高校生が株に興味を持って勉強を始めたいとすれば何をやればいいのでしょうか?
いきなりチャートや当期利益、ROE、決算資料などから入ると挫折してしまいますから、まずは株式とは?から始めて、基本的な株式の成り立ちと株式市場の仕組みを理解することです。
今の時代、銀行に預金してもほとんど利息がつきません。資産をこれから増やすなら投資をする必要があります。特に高校生のような若いうちから投資を始めればある程度リスクをとりながら資産を増やしていけるのです。
結婚して家族が増えるとリスク商品への投資の割合をどうしても抑え気味になりがちになります。定年を迎える中高年になればリスクを抑えて、出来るだけ安定運用に切り替えていく必要も出てきます。
投資はその人の生活スタイルや年齢とも大きく関わってきますので、10代〜20代はまさにゴーデンエイジでもあるわけです。しかし、やみくもにリスク商品に投資しても虎の子を失うだけですから、投資に関する勉強は怠ってはいけません。
リスク感覚を磨く
日本のような安全な社会でリスクに直面することはあまりないでしょう。しかし、リスクに対応できる心構えは常日頃から準備しておくべきです。株式投資を勉強することはリスクヘッジを知ることにもなるからです。
そうした感覚を学生の時から勉強すれば、長い目で見れば大きなリターンが期待できますし、株式市場を揺らす大きな出来事にも冷静に対応ができて、傷も浅くすみます。
株に安全はない
株式は債券や投資信託に比べるとリスクは高いと言えます。では安全な株式投資をするためにはどうすればいいのでしょうか?
知識を増やすこと、指標を読めること、分析力を高めることももちろん大切ですが、初心者なら経営が安定した東証一部上場銘柄がおすすめです。中でもトップ企業であれば日々の売買高も多く、比較的安全です。
とはいえ東京電力やスルガ銀行、レオパレスのように思わぬつまずきで株価が暴落するケースもあります。
個人で毎日株取引をするデイトレーダーのような人はごく一部で、ほとんどの人は長期投資のスタンスが一般的です。実際に過去の株価に動きを見ると5年、10年、20年と大量に持ち続ける人ほど大きなリターンを得ることができるのです。
ただし、一流企業の株式でも安心しきるのは禁物。社会情勢や企業動向、経済ニュースなど常にアンテナを貼って情報に敏感になるようにしておくことが重要であり、変調を察知して対応できるかがポイントです。
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