働く女性にとって、妊娠というのは大きな分岐点となります。
自分がいま置かれている職場のポジションや、業務内容、職場環境によっては「妊娠したことを言いにくい」と悩まれる方は少なくありません。
職場の同僚が既に妊娠していたり、大事な業務を任されていたり、人手不足で迷惑かけたくないなと感じたり。
そんなとき、どのように対応するのが理想的なのでしょうか?
報告はいつ、誰にするべきなのでしょうか?
今回は働く女性の妊娠に焦点を当ててお話いたします。
私も子供が3人おりますが、上の子と末っ子の時は仕事をしておりましたので、言いにくいお気持ちよくわかります。
いま現在勤めている職場も、女性ばかりで、妊娠した方もたくさんいらっしゃいました。
なぜ報告しなければならないのか?実際に報告してもらえないとどうなるのか?
ということも職場目線でお話しますので、ご参考にしていただければと思います。
妊娠が発覚!職場に言いにくい場合の対応策はある?
対応策といっても、できることはただひとつ。
『覚悟を決めて報告する』の一択です。
先延ばしにすると、お腹の赤ちゃんに負担がかかることも考えられますし、職場に迷惑がかかることもありますので、発覚したら早めに報告するのが最善です。
言いにくい!といっても様々な理由がありますので、多い例をあげてみます。
①同僚が既に妊娠報告をしている
私が妊娠したときも、職場内ですでに3人妊娠していたので、非常に言いにくかったです。
しかし、私より前に妊娠していた方が、仕事中に倒れてしまったのを見ているので、すぐに報告しようと逆に思えました。
救急車を呼ぶにしても、妊娠しているか否かは確認されることですので、把握しておくと安心です。
時期が被ってしまったものは仕方ないです。
意識的に合わせたわけではないので、あまり深く考えずに報告をしましょう。
②人手不足
人手不足は年内に一度はあるかと思うのですが、そこに重なってしまった。
または、いつみても慢性的に人手不足な職場だった、ということが考えられます。
この場合も報告を先延ばしにしてしまうと、人員を増やす作業が遅くなってしまうので、職場側はとても困ります。
③大きなプロジェクトを任されている
仕事を任せてもらえるというのは、働くうえでとても喜ばしく光栄なことです。
プロジェクトが始まったばかりなのか、真っ只中なのか、まもなく終わりそうなのか。
それによっても対応が変わってきますし、引継ぎをしなければならない可能性もあるので、まず上司にだけでも、早めに相談するべきです。
④婚前妊娠
一昔前ではデキ婚と呼ばれていましたね。
籍を入れる前に妊娠した場合です。
私は長女を妊娠したときがそうでしたが、とくに気にすることなく報告していました。
若くて周りの目を気にしていなかったというのが大きいですが、実際に職場から冷ややかな視線を浴びることもなく、むしろ祝福してもらえたり、業務内容の配慮もしていただけて、とてもありがたかったです。
おめでたいことに変わりはありませんので、それを後ろめたく思う必要はありません。
それを理由にどうこう言うような人は、その程度の人なんだと、私なら思います。
⑤周りの目が気になる
職場内に、結婚はしているけど子供がいない方、子供を授かれない方などがいらっしゃると、気になって報告しづらいという話もよく聞きます。
すごくデリケートな問題ではありますが、それが理由で報告が遅れてしまい、万が一があっては取り返しがつきません。
それに、なにかあってから妊娠がわかったり、人伝いに聞くことで「なんで教えてくれなかったの?」と気まずくなることもあります。
言いにくいと感じる気持ちはとてもよくわかります。
ですが、世間の方はさほど冷たくはないですし、むしろ暖かい言葉をかけてもらえることがほとんどです。
きちんと手順を踏んで報告しているのに、文句を言ってきたり、冷ややかな態度を取るような人がいるとしたら、それは妊娠したからではなく、どんな理由であってもそうするような方なんです。
気にしないでというのも軽く聞こえてしまうかもしれませんが、深く考えないようにしましょう。
妊娠を職場への報告はいつ頃するの?誰に報告するの?
結論からいいますと、職場環境と妊婦さんの状況によるので一概にいえません。
一般的には「妊娠初期」か「安定期」かの二択にわかれます。
では、なぜこの二択になるのか、妊婦さんがどんな状態なのかの説明とともにお話します。
初産・高齢出産
初産の方は、文字の通り初めての妊娠の場合です。
妊娠中というのは、身体の状態がいつもとは違うことが多いのですが、それが初産の方はどうなるのかが、まだ予想できません。
つわりの重さ・倦怠感・子宮の安定度、どれも場合によっては、仕事に行けないくらい辛いです。
高齢出産の方は、経産婦さんだとしても、やはり若い頃のようにはいきません。
初産同様に、身体への負担が大きくでることがあります。
妊娠初期となると、流産の危険性も潜んでいますので、よくご自身の身体、赤ちゃんのことを知ることが必要です。
脅すようなことを書いてしまいましたが、逆につわりも倦怠感もなく、最後まで安定した妊娠期間を過ごされる方もたくさんいらっしゃいます。
力仕事や外回りが多い・通勤電車が満員などの場合
では、仕事面でみてみましょう。
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