暑くて長い長い夏休みが終わり、ホッとするお母さんが多いですよね!
ホッとするのも、つかの間…「学校行きたくない!」なんて、お子さんに言われたら、お母さんのほうが泣きたくなりますよね。
今回は、休み明けに「学校にいきたくない」というお子さんの原因や対処法を一緒に考えていきたいと思います。
夏休み明けに学校に行きたくないと言い出す小1のお子さん、意外といるみたいです。
色んな行事もある二学期を前向きにスタートできるように、一緒に考えてみましょう!
夏休み明けに学校に行きたくないと言う1年生
長い夏休みが終わり。
ホッとできると思いきや、「学校に行きたくない」なんて言われたら、さらに疲れがどっとでてくるのと、心配と不安な気持ちでいっぱいになっちゃいますよね。
大人も休み明けの仕事に行くのが億劫になるのと一緒で、「学校にいきたくない」と言い出す子どもが多いようです。
特に小学校にあがって間もない1年生です。理由は色々ありますが、まだまだ不安定な時期です。二学期も楽しく登校できるように、早めに解決できるといいですね!
まず、行きたくない理由から考えていきたいと思います。
友達や上級生とのトラブルから
- 一学期中からのトラブルが解決されていなかった。
- 友達や上級生から嫌な事を言われた。
- 苦手な友達がいる。
- いじめられている。
- 先生や学校に相談して、解決していくように動く。
- 何か困ったことがあったら、大人に相談するように話をする。
夏休み中の生活習慣の乱れ
- 朝、起きれない。
- 夏休みに自由にしすぎて、規則正しい生活が辛い。
- 早く元の生活に戻れるようにサポートする。
- 体を動かし、早めに寝かせる。長めに絵本の読み聞かせをする。
- 朝ごはんはお子さんのテンションがあがるメニューにする。
家で過ごすほうが楽しい
- 夏休み中に家で過ごしたほうが好きな事が出来て楽しかった。
- 勉強が嫌。
- もっと休みがほしい。
- 学校から帰ってきたら楽しいことができるよう約束する。
- 親も一緒に勉強する。
- 週末の休みにどこかに出掛けるなどの楽しみになる約束をする。
お父さんやお母さんと離れたくない
- 夏休みはお父さんお母さんと過ごす時間が長かったので、不安になった。離れたくない。
- 一緒に楽しい話をしながら登校する。
- 下校時刻に、通学路の途中まで迎えに行く。
- 愛情表現多めのコミュニケーションをとる。
体力がもたない
- 久しぶりに歩いて登校して疲れた。
- 学校生活が疲れる。
- 早めに寝かせる。
- 一緒に登校する。
- 朝ごはんを力のつくものや甘いものなどにする。
- 辛い時は無理せず保健室に行くよう声を掛ける。
- 休みの日にもしっかり動くクセをつける。
- 疲れた体を回復させる食事をとらせる。
勉強への不安
- 二学期になって勉強が難しくなった。
- 久しぶりの授業で、ずっと座って勉強するのが苦痛。
- 一緒に宿題や勉強をする。
- 先生に相談し、学校生活に慣れるまで授業の合間に少し経つ時間を作ってもらう。
給食が苦手
- 好き嫌いが多くて、やっぱり給食が苦痛。
- 先生に相談して、給食の量など配慮してもらう。
- 無理に食べなくてもいいように先生に相談する。
- 苦手意識をなくすために、工夫したメニューで普段から食べられるものを増やす。
長い長い夏休み明けです。特にまだ体力の少ない1年生は、乱れた生活から学校生活に戻るのってパワーがいります。
一学期にできていたことが、できなくなっていたり、トラブルが解決できていなかったり、学校に行きたくなくなってしまった理由は様々です。
早期に不安や原因を解決していくことにより、また楽しく学校に通えるようになります。
お父さんお母さんも急に子どもに「学校行きたくない」と言われて、焦りが大きいと思いますが、落ち着いてお子さんの話を聞いてあげましょう。
夏休み明けに学校に行きたくない理由を言ってくれない場合は?
大体のお子さんは、質問を重ねて、理由を聞いていくと、行きたくない理由を言ってくれると思います。
ただ、中には、悩みが深刻だったり、不安が大きいお子さんなどは理由を言わずに、登校拒否をするお子さんもいると思います。
親としては、学校にいってもらわないと困る!という気持ちになってしまいがちなので、なかなか理由を言わないお子さんにイライラしてしまいますよね。
なかなかお子さんが理由を言わない時って、言う環境が整ってないんだと思います。
鏡で自分の顔を見てみたら、すごい形相になっていたり…感情的になって、話をしていることが多いと思います。
こんな時は、まずは親が冷静になることが大事です。
お子さんに寄り添う気持ちを忘れずに、落ち着いて話を聞くようにしてみて下さい。お子さんも安心できる状況、状態になれば、きっと理由を話してくれると思います。
なかなか言い出せる状況にない場合、思い切って、1日学校をお休みしてみることもおすすめです。
その際、「今日、1日だけお休みにするから、明日は頑張ってみようね!」と約束すること。その日は思いっきりお子さんと向き合って、愛情表現たっぷりで過ごすことがポイントです!
お子さんの不安や疲れた心をほぐして、理由を教えてくれたり、ちょっと頑張って行ってみようかな!という気持ちになってきれるはずです。
親としてどのように子供に寄り添う?対処法は?
お子さんへの一番の寄り添い方は、お子さんの気持ちを尊重することだと思います。どうしても、親の体裁や都合で話をすすめがちですが、一番大事なことはお子さんの気持ちです。
お子さんの気持ちを尊重して動きましょう。対処法としては、親が冷静になって話を聞くことが重要です。
絶対に感情的に叱ったり、嫌がるお子さんを無理やり登校させることはしないようにしましょう。
お子さんの気持ちをないがしろにして、無理やり登校できたとしても、それは一時的な親の悩みの解決です。お子さんの抱えている問題はなにも解決できていません。
お子さんの心に親への不信感が生まれたり、もっと学校に行きたくないという気持ちが大きくなったりする可能性があります。
時間はかかるかもしれませんが、まずは、お子さんの話を聞きだすことから始めましょう。
ストレートに理由を聞いても答えない時は、普段の会話から糸口を探していく方法がおすすめです。
質問例
- 夏休みに〇〇に行って楽しかったね。冬休みはどこに行きたい?
- 二学期は漢字の勉強も始まるね。難しいけど、頑張れるかな?
- 休み時間はどう過ごすの?遊べるの?
- もうすぐ遠足があるね!お弁当はどんなのがいいかな?
- 先生はどんな先生なの?面白いの?怖いの?
- 給食のメニューで何が好き?お母さんは揚げパンが一番好きだったよ!
- お母さんは体育が苦手だったけど、○○君は苦手な教科ある?
など、学校生活に関わることを質問していくと、行きたくない理由となる話題に引っ掛かり、「実は…」と話が進むかもしれません!
また、行き渋りを始め、なにかトラブルがあった時は
-
あなたを心配している。
-
あなたを大事に思っている。
-
あなたの味方である。
ことをしっかり伝えることが大事です。愛情表現たっぷりのコミュニケーションも大事です。
もちろん、普段から常に伝えておくと、お子さんの自信や信頼感にもつながります。でも、どうしても、こういった言葉や愛情表現って普段の暮らしの中で、後回しになってしまったり、思っていてもなかなか伝えられていないご家庭もあると思います。
お父さんお母さんの言葉や愛情表現でお子さんの不安な気持ちをほぐすことができると思うので、しっかりコミュニケーションとってみてくださいね。
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