高校生でも株を売買することができます。私は社会の仕組みや経済の動きを知るなら株への投資が一番だと思っています。会社がどうやって利益を生み出すのか、経費がどれくらいかかっているのかを身をもって知ることができるからです。
そして利益が出れば株主に配当という形で分配されます。つまり株式とは会社を運営するために会社を所有する権利を分割したもので、不特定多数の投資家に買ってもらうことで株式会社として成り立っているのです。
もちろん株主が高校生でも問題はありません。今回は高校生で投資家になるための心構えについて見ていきましょう。
株でお金を増やすということ
株式投資でお金を増やすことができます。代表的な例が配当金です。株式を発行する会社は毎決算ごとに利益の一部を投資家に配当という形で分配をします。つまりインカムゲインです。
もう一つの方法は、株式を売却することで利益を確定する方法、つまりキャピタルゲインです。企業の業績が良く、順調に成長をしていれば株価は上がります。取得した時より、売却時に手数料・税金など除いてプラスになればそれがキャピタルゲインとなります。
しかし、利益をそう簡単には出せないのが株式売買の難しさでもあるのです。安く買って高く売る、当たり前の理屈ですが、株は生き物です。それを実現することがいかに難しいことを、私は株式の世界で仕事をしているのでよくわかります。
プロの機関投資家だって失敗はつきものなのです。株式は企業の業績だけで動いているわけではなく、人の思惑もそれに絡んできます。
証券会社の役割
株取引は個人が直接証券取引所で売買するのではなく、取引所の正会員である証券会社を通して売買することになります。やみくもに注文を出せば成立するのではなくある一定のルールがあります。
② 同じ値段の注文が複数あったら、早い注文を優先する
以上の基本ルールにのっとって売買が成立します。
注文方法はネットと電話からできます。証券会社に注文を出すにはその会社に口座を開設している必要があります。
口座開設
未成年口座開設条件とは、
② 親権者が捺印をした同意書を提出すること。
③ 親権者と未成年口座名義人の続柄を証明できる書類を提出すること。
④ 未成年口座名義人の銀行口座を提示すること。
各証券会社によっては条件が異なる可能性もありますから、確認しましょう。
口座が開設できたら、いつでも株取引ができるようにお金を証券会社の指定口座へ予め入金しておきます。
売買注文
基本的に売買注文は単元株で出します。1株、100株、1000株と会社によって異なるので確認しておく必要があります。例えば株価が100円で単元株が1000株なら10万円が必要になります。
注文方法は大きく分けて2つ、指値注文と成行注文です。
指値注文
1000株をいくらで買うor売るということです。
例えば1000株を100円で買いという注文には、100円以下の売り注文が出れば全て約定する仕組みです。
売りなら100円以上の買い注文が出れば全て成立します。
成行注文
株価がいくらでも買うor売るということです。注文を出すとすぐに約定する可能性があります。
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