夏休み明けから不登校に!小学校に行けない理由は?解決するヒント!

夏休み明けは「小学校に行きたくない」と言い出し、不登校になる子どもが増える時期です。

わたしの子どもも、ふとつぶやきました。何を言っても行きそうにない、様子がおかしいので、その日は休ませることにしました。

子どもは基本的に、学校は行かなければならない場所だと考えています。そのため嫌なことがあってもしばらくはガマンしています。

とうとう「休みたい」と言ったときは、とても傷ついていたり疲れていたりしていて、心も体も消耗しきった状態であることが多いので要注意です。

その時は、学校へ行かないことを叱るのではなく、子どもの気持ちをしっかりと理解してやり、まずは安心して休める場所を確保してあげることが大切です。

次に、学校へ行けなくなっている原因、不安なことや負担になっていることは何かをよく聞いてみましょう。実際、言葉に出して言ったり、聞いてもらったりすることによって、不安だった気持ちが軽くなり、問題が解消されたこともあります。

ただ、小学生にはまだ言葉で説明することが難しく、はっきりと理由を説明できることは少ないです。

言っていることがよくわからないからといって、子どものことを追い詰めないようにし、気持ちを肯定してやりながら、イライラする気持ちを押さえガマン強く話を聞きましょう。子どもの1番の味方になることを意識し、奥底にある本当の気持ちに耳を傾けてあげることが大切です。

しかし、不登校の原因がいじめられているようなら、早急に解決方法をさぐらなくてはいけません。また、ずっと「なんとなくクラスになじめていない」と感じているようなら、発達障害を持っているのかもしれません。

不登校になったとしても、今は学校以外にもフリースクールなどの選択肢があり、それが子どもにとって安心できる居場所になるかもしれません。

夏休み明けに不登校になったのはいじめられているのかもしれません

夏休み明けに「小学校に行きたくない」と言い出して不登校になったのは、いじめを受けているからかもしれません。

子どもはいじめを受けていても「いじめられている」とは言いづらいものです。子どもにもプライドがあり、恥ずかしく思ったり、心配をかけたくないと思ったりするからです。

ですから、子どもがいじめられていることを告白してきたら、その勇気を褒めてあげるべきです。また、いじめる側ではなかったということ、今までガマンをしてきたこともおおいに褒めてあげましょう。

そしてあなたは何も悪くないことを伝えて安心させてあげましょう。

助けを求めることは恥ずかしいことではないし、保護者にとっては信頼の証になりますよね。頼られることを誇りに思う、そのことを子どもに伝えましょう。

こうして、まずは子どもを安心させ、家庭が安全な場所であることを認識させて、ゆっくり休ませてやります。

その次に担任の先生に相談しましょう。ただし、相談するときは感情的にならないようにくれぐれも気をつけてください。

「子どもがいじめられている」のを知ったら、相手の子どもや気づかない担任の先生に怒りがこみ上げますよね。しかし、相手と学校を責めるのではなく、みんなで良い方向に向かいたい、そのために一緒にできることを考え、協力したいと申し出る方が解決は早くなるでしょう。

最初に感情的になり、相手の保護者や学校との関係がギクシャクしてしまえば、たとえいじめ問題が解決したとしても、子どもが学校に行きづらくなってしまう可能性が出てきてしまいます。

また担任の先生が、今までいじめ問題を解決したことのあるスペシャリストならいいのですが、必ずしもそのような場合ではないことが多く、すばやく解決できるとは限りません。焦らず、冷静に、かつ具体的に交渉することが大切です。

学校側の対応が信頼できない場合や、相手の保護者があまりにもひどい場合には、転校を考えるのも1つの解決方法です。

いじめ問題はよりよい解決にたどり着くまで、時間がかかることがあります。あなたも1人で悩まないようにしてください。保護者でも電話で相談できる窓口を掲載しました。

子どもの人権110番

いじめや不登校といった子どもの人権問題を解決に導くために、法務省が設置した無料相談窓口です。保護者などの大人も利用できます。相談員は、法務局職員または人権擁護委員の人たちです。

もちろん秘密は厳守され、下記の番号に電話すれば、電話をかけた地域の管轄法務局・地域法務局に接続されます。
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子どもの人権110番
TEL:0120-007-110(フリーダイヤル)
平日午前8時30分~午後5時15分(土・日・祝日は休み)
サイト:http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html
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インターネット人権相談受付窓口

同じく法務省が設置した相談窓口で、こちらはインターネットで受け付けています。相談フォームに記入して送信すると、後日メールか電話、または面談で回答を受けられます。
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インターネット人権相談受付窓口
24時間受付
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html
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24時間子供SOSダイヤル

いじめに悩んでいる子どもや保護者が24時間いつでも無料で相談できるように、文部科学省によって設置されたものです。下記の番号に電話すれば、原則として電話をかけた地域の教育委員会の相談機関に接続されます。
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24時間子供SOSダイヤル
TEL:0120-0-78310(フリーダイヤル)
サイト:http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm
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都道府県警察の少年相談窓口

いじめに悩んでいる子どもや保護者のために、各都道府県警察によって設置された相談窓口です。下記サイトからお住まいの都道府県にある相談窓口を探せます。
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都道府県警察の少年相談窓口
サイト:https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/syonen/soudan.html
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夏休み明けに不登校になったのは発達障害からクラスになじめないせいかもしれません

夏休み明けに「小学校に行きたくない」と言い出して不登校になったのは、発達障害があり友だちとうまく関係が築けず、そのせいでクラスになじめないからかもしれません。

自分の話しばかりして誰かが止めるまで止まらないなど、その症状は子どもによってさまざまですが、できることとできないことの差が激しいなどして、周囲からそのアンバランスさが理解されにくい障害です。

理解されないことで孤立してしまう子どももいます。しかし、発達障害の子どもはとてもたくさんいることがわかってきています。

たくさんの子どもたちを見ている担任の先生は「もしかすると」と気づいている場合があります。それは発達障害を持っている子は、集団生活の中で困ることが多いからです。

しかし、さまざまな問題を含むので、保護者から問われない限り何も伝えてくれないケースが多く、もちろん子ども自身も知らずに過ごしています。

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