そもそも、休職とは「自分の都合で会社を長期的に休むこと」を言います。
休職になるケースとしては以下があります。
- 傷病休職:会社の業務とは関係のない病気(うつ、持病など)やケガで休むこと
※パワハラやセクハラでうつ病になった場合もここに含まれます - 自己都合休職:ボランティアなど、自分の都合で会社を休むこと
- 留学休職:留学のために休むこと
- 公職就任休職:議員になるなど公職への就任のため休むこと
- 事故欠勤休職:私的な事故のため休むこと
- 起訴休職:起訴された場合に一定期間家で待機すること
- 組合専従休職:労働組合の役員に専念するための休職
しばらく休んで語学学習やスキルアップの目的に留学するというポジティブなものである留学休職や事故欠勤休暇など、骨折して家族の手伝いが必要な場合は家族に伝えると思います。
やはり休職を家族に言えない場合として、傷病休職があるのではないでしょうか。
「せっかく仕事に就職して家族も喜んでくれていたのに、休む結果になってしまい、なかなか言えない」という場合や、「家族に心配をかけてしまう」などと考えて伝えるのはためらっていまいますよね。
家族に打ち明けるメリット・デメリット
どうしても心を閉ざしてしまいがちですが、どうして家族に打ち明ける必要があるのか、メリット・デメリットをお伝えします。
メリット
家族と外に出ることで気分転換になる
うつ病が進行している場合、特に一人暮らしの人は自力での回復が難しい傾向があります。
外に出たいなと感じても外に出ることが難しく、結果的に自宅で延々と過ごしてしまう場合が多いです。
また食事に関しても、コンビニやインスタント食品で済ませてしまうなど意欲や食欲の低下に繋がります。
また、一人の時間が多いと、引きこもりがちになるので、パートナーや家族、友人などに頼ることも大切です。
ポイントは、自分が「今日は外に出てみたいな」と思ったタイミングでパートナーや家族、友人と一緒に過ごすことで心身の休養につながると言われています。
家族に診療に付き添ってもらうことで、自分では伝えられないことを代弁してもらう
「今の自分の身体の状態を正確に説明してください」と言われた場合、自分の身体の状態を言葉にすることが難しいことがあります。
うつ病の場合だと健康なときに比べて「えっと、あの、うーん…」などの言葉が圧倒的に増えていきます。
医師に対して自分の体調を説明するというのが非常に重要なポイントになります。
自分の心の状態と体の状態を詳しく説明することができれば、医師も軽度が重度が判断しやすくなります。
それにより、薬の量も変わります。
気分の落ち込みが激しくなり、自殺などの行動に注意したり、普段と違う様子をキャッチしてくれる。
デメリット
- 家族が理解してくれない、受け止められないとき本人のストレスとなる。
- よかれと思って「ありがた迷惑」なサポートをされる。
家族への伝え方は?
伝えられなくて悩む場合は、やはり家族と離れて暮らしている場合ではないでしょうか?
同居の場合は、様子が変だと先に家族が気づくかもしれないし、毎日出勤していたのが、急に会社に行かなくなれば、おのずと理由を聞かれたりするかもしれません。
1人暮らしの場合、家族と顔を合わせることがありません。
手紙や電話・メールで伝えてもいいと思います。
電話が苦手な方もいるかもしれませんが、事前に文章を準備しておくことができます。
電話でどう伝えるか考えてみました。
もしもし、●●だけど。最近お父さん元気?(と少し世間話)
実は。。。今会社を休んでる。もう手続きは終わって家にいる。しばらくしたら、実家に戻ろうと思うけど。今は少し1人でゆっくりしたい。急な電話でお母さんもびっくりしたと思うから、またかけなおすね。
まずは、伝えられた家族の方も受け止める時間が必要だと思うので、「仕事を休んでいる」という事実だけ伝えられればいいと思います。
どんな接し方をしてほしいかを伝える
自力でどうして欲しいのか伝えることは難しいこともあります。
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