看護師を辞めたい!1年目新人ナースが辞めたくなる理由5選とアドバイス!

若葉マークを持つ看護師

晴れて憧れの看護師になったのに、辞めたくなった。

そうでしょうとも。

私は看護師10年目ですが、何度も辞めたくなりました。

1度も辞めたいだなんて思ったことがないなんて人は正に天使でしょう。

もはや人間ではありません。

「1年目なのに、こんな気持になっちゃって、私って、看護師向いてない。」

なんて思う必要はありません。

みんな口に出さないだけです。

何十年と働いてきた先輩でも、心の中では何度も辞めたいと思う瞬間があったはずです。

1年目の新人さんがぶつかる壁は多いと思いますが、

自分が新人の時に思った5つの点について、自分はどう思ったのかお伝えしたいと思います。

その5つとは、

  1. 思った以上にキツイ仕事だった。
  2. 職場の先輩が怖い。
  3. 残業が多い。
  4. 夜勤が辛い。
  5. 他の仕事がしたくなった。

看護師を辞めたい!1年目新人ナースが辞めたくなる理由5選 その1:思った以上にキツイ仕事だった。

パソコン前で悩む看護師

看護師は3K「きつい・きたない・きけん」と言われている職業であることは理解していましたし、女だらけの環境で色々問題があるんだろうなーと覚悟はしていました。

それでも思いました。

私が新人の頃は抗がん剤のミキシングを病棟で実施していて、被爆のリスクもあったし、日々の業務の中でも感染症の患者さんを看護することもあります。

もちろん感染対策のガウンテクニックなどありますが、あまり気分は良くないですよね。

排泄ケアも看護の視点で大切です。

しかし、地方の病院になると高齢者も多く、多くの時間をオムツ交換に取られることもあります。

また、きれいなものではないので、「自分のやりたかったこととは違う」と思う人もいるのではないでしょうか?

看護師を辞めたい!1年目新人ナースが辞めたくなる理由5選 その2:職場の先輩が怖い。

頭を抱える看護師

「明日の割り振りをみて、フォローの先輩の名前を確認する。」

1年目あるあるだと思います。

厳しい先輩だったら、「はぁ」とため息。明日が億劫になります。

はい。先輩は怖いものです。

患者さんの前では笑顔で接して優しいのに、一度ナースステーションに戻って、自分を指導する姿は鬼そのものです。

なぜ怖いかって?患者さんの命を預かって、危険な場面や先輩自身が怖いと思う場面を何度も経験しているので、厳しく指導することもあります。

インシデントが発生する場合の「チーズの穴」理論は有名ですよね。

1つ1つの見落としが重なって重大事故になります。

小さなミスの段階で重大インシデントにならないよう、細かなことも指摘されると思います。

そこには、自分はこんな怖い思いをしたから、後輩にはそうなって欲しくないという先輩の思いもあると思います。

10年経った今では先輩の気持ちも分かるし、指導するにもエネルギーが必要です。

教えてもらって、指導してくれてありがたいと思います。

1年目の今は分からないですが、自分が指導する立場になるとその大変さが良く分かります。

しかし、メンタルを病んでいる人、理不尽な人も少なからずいます。

メンタルを病んでいる人はそのうち辞めていくし、理不尽な人はみんな同じ思いですが、経験年数が上だったり、なかなか言い出せない立場の人が多いと思います。

まぁ、看護師を長く続ける、続けれる人っていうのはそれなりに図太くタフになるんだと思います(自分も含めですが)

対人関係で困ったとき、私は

「ナビトレ ナース必修対人力を磨く22の方法―みなっち先生の人間関係すっきりセラピー (Smart nurse Books)」

の本を読みました。

あるあるなケースが沢山書いてあり、読むと、なるほどーとなります。

人には様々なバックグラウンドがあり、それゆえ考え方、価値観も異なります。

そのことを理解して、相手のことを考えると、どうしてそういう行動をしたのかということが少し理解できます。

人を変えるより、自分の考えを変えましょう。

他には「嫌われる勇気」など、自己啓発系の本などを読みました。

看護師を辞めたい!1年目新人ナースが辞めたくなる理由5選 その3:残業が多い。

考える看護師

仕事・・・いつまで経っても終わらないですよね。

私が新卒で入った病院は大学の付属病院でしたが、定時に終わったことなんてありませんでした。

忙しい部署ということもありましたが、定時16時45分なのですが、会議なんてあると21時に病棟をようやく出る。なんてことも。

部署の雰囲気によると思いますが、自分の仕事が終わっても、他の人を手伝ったり、明日の退院患者さんの準備や手術の同意書確認などを終わった人から手分けしてやったり。

また、いつ起こるのか分からないのが急変やエンゼルケア

これに時間を取られ、通常業務が遅れていくことがあります。

その部署の特色もあるので、なかなか新人1人が頑張ったってどうしょうもありませんよね。

看護部、看護協会、日本の高齢社会ゆえの問題だと思います。

その中でも仕事の速い人、遅い人というのはいると思うので、速い人を見習って、どんな風に仕事をしているのか観察したり、実際にどうやって効率化しているのか聞いてみるといいと思います。

看護師を辞めたい!1年目新人ナースが辞めたくなる理由5選 その4:夜勤が辛い。

手のひらの上の時間

看護師の仕事は2交代や3交代をしながら夜勤もこなす必要があります。

また、休みもお正月、お盆、GWなどここも交代しながら休みを取るので、他の職種の人と休みが合いません。

真夜中の病棟で患者さんの尿瓶を持って「私、何やってるんだろう?」と疑問に思ったことは多々あります。

また夜勤は人数が少ないのに、緊急入院や不穏患者の対応、夜間の急変対応など、大変ですよね。

患者さんみんな寝ていてくれればいいんですが。

また、朝方採血という部署も多いと思います。

眠たい中何人分もの採血をします。

ここらへんでだいぶ目が覚めてきます。

離床センサーがついた人を気にしつつ、配膳車も来ると慌ただしくなってきます。

日勤者が来ると、あとちょっとだーと嬉しくなりますが、次受け持つのが厳しい先輩だったりすると、入念にコード整理をしてみたり、不備がないかハラハラします。

「明けない夜はない!」が夜勤中のスローガンでした。

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