夏休み明けが怖い!孤立するかも⁈あなたの居場所を見つける方法

のんびりと過ごした夏休みが明けると新学期が始まります。久しぶりの学校で、ふと孤立するのではないかと心配になっていませんか。

もしくは、1学期は、なんとかクラスから孤立せず乗りきったけれども、特別仲のいい友だちもできず、特定のグループに属せなかったというような状態だったで、夏休みが明けたら孤立しているのではと不安ですか。

そもそも、だれでも休み明けは学校に行きたくないものです。たぶんクラスのほとんどがあなたと同じことを考えているので、安心してください。

わたしも休み明け、特に長期休暇明けは気が重いものでした。人見知りが激しく、自分からは話しかけられなかったので、孤立することを覚悟して学校に行っていました。

どうしても行くのがつらければ、学校は辞めてしまってもいいところです。自殺を考えたりするくらいだったら、学校には行かなくてもいいのです。

今は、学校以外にもフリースクールなどの選択肢があり、それがあなたの居場所になるかもしれません。無理して学校に友だちをつくる必要はありません。

しかし、もしいじめられているのなら、専門機関に相談するなどして、早急に解決方法をさぐらなくてはいけません。

また、ずっと「なんとなく友だちとうまくいかない」と感じているのなら、発達障害を持っているのかもしれません。どちらにしろ、ひとりで悩まないで大人に相談してください。

そもそも孤立することは悪いことではありません。無理して空回りするなら1人になって、あなた自身とクラスを観察してみましょう。自分を知ることができたのなら、強くなることができます。

孤立して学校に行きたくなくなったときの選択肢

夏休み明けに学校には行ってみたものの、孤立しまいクラスにいるのがつらくなったなら、学校を休みましょう。「不登校はよくないことだ」「不登校になるなんて弱い人間だ」という重圧は根拠のないものです。

そもそも同じ年齢の人間が1つの部屋に押し込められている状況が、社会的に不自然です。「なんだかここはおかしい」とあなたが思い居場所が無いと感じでも、不自然ではありません。

今は学校以外にもフリースクールなどの選択肢があり、そこがあなたの居場所になるかもしれません。また学校ではなく、通信教育やインターネットを使って勉強することもできます。

フリースクールから再び学校に復帰する人たちもたくさんいます。1度学校から離脱すると戻れないというわけではありません。

フリースクールで勉強する

フリースクールとは、個人や企業、NPO法人によって自主的に運営されています。

 子どもの居場所づくりを目的としている
 体験をメインにコミュニケーションを重視している
 勉強がメインで学校復帰を目指すことを重視している
 専門家がサポートしてくれる
 医療機関がサポートしてくれる
 自宅訪問してくれる
 共同生活する
など、運営目的や規模、活動内容もそのフリースクールによってさまざまです。

特に入学資格は無く、さまざまな学年の子どもたちが一緒に過ごします。

あなたが本来在籍する学校長の許可が下りれば、フリースクールへの出席日数が在籍する学校の出席日数としてカウントされる場合もあります。

フリースクールを知りたいと思ったら、下記2つのWEBサイトから確認してください。あなたの住む都道府県にあるフリースクールを見つけることができます。

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NPO法人フリースクール全国ネットワーク
https://freeschoolnetwork.jp/member
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全国不登校らぼ
(運営:NPO法人ハッピーラボ)
https://happylabo.jp/kodomo/freeschool-list/
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いじめられて孤立している

あなたがいやがらせや暴力をふるわれている、無視されているなどのいじめを受けていてクラスで孤立している場合は、すぐに大人に相談しましょう。

相談相手は、保護者や担任の先生はもちろん、保健の先生やスクールカウンセラーでもいいので、大人の力を借りましょう。

しかし、おススメは専門機関です。保護者や担任の先生が、今までいじめ問題を解決したことのあるスペシャリストならいいのですが、必ずしもそのような場合ではないことが多く、すばやく解決できるとは限りません。

また、保護者や担任の先生に相談してみたけど、なんだか不安感がぬぐえないと感じた時も、専門機関に相談してみるとよいでしょう。

電話で相談できる窓口を3つ掲載しました。1度にうまく伝えることができなかったら、日にちを置いてでも、何度でもかけてください。

24時間子供SOSダイヤル

いじめに悩んでいる子どもたちが24時間いつでも無料で相談できるように、文部科学省によって設置されたものです。下記の番号に電話すれば、電話をかけた地域の管轄相談機関に接続されます。
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文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」
TEL:0120-0-78310(フリーダイヤル)
サイト:http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm
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子どもの人権110番

法務省が設置した無料相談窓口です。話しを聞いてくれるのは、法務局職員または人権擁護委員の人たちです。もちろん秘密も守ってくれます。下記の番号に電話すれば、電話をかけた地域の管轄法務局・地域法務局に接続されます。
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子どもの人権110番
TEL:0120-007-110(フリーダイヤル)
平日午前8時30分~午後5時15分(土・日・祝日はお休みです)
メールで相談することもできます。
サイト:http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html
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チャイルドライン 18さいまでの子どもがかけるでんわ

話しを聞いてくれるのはボランティアの人たちです。どうしたらいいのかを一緒に考えてくれます。話すのがつらくなったりしたら、電話を切っても構いません。

名前や学校名などを言う必要は無く、あなたの許可なしに学校や保護者に連絡したりもしません。
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チャイルドライン 18さいまでの子どもがかけるでんわ
TEL:0120-99-7777(フリーダイヤル)
毎日午後4時~9時
12月29日~1月3日はお休み
(チャットで相談することもできます)
サイト:https://childline.or.jp/index.html
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公衆電話のかけ方

家の電話は使えない、スマホは持っていないなら公衆電話でかけましょう。駅や大きなスーパーなどで探してみてください。

使い方は家の電話と基本的に同じです。10円で約3分間話せます。フリーダイヤルなら時間は無制限で、受話器を置いたあとお金が戻ります。

公衆電話のかけ方
1. 受話器を持ち上げる
2. 10円か100円を入れる(100円の場合おつりは戻ってきません)
3. 電話番号を押す
4. 話す
5. フリーダイヤルなら、受話器を置くとお金が返却口に戻ります(100円も戻ってきます)

以前からクラスになじめなくて孤立している

夏休み明けだけでなく、今までもなんとなく孤立している気がしている、友だちとうまくなじめないと感じているのなら、もしかすると発達障害を持っているのかもしれません。

自分の話しばかりして誰かが止めるまで止まらないなど、その症状はひとによってさまざまですが、できることとできないことの差が激しかったりして、周りからそのアンバランスさが理解されにくい障害です。

理解されないことで孤立してしまう人もいます。しかし、発達障害の人はとてもたくさんいることがわかってきています。

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