あなたの親友のお母さんが亡くなったと聞いて、まず思い至るのは親友の悲しみの深さですね。
そして、なんて声をかけてよいものなのか戸惑うものです。
感傷的過ぎる言葉は余計悲しませるし、元気づけるのもなんか違う気がする、なんてあれこれ考えているうちに、何も伝えられないままになってしまってませんか。
悲しみに打ちひしがれたときに、自分の気持ちをおもんばかってくれる親友の存在を感じることは、その本人とって、とても励ましにもなるものです。
だから、そのためにも、親友に寄り添うような温かい言葉を一緒に探してみましょう。
お母さんが亡くなった時にかける言葉は?親やいとこにかける言葉は?(実母の場合)
おばあちゃんやおばさんが亡くなったとき、あなた自身にかわいがってもらった思い出などがあるとなおさら、悲しい気持ちになりますよね。
けれども、それ以上に深く悲しんでいるのは、亡くなった方の子供たち、つまりあなたの親やいとこです。
自分を産んでくれた人を亡くすというのは、とてもつらい出来事。
その喪失感は、経験したひとにしかわからないものです。
けれど、親を亡くしたら、多くの子供は葬儀の準備などに追われます。
喪主をつとめることもあるかもしれません。
そんなときには、悲しみに浸ってる場合ではなかったりするでしょう。
あなたも身内として悲しいでしょうが、さまざまな準備を手伝ったり、精神的、体力的にまいってしまわないように、見守ってあげたりしてください。
昔に比べ、一人っ子という家庭も増えてきましたので、兄弟がいれば共有できたもろもろの手続き、愛するひとを亡くした悲しみを、自分だけで抱え込んでいるかもしれません。
その孤独感を少しでも軽くしてあげたいですよね。
お悔みの言葉として一般的なのは「御愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」などです。
「御愁傷様です」は、身内を失った人に対して気の毒に思っている、という意味です。
「お悔やみ申し上げます」は文字通りの意味。
しっくりくる方を使うとよいでしょうが、併用も可能です。
葬儀に参列できない場合や、とり急ぎお悔やみを伝えたい場合などは、メールやLINEでも構いません。
昔は、直接伝えられないなら、電話や手紙でないと失礼という風潮がありましたが、メールやLINEが定着した今では、特に問題ないようです。
時間と場所を選ばないという利点もあります。
ただし、相手との親密度合いや、普段の通信手段がなにかにもよりますので、そのあたりの見極めを間違わないようにしましょう。
なんと伝えようか迷っている方は、以下のような例文を参考にしてください。
電報を送る場合は、「御母堂様」「お母上様」といった呼称を使うべきですが、この場合いつもの呼び方にしましょう。
スマホや携帯であれば、短めで簡潔な文章にしましょう。
不幸にあたっては、使うと不吉とされる「忌み言葉」があることも覚えておきましょう。
同じ言葉を繰り返したり、繰り返しを意味する言葉は、不幸が重なることが連想されるので、使うのは避けねばなりません。
以下のような言葉がそれにあたります。
- 重ね重ね、たびたび、しばしば、など
- 再三、重ねて、続いて、再び、など
また、「早く元気出して」「頑張って」といった励ましの言葉も、あまりおすすめしません。
大切な人の死をしっかり悲しむことが、のちのち気持ちの切り替えをしやすくなるものなのです。
お母さんが亡くなった時にかける言葉は?友達や親友のお母さんの場合は?
突然、友人や親友のお母さんが亡くなったと聞いたら、驚いてしまいますよね。
闘病中だったとか、そういう事情を以前から知っていたならともかく、そうでなければ「どうして?」と思ってしまいます。
けれど、あまり公にしたくないケースもありますので、亡くなった原因については、こちらから聞かないようにするのがマナーです。
また、年代や関係によっては「御愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」という一般的なお悔みの言葉がしっくりこないこともあるでしょう。
そんなときは、あらたまった言葉ではなく、シンプルに相手を気遣ってあげてください。
多くを語る必要はありません。
そして、お悔みの言葉をそつなく伝えられるような、スマートさも特に必要ありません。
大切な友人が大切なお母さんを亡くしたのですから。
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