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神輿の掛け声の種類一覧!サー・うり・わっしょいの意味とは?

日本各地で行われているお祭りに欠かせない要素のひとつとして「神輿」があり、「わっしょいわっしょい!」など、いろいろな種類の掛け声がありますね。

お祭りの雰囲気を盛り上げる神輿の掛け声はお祭り独特の掛け声などもあり種類も多く、どんな種類があるのか、どういう意味でその掛け声になったのか気になりませんか?

ここでは神輿の掛け声について、どんな種類の掛け声があるのかサー・うり・わっしょいなどの掛け声の意味についてをまとめています。

お祭りを楽しむためにも掛け声の意味を知っておくと更に雰囲気に乗れるので、ぜひこの機会に掛け声の種類・意味を知っておきましょう!

【神輿の掛け声の種類一覧!サー・うり・わっしょいの意味】

神輿の掛け声として多いのは「わっしょい」や「えっさ」「せいや」などで、その他「サー」「うり」など、本当にたくさんの掛け声があります。

まずは神輿の掛け声の種類やどんな掛け声があるのか
またそれぞれの意味についてをまとめているのでご確認ください。

・サー

「サー」は「えっさ」「おいさー」などから「サー」だけが主張した結果の掛け声で、なんと「えっさ」は古代ヘブライ後の「エッサ(運ぶ)」が語源とも言われています。

・うり

こちらも江戸前担ぎと呼ばれる東京を中心に行われている、腰でリズムを取るように担ぐやり方で掛けられている掛け声です。

・わっしょい

最も多く見かける掛け声「わっしょい」の意味については、「和を背負う」「和と一緒」「輪を背負う」などから来ているとも言われています。

・せいや

「せいや」という掛け声もありますがこちらは「勢や」から来ていて、言葉の意味通り勢いをつけるという意味があります。

・そーりゃー

だんじりなどでよく使われている「そーりゃー」という掛け声、こちらは意味というよりは勢いをつけるため掛けている声なんですね。

・もーめ

「もーめ」「さーせ」は深川担ぎで使われている掛け声で、「もーめ」で神輿を波に揉まれているように上げ下げする「さーせ」で差し上げと呼ばれる高く掲げて回転させる意味があります。

・まえだ

浦安三社祭などで聞ける掛け声「まえだ」は言葉通り「前だ!」の意味で、やはり勢いをつけるための掛け声なんですね。

・どっこい

「どっこい担ぎ」と言われる湘南地方の神輿担ぎで使われる掛け声で、どっこいどっこいの掛け声に合わせて神輿を上下に揺らしながら担ぎます。

その他

その他「おーせい」「そーりゃ」など様々ですがいずれも多くは神輿を担いで勢いをつける、息を合わせるために自然と生まれ、定着していったそれぞれの地元ならではの掛け声です。

地域の方言や言いやすさ、神輿の動きに合わせた掛け声などが自然と定着していったので種類も多く、掛け声もお祭りの楽しみの要素であることが分かります。

【神輿を担ぐ時に掛け声をかける理由は?】

神輿を担ぐお祭りでは必ずといっていいほど威勢のよい掛け声がかけられていますが、なぜ掛け声をかけるのでしょうか

見た目には楽しく見える神輿、よく考えてみるとその重さもかなりのものですし、多くの人数でひとつの神輿を担いで移動するなど、実はとても大変なんです。

掛け声の意味のところでも「勢いをつける」「神輿の動きに合わせる」というものが多く、これらの意味は「意思統一」にもあるんですね。

掛け声によって意識を統一して全員で頑張る、神輿を担いでいる気分を盛り上げる、それぞれの動きを理解する……神輿を担ぐ際の掛け声には、こういった意味があります。

もし掛け声もなく無言で神輿を担いでいて突然違う動きをするとなると、全員にその心構えを伝える方法はとても困難ですよね。

もちろん勢いをつける、元気よく神輿を担ぐ意味もあるので、掛け声は周囲に合わせ、恥ずかしがらずに大きな声を出しましょう

最初は恥ずかしい、気が乗らないと思うかもしれませんが、掛け声を掛け合いながら神輿を担ぐことでそんな気持ちも吹き飛んでいきますよ!

【そもそもお神輿とは?お祭りとお神輿の関係は?】

神輿の掛け声の種類も多いですが、そもそもお神輿、そして何故お祭りでお神輿を担ぐことが多いのかご存知でしょうか。

神輿とは神道のお祭りで使われるもので、普段は神社にいる神霊が氏子の町内、また御旅所などに渡御する際に一時的に鎮まる「輿」のことなんです。

「神の輿」なので「神輿」、さらに輿であるからには担ぎ上げて移動するものという理由から、神輿は担ぐものとなっているんですね。

神輿の多くは神殿をかたどったものですがこれも地域差があり、神木や人形を置いた神輿など、様々な神輿が存在します。このようにそもそも神社の行事であるお祭りでお神輿が使われるのは当然で、昔からずっと続く伝統行事なんです。

神輿は多くが木製であり、専用の神輿職人が作り、作る神輿は質素なものから漆塗りの豪華なものまで様々です。神輿の起源は狩猟などを行い移住を繰り返していた時代の「収穫祭」の祭壇とも言われていて、祭りのたびに神輿を作って天上の神を招き、終わると取り壊していました。

ひとつの土地に定着する農耕の時代になってから神の定住する居所として神社が、そして乗り物として神輿が作られるようになったんです。

時代によって担ぎ方や大きさなどが変わる場合もあるものの基本的に神輿は継承されていて、大きなものは神輿で500kg、担ぎ棒を合わせると1トンを超えるものもあります。

神輿は神道のお祭りで使うものであり神道は日本古来の宗教なので基本的には神輿は日本独特のものですが、カトリックの「マリア神輿」のような、神輿に当たるものが存在することはあります。

【山車をひくときの掛け声もお神輿と一緒でいいの?】

山車を引くときにも掛け声があり、こちらも基本的には勢いをつけたり引き手の意識をまとめる、気分を盛り上げるためのものですよね。

しかし山車を引く際の掛け声も地域によって違い、それぞれのお祭りでの掛け声があるので「神輿と一緒で良い」と考えるのではなく、参加する前に地域の方に確認しておきましょう

山車の掛け声については以下のようなものがあるので、お祭りによって違う掛け声を楽しむのも良いと思います!

・わっしょい
・やーれこーら
・よいやさ
・いやさー
・そーやれ
・めっしょ
・ラッセラー
・ヤーヤドー
・ヤッテマレ

【まとめ】

神輿の掛け声、どんな種類があるのか一覧! 掛け声の意味や神輿の意味などまとめ!

1:神輿の掛け声は「サー」「うり」「わっしょい」「せいや」「そーりゃ」など多くの種類があり、神輿の動きに合わせた掛け声もある

2:神輿の際の掛け声は大きな重い神輿を担ぐ担ぎ手の意思統一や気分の盛り上げなどの意味も、勢いをつけるためにも恥ずかしがらず言おう

3:お神輿は神の輿で、普段は神社にいる神様が移動するための輿。人が担ぐのは「輿」だからという理由

4:山車の掛け声も地域によって様々なので、まずは参加する際に地域の方に掛け声を確認しておくと安心

お祭りの定番・神輿の掛け声は聞いているだけでも祭りの気分を盛り上げ、より楽しませてくれる要素の一つです。神輿を担ぐという大変な役目をこなすためにも掛け声は必要なので、参加する際は恥ずかしがらずに、大きな声を上げていきましょう!

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