【福井】水海の田楽能舞(2/15 鵜甘神社・池田町水海) 「750年以上の歴史を持つといわれ、田楽と能舞が互いに影響し合った頃の古い型が生きた形で継承されており、いにしえの姿を今に見ることができる奉納神事」…
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能や田楽は日本の伝統芸能の1つです。
興味があるという方もいるかもしれませんが多くの方が難しそうで何となく取っつきにくいイメージがあるのではないでしょうか?
私もそのうちの1人でした。
私の地元、福井県で750年以上前から伝わるとされる国の重要無形民俗文化財「水海の田楽能舞」という行事が行われているという事で以前行ったことがあるのですが、非常に興味持って観ることができました。
多くの方に「水海の田楽能舞」についてぜひ知ってもらいと思い、紹介します。
この記事を読めば水海の田楽能舞という行事がどの様なものか理解でき、多少は能や田楽といった伝統芸能に興味を持てるようになります。
今回紹介する内容ですが
- 水海の田楽能舞はどんな行事?
- 水海の田楽能舞のみどころ3選!
- 水海の田楽能舞の季節の福井県の寒さは?服装はどうしたらいい?
- まとめ
となっています。
それでは紹介していきます。
水海の田楽能舞2020!どんな行事?
福井県池田町では春祭りで田楽と能を奉納しており「水海の田楽能舞」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。町役場には「三番叟」と「田村」の人形がありました。 pic.twitter.com/fklkW24S5v
— 加藤洋輝 11/4西尾城址薪能 (@taiko_no_kato) February 17, 2019
水海の田楽能舞は福井県の東南部、岐阜県と境を接する池田町で毎年2月15日に水海の鵜甘(うかん)神社にて行われています。
池田町が誇る伝統行事です。
鎌倉時代に幕府の執権であった北条時頼が諸国を行脚していた時に、池田の地を訪れたのですが真冬で雪のため立往生し、やむなくこの水海の地で一冬を越すことになってしまいました。
そのとき、村人達は時頼を慰めるために「田楽」を舞って歓待し、時頼はこれに報いるために村人に「能舞」を教えたのが始まりとされています。
この田楽能舞は田楽と能の両方をあわせ持つ舞です。
古い型が現在も継承され、芸能発達史上高い価値をもっているということで「重要無形民俗文化財」に指定されています。
田楽とは、平安時代に庶民が田植えなどの農耕儀礼に笛や拍子をつけたものです。
その田楽と貴族のたしなみである能が同時に奉納されるところにこの水海の田楽能の特徴があります。
水海の田楽能舞は福井県内では最初に重要無形民俗文化財に指定された民俗行事となっています。
県内最古の能衣装、室町・鎌倉時代からの貴重な能面など文化財が多く受け継がれています。
田楽能舞は午後1時から始まり、半日かけて田楽4番、能5番が舞われます。
「からすとび」、「祝詞」、「あまんじゃごこ」、「あま」の田楽に続き、「式三番」、「高砂」、「田村」、「呉服」、「羅生門」の能舞が演じられます。
特に重要な「祝詞」、「翁」、「高砂」を舞う3人は、奉納の2日前から「別火(べっか)」という生活に入ります。
別火とは、各自が定まった火器、什器を使用して人手を一切借りないで精進潔斎することです。
詳しい場所や時間、ホームページも載せておきます。
場所:福井県今立郡池田町水海 鵜甘神社(うかんじんじゃ)
時間:午後1時から午後5時頃まで
ホームページ:
水海の田楽能舞2020 みどころ3選! その1:「あまじゃんごこ」
水海の田楽能舞から、あまじゃんごこ。この地にゆるキャラは要らない、あまじゃんごこがあれば。 pic.twitter.com/DV5M2TEFIB
— なお (@gasenetta) February 15, 2015
水海の田楽能舞では田楽4番、能5番が演じられます。
ここからは水海の田楽能舞の演舞で私が好きなものを3つ紹介します。
最初は「あまじゃんごこ」です。
どのような舞かというと、荒ぶる神々を鎮め、舞台を含むすべての世界を清める舞です。
田作りを語り、悪魔払いをして、豊作を祈ります。
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