に
では今回の内容をポイントで振り返りましょう。
- 例文、基本構成を参考に、自分の決意を文面にする
- 完成した挨拶文のチェックは念入りに!
- 黙読ではなく声に出して読むとミスに気づきやすい
- 緊張を和らげたいなら、準備はぬかりなく!
- 呼吸、動き、話し方はゆっくり!
- 緊張しないためには場数をふむ!イメトレでも可!
- カッコつけることよりも、自分らしく、普段通りを意識して、堂々と挨拶しましょう。
代表挨拶に選ばれるなんて、めったにあることではありませんので、せっかくなら楽しめるといいですね!
ポイントをしっかりおさえておけば、大丈夫です!
自分が思うように、やりたいこと、目標としていることを、胸を張ってお話してきてください。
どうか、素敵な高校生活になりますように。