薬の使用期限はいつまで?ロキソニン・塗り薬・病院処方薬は?薬剤師が解説!

錠剤

私は薬剤師として仕事しています。

患者さんと話をしているとよく薬の使用期限について質問を受けることがあります。

病院や薬局でもらう薬には使用期限の記載がないものがよくあります。

記載がないので患者さんの中には何年も前にもらった薬をずっと自宅に保管している方もいらっしゃいます。

皆さんが薬を適切に使用してもらえるように、それにより薬による事故が減るようになればという思いから、薬剤師の視点から薬の使用期限、適切な使用方法の説明を記事にしました。

この記事を読んでもらえれば薬の使用期限の目安や薬の適正使用について理解できます。

記事の内容です。

  1. ロキソニンなど錠剤の使用期限はいつまで?
  2. ニキビなどの塗り薬の使用期限はいつまで?
  3. 病院処方薬の使用期限はいつまで?
  4. 薬の使用期限を調べる方法は?使用期限が切れた薬を飲むのは危険?効果はうすれる?
  5. 薬の正しい保存方法と捨て方は?
  6. 薬の疑問!食後に飲む薬を食前に飲んでも大丈夫?
  7. 薬剤師からアドバイス!
  8. まとめ

それではさっそく紹介していきます。

薬の使用期限はいつまで?ロキソニンなど錠剤の使用期限はいつまで?

錠剤

ロキソニンとは炎症や痛みのもとをおさえる効果がある薬です。

主に頭痛、月経痛、関節痛、解熱の薬として使用します。

頓服での使用もできますが胃に負担がかかるのでなるべく空腹時をさけて服用するようにしましょう。

服用の間隔は4時間ぐらいを空けるようにしてください。

使用期限は市販のものならば外箱に記載があります、処方してもらった薬の場合は製造番号がわかれば調べることが可能です。

外箱も製造番号も何も分からないという場合は入手してから約1年後を目安に使い切るようにしましょう。

薬の使用期限はいつまで?ニキビなどの塗り薬は?

塗薬

市販の薬は外箱に使用期限が記載してあるのでその期限内に使い切るようにしましょう。

しかし、車内などの高温多湿で日光が当たるようなところに保存してあるなど、保存状態が悪いと使用期限よりも早く品質の劣化が起こるのでなるべく早めに使い切りましょう。

ニキビの薬などの軟膏剤や子供の風邪薬などの水剤は錠剤の薬よりも保存状態が悪いとより劣化が早いです。

入手後、半年ぐらいを目安に使用しきってください。

薬の使用期限はいつまで?病院処方薬の使用期限はいつまで?

薬の使用期限は一般的に約3年ぐらいです。

しかし、使用期限は保管がしっかりされている状態での期限の事です。

薬局や病院でもらった後は保管場所、環境によって表示期限よりも短くなると考えるべきです。

よって錠剤、カプセル剤、軟膏などは半年~1年、粉薬は半年、点眼液は1か月を使用期限の目安としてください。

薬の使用期限を調べる方法は?使用期限が切れた薬を飲むのは危険?効果はうすれる?

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市販薬であれば薬の外箱に使用期限が記載されています。

薬局などでもらう薬はPTP包装に記載されている製品番号がわかれば調べることができます。

前述しましたが使用期限は保管がしっかりされている状態での期限なので実際はそれよりも短いと考えるべきです。

使用期限が切れた薬は薬の有効成分が減ったり、変形、変色したりし、品質が変化する可能性があります。

いつもらったか分からない薬をいつまでも保管して、同じような症状が出た時に使用したりするのは思わぬ副作用を招く恐れがあるのでやめてください。

廃棄しましょう。

意外と知らない!薬の正しい保存方法と捨て方は?

ゴミ箱

薬の保存方法は一般的に高温多湿を避けて保存してください。

中には遮光や冷所で保存する薬もありますが1つ1つ調べるのは手間がかかります。

基本的には高温多湿にならないところに保存すると覚えておきましょう。

冷蔵庫に保存する方が中にはいますがもちろんそれでも問題ないです。

しかし、冷蔵で保存したからといって使用期限以上に期限が長くなるわけではないので注意してください。

保存方法が特別な薬が処方された場合は医師や薬剤師から説明があると思いますが不安な場合はその都度質問してください。

また、薬を廃棄する際は錠剤と薬の容器(PTPシート)は別々に捨てる必要があります。

錠剤は封筒などに入れて燃えるごみとして、薬の容器(PTPシート)は燃やせないごみに捨てましょう。

家庭に小さな子供がいる方はゴミ箱に薬を捨てっぱなしにしておくと子供が拾って食べてしまう可能性があるので子供が安易に取り出せないようにして捨てましょう。

水剤の場合は中の薬をそのまま流しても問題ないですが排水管を痛めたり、排水口のにおい予防のためにも念のため水を流しながら捨てましょう。

薬の疑問!食後に飲む薬を食前に飲んでも大丈夫?

内用薬

薬の種類によっては指示された用法通りに服用しないと効果がでなかったり、副作用が現れたりすることがありますので、決められた服用方法を守りましょう。

薬の効き方が変わり、不都合が生じる場合があります。

どうしても服用方法を変えたい場合は医師に相談しましょう。

また、処方された薬は基本的には指示通り最後までしっかり服用しきってください。

途中で服用を自己判断で中止すると今まで抑えられていた症状が再発する恐れがあります。

確かに一般的な風邪薬や胃の薬、痛み止めの薬など一時的な症状のために処方されている薬は症状がよくなったら服用を中止しても問題ないものもありますが、高血圧、脂質異常症等の持病のために処方されている薬、抗生物質などしっかり服用しきったほうが良い薬もあります。

自己判断で中止せず医師や薬剤師に相談してください。

薬剤師からアドバイス!

薬剤師

以下に薬剤師の立場から薬の使用方法について一般的な注意事項をいくつか挙げておきます。

自分に処方してもらった薬は他人に渡さず自分で服用するようにしましょう

使わなくなった自分の薬を知り合いや家族の方にあげる方がいます、そのようなことはしないでください。

医師がしっかり症状を判断して、その人に合った薬の種類、量を処方しています。

特に腎臓、肝臓などの機能が悪い方、子供や高齢者が健康な成人と同じ量の薬を服用すると薬が効きすぎて副作用が起こる場合があるので注意が必要です。

薬が効かないからと言って決められた量以上を服用するのはやめましょう

薬が効かないからといって勝手に量を増やして服用する方がいます。

決められた量以上に薬を服用すると腎臓、肝臓に負担がかかります。

また、思わぬ副作用があらわれることがあるのでやめましょう。

効かない場合はほかの種類の薬に変えるなど医師と相談して決めるようにしましょう。

決して自己判断で量を調節しないでください。

薬はなるべく水で服用するようにしましょう

水以外の飲み物で服用しても特に影響がない薬もありますが、中には水以外で服用すると薬が効きすぎたり、逆に効きにくくなったりするものがあります。

水で服用するのが一番無難で想定外の事故が起こりにくいです。

他にもありますが代表的なものをいくつか挙げておきました。

薬のことでわからないこと、聞きたいことがあった場合は自己判断せず医師や薬剤師に相談してください。

まとめ

ピンクの錠剤

いかがでしたでしょうか、今回の内容をまとめておきます。

ロキソニンなど錠剤の使用期限は市販薬ならば外箱に記載があります、処方してもらった薬の場合は製造番号がわかれば調べることが可能です。
外箱も製造番号も何も分からないという場合は入手してから約1年後を目安に使い切るようにしましょう。
ニキビなどの塗り薬の場合、保存状態が悪いと錠剤の薬より早く品質の劣化が起こるのでなるべく早めに使い切りましょう。
入手後、半年ぐらいを目安に使用しきってください
病院処方薬の使用期限は保管場所、環境など保管状態によって異なります。
錠剤、カプセル剤、軟膏などは半年~1年、粉薬は半年、点眼液は1か月を使用期限の目安としてください。
使用期限が切れた薬は薬の有効成分が減ったり、変形、変色したりし、品質が変化する可能性があります。
思わぬ副作用を招く恐れがあるので期限切れの薬の使用はやめましょう。
一般的に薬は高温多湿を避けて保存してください。
薬を廃棄する際は錠剤と薬の容器(PTPシート)は別々に捨てる必要があります。
錠剤は封筒などに入れて燃えるごみとして、薬の容器(PTPシート)は燃やせないごみに捨てましょう。
水剤の場合は排水管を痛めたり、排水口のにおい予防のためにも水を流しながら捨てましょう。
薬の種類によっては指示された用法通りに服用しないと効果がでなかったり、副作用が現れたりすることがありますので、決められた服用方法を守りましょう。
薬の効き方が変わり、不都合が生じる場合があります。
処方された薬は基本的には指示通り最後までしっかり服用しきってください

薬の使用方法について一般的な注意事

1.自分に処方してもらった薬は他人に渡さず自分で服用するようにしましょう

自分の薬を知り合いや家族の方にあげることはしないでください。

特に腎臓、肝臓などの機能が悪い方、子供や高齢者が健康な成人と同じ量の薬を服用すると薬が効きすぎて副作用が起こる場合があるので注意が必要です。

2.薬が効かないからと言って決められた量以上を服用するのはやめましょう

薬が効かないからといって勝手に量を増やして服用する方がいます。

決められた量以上に薬を服用すると腎臓、肝臓に負担がかかります。

また、思わぬ副作用があらわれることがあるのでやめましょう

3.薬はなるべく水で服用するようにしましょう

水以外の飲み物で服用しても特に影響がない薬もありますが、中には水以外で服用すると薬が効きすぎたり、逆に効きにくくなったりするものがあります。

水で服用するのが一番無難で想定外の事故が起こりにくいです。

 

薬を適切に使用していない場合、万が一副作用等で不利益が生じた場合に『医薬品副作用被害救済制度』という措置が受けられないなど後々不都合が生じる場合があります。

薬は適正に使用すれば皆さんに利益をもたらしてくれますが不適切な使用方法の場合は毒にもなります。

そのことを理解しぜひとも適切な使用をお願いします。

分からない場合は自己判断せず医師や薬剤師に相談してください。

以上、薬の使用期限、適正使用に関する記事でした。

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