子どもが小学校に入学し、1人で学校へ行ったり友達と遊ぶようになり、少しずつ親の知らない世界が広がってきていますよね。
手が離れてきたかなと思いきや、家では相変わらずママにべったり!なんてお子さんはいらっしゃいませんか。
私の息子は小学校1年生ですが、腕にスリスリ、暇さえあれば抱きつきにくる、夜はピッタリ身体をくっつけていないと寝ない、です。
小学生になっても変わらないべったりぶりに、愛情が足りないのではないか、べったりはいつまで続くのか心配になりました。
今回は小学生のお子さんのべったりに悩むママさんに、べったりの原因、いつまで続くのか、突き放すことも必要なのか?について記事にしていきます。
お子さんのべったりと上手に付き合える方法が分かりますよ。参考にしてみてくださいね。
ママにべったりな小学生!
ママにべったりな小学生の状態は?どのようにべったりしてる?
お子さんがママにべったりな状態とは、どのような様子でしょうか。
- 「ママがいい」と言って、どこにいても抱きついてくる
- 腕にスリスリしてくる
- ご飯を食べるときは必ず隣に座る
- お風呂や寝るときはママと一緒
- 抱っこを要求してくる
ほとんど私の息子の様子です。お子さんに当てはまるでしょうか。
親が違和感を感じるべったりとは?
- 親と離れる場面(学校へ行く、友達と遊ぶ、留守番をする)で不安や心配に駆られ、親と離れられなくなる。
- 身体的症状が出る(学校へ行く、友達と遊ぶ、留守番をするというような、親と離れる場面で腹痛や頭痛、嘔吐などを起こす)
- 極端にスキンシップを求める
このようなべったりは、違和感を感じますよね。
学年別ママにべったりな小学生の原因や心理は?
男の子、女の子、低学年、中学年、高学年それぞれでママにべったりになる原因や子どもの気持ちについて紹介していきます。
低学年男の子の場合
小学校低学年は、幼稚園から小学校に入学して環境が大きく変わる時期です。歩いて登校して、何時間も勉強して、家に帰って宿題をする生活にストレスを感じています。
エネルギーをとても消耗しているので、子どもは親にべったりすることで愛情を補給しています。べったりすることで、また明日から元気に学校へ行けるのです。
我が家では「充電」と名付けています。
低学年女の子の場合
低学年男の子と同様に、幼稚園から学校へと環境が変わることにより、ストレスを抱えて帰ってくるので家では甘えたくなります。
べったりな娘さんを、受け止めてあげてくださいね。
中学年男の子の場合
中学年の特徴として集団で行動する意識が芽生え、家庭より友達との時間を持とうとするいわゆる「ギャングエイジ」の時期です。
そのため、親の言うことに反抗するようになったり、自己主張が強くなることがあります。
そんな中でもママにべったりするお子さんは、仲間とケンカした、うまくいかなかったなどの経験をして帰ってきたかもしれません。
何があったのか、根掘り葉掘り聞きたいところですが、べったりを受け止めて見守ってあげましょう。
中学年女の子の場合
中学年の女の子は、男の子よりも仲間意識が強い傾向があります。グループを作り、交換日記を始めたりグループそれぞれのルールがあったりと、大人には分からない複雑な人間関係が形成されていることがあります。
その頃から、親に隠し事をしたり何でも話してくれるようにはならないでしょう。
中学年男の子と同様ですが、べったりしてくるときは、何か不安なことや学校でうまくいかなかったことがあった可能性があります。べったりを受けとめてあげましょう。
高学年男の子・女の子の場合
小学校高学年になってもべったり甘えてくる場合は、発達障害の可能性が考えられます。発達障害には感覚の過敏または鈍感があり、愛着が形成されるのに時間がかかることがあります。そのため、高学年まで愛着形成に時間がかかっていると捉えて良いでしょう。
べったりをそのまま受け止めてあげてください。
べったりな状態はいつまで続く?
べったりな状態はいつまで続くのでしょうか。自然に治るものなのか心配になりますよね。
先輩ママさんの声を聞いてみると、小学校高学年までべったりだったお子さんも、中学生になるとべったりがなくなったという話をたくさん耳にします。
思春期に入り、親のことや家庭のことより友達関係や外の世界に興味が向いていくからです。いつまでべったりするのか、お子さんの性格によっても大きく違うので、中学生でもべったりなお子さんはいらっしゃるようですね。
しかしどのママさんも無理やりべったりをやめさせたということはなく、自然にべったりしなくなった、いつの間にかべったりしなくなったという声ばかりでした。
お子さんの時期がきたら、自然とべったりしなくなると考えましょう。
あまりにべったりな場合は突き放すことも必要?
先ほどお伝えしていますが、べったりを無理にやめさせる必要はありません。しかし、ママの都合もあるので四六時中べったりされては困ることもありますよね。
そういう時は、べったりする代わりの方法を見つけてみてはいかがでしょうか。私が息子にしている方法を、いくつか紹介します。
例1:「抱っこ」と言われたけど、体力的に辛いから腕スリスリにかえてもらう
息子はよく「抱っこ」を要求します、しかしすでに体重が30キロあり、膝に乗せているのも辛いので「抱っこ」と言われたときは「抱っこはママの膝が泣いちゃうから、スリスリにしてくれる」と伝えます。
その時の息子の気分によって腕スリスリになったり、膝枕になったりしますが抱っこより負担が少ない方法に代えてくれています。
例2:息子と離れるときは、ママからスキンシップをとる
学校へ行くとき、休日に私1人で買い物に行くときなど、息子と離れるときは私からスキンシップを図るようにしています。
学校へ行くときは1〜10まで数を数えながらタッチ、買い物に行くときはハグや腕スリスリなどしています。
息子がゲームや遊びに夢中になっている時に声だけかけて出かけてしまうと、帰ってきたときに「ママいなかったよ!」「寂しかったんだよ」と言われて余計ベタベタされてしまうので、予防のためにあらかじめスキンシップを図るようにしています。
その方が、息子も安心しているように見えますし私も過度にべったりされないので苦痛に感じることはありません。
例3:夜一緒に寝るときは息子の布団を使う
夜は暗いせいか「怖いから一緒に寝よう」と同じ布団に入って腕を絡めて寝ています。
今までは私が入っている布団に息子が侵入してくるというパターンだったのですが、寝た後息子の布団に戻すのが大変だということに気付きました。私が負担に思っていたのは寝た後の息子を動かすことだったなと思い、あえて息子の布団に入って一緒に寝れば動かすこともないし、私が抜ければいいだけだから簡単です。
夜くっつかないと寝れないのはしょうがない、時期が来たら1人で寝れるようになるだろうと割り切るようにしています。
お子さんのべったりを突き放したり、治す必要はないので、ママさんが負担にならない方法を考えるのが大事だなと実感しています。
疲れていると息子のべったりにうんざりすることも度々あります。時には「もうやめて!」と言ってしまうこともあります。そうしたら「ごめんね、ママ疲れてるからちょっと待ってね」など声をかけると分かってくれますし、許してくれるんですよね。
べったりな息子に癒されているときもあるので、親子に必要なべったりなんだと思っています。
まとめ
今回は「ママにべったりな小学生!その原因は?いつまで続く?突き放すことも必要?」と題して、べったりな原因やいつまで続くのかなどについてまとめてきました。
ポイントはこちらです。
- べったりな原因は学年やお子さんの性格によって違う
- 新しいことに挑戦するときや、外でのストレスでべったりになることがある
- べったりする時期は子どもの性格によって様々である
- いつの間にかべったりしなくなる時がくるため、無理にやめさせる必要はない
- ママがべったりに対応できる方法を考えよう
小学生のお子さんのべったりは可愛いけど心配になりますよね。
今回記事を書いていて、べったりは決して愛情不足ではないこと、無理にやめさせなくても良いことが分かったので、息子の要求するがままに親子で納得できるべったりをしていきたいと思いました。
いざ、べったりしなくなった時のことを考えるとそれはそれで寂しいのかもしれませんね。
今回の記事を読んで、小学生のお子さんのべったりに悩んでいるママさんに、少しでも参考にしてもらえたら幸いです。
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