子供の乳歯が抜けた時、屋根に投げた記憶がある方が多いはずです。
子供を持つ親御さん達に、何故投げるのかと聞いてみても、祖母や身内の方から、縁起がいいなどの話を聞いて、よくわからないまま実行しているという答えが多いです。
明確な答えが返ってくる事の方が珍しいのではないでしょうか?
投げた歯はその後どうなるのか、なんで投げると縁起がいいのか、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
そこで、どうして子供の歯を投げるのか、調べてみましょう!
せっかく抜けた歯を投げるのですから、しっかり意味を知り、実行していきましょう!
抜けた歯を投げる風習はいつからはじまった?
そもそも、いつから抜けた歯を投げ始めたのでしょう?
日本では、各地で様々な投げ方がとても古くから受け継がれています。
東北地方~九州地方まで、歯を投げる風習があり、投げる時のおまじないの言葉は多少異なりますが、投げない地域はありません。
「次に生えてくる、丈夫な歯を願って、上の歯は下に向かって、下の歯は上に向かって投げる」という意味は全国同じなようです。
海外の方でも、抜けた歯を投げる所もあるので、どの国の人でも、子供への健康や成長への願いは同じですね!
抜けた歯を投げる時の掛け声は「ネズミの歯と変えてくれ」?
各地によって、おまじないの言葉の動物が微妙に違います。
- 東北地方では「鬼の歯」
- 関東地方では「鬼の歯と、鼠の歯」
- 信越地方では「鬼の歯」
- 東海地方では「いい歯」
- 北陸地方では「鼠の歯」
- 近畿地方では「鼠の歯」
- 中国地方では「鼠の歯と、雀の歯」
- 九州地方では「鼠の歯」
になります。
「ネズミの歯と変えてくれ」は、北陸地方から九州地方で伝えられているおまじないになります。
何故ネズミの歯なのでしょう?
ネズミの歯は、一生伸び続ける事から、ネズミの歯のような、丈夫な永久歯が生えてきますように!という意味になります。
抜けた歯を投げる時にマンションはどうする?
上の歯が抜けたら下に投げ、下の歯が抜けたら上に投げるという風習ですが、近年、マンション住まいの方々が増えてきています。
マンションだと、「屋根の上」に投げる「床下」に投げる、なんて無理な話ですよね、ではどうしたらいいのでしょう?
そもそも、マンションで投げてもいい物なのでしょうか?
マンションでは、歯を投げてはいけません、投げてしまうと、「ごみの投げ捨て行為」になってしまいます、
投げて他の住民や、通行人に当たってしまう可能性もあり、大変危険な行為になります。なので、抜けた歯は投げずに、大切にお子さんの記念として保管することにしてください。
抜けた歯は投げてはいけない?
抜けた歯を投げてはいけない地域はありません。ですが最近では、投げずに記念に保管しておく親御さん達が多いそうです。
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