子どもが小学生になると「そろそろお小遣いをあげた方がいいのかな」と考えるパパ・ママは多いはず。
でも「どうやって渡せばいいの?」「どこまでがお小遣いの範囲?」など、疑問は尽きません。
最近は電子マネーやスマホ決済などキャッシュレス化が進んでいます。
お金の存在が見えなくなり、大人でさえもお金の価値や重みを感じられなくなってきています。
だからこそ、小学生のうちから現金を手にし、お金のやりくりを学べるお小遣いは、大切な経験だと思います。
「子どものうちからお金の重みや使い方を知って、正しい金銭感覚を養ってほしい」
こんな思いで、我が家では娘の7歳の誕生日からお小遣いをスタートしました。
お手伝いに対する報酬で渡したり、毎日渡したりと試行錯誤しました。
この記事では、
- 報酬制・定額制・MIX制のメリットとデメリット
- 子どもの性格に合う渡し方
- お小遣いは小学校低学年から
- お小遣いで何を買う?
- 使い道に口出ししてもいい?
- 本好きな子の本代は?
などを紹介します。
子どものお小遣いに関する悩み解決の参考になると思うので、ぜひ読んでみてください。
お小遣を始めよう!子供の為になるのは報酬制or定額制?
子供のお小遣いは、「報酬制」「定額制」「MIX制」の3つの渡し方が一般的です。
どの渡し方がいいのかは、子供の性格に合った方法を選ぶといいでしょう。
それぞれの渡し方のメリット・デメリットをみていきます。
報酬制
報酬制とは、たとえば「庭の草むしりを手伝ったら100円」のように、お手伝いに対する報酬としてお小遣いを渡す方法です。
メリット
- お手伝いをするようになる
- お金を稼ぐのは大変だということを理解する
デメリット
- お手伝いをするたびに要求してくる
- お小遣いをもらえないお手伝いをやらない
お手伝いをする習慣のできていない子には、この方法がよいでしょう。
お手伝いをしたらほめるようにすると、家族の役に立つことに喜びを感じるようにもなります。
ただ、お小遣いがもらえないお手伝いはやらなくなってしまうことも。
我が家では、どのような家事があるのかをひと通り知ってほしかったので、お小遣いを渡すお手伝いの種類を少しずつ変えていきました。
草むしりや玄関の掃除、お風呂の掃除、洗濯物たたみ、買いもの、ゴミ出しなど。
生活スキルを身につけるよいチャンスだと思います。
■定額制
定額制は、1週間で○○円、1か月で○○円と、定額を渡す方法です。
メリット
- 額が決まっているため、予定を立てるなど管理しやすい
デメリット
- 何もしなくてもお金をもらえるので、お金を稼ぐ大変さが伝わらない
お手伝いを進んでする子、計画を立てるのが好きな子に向いています。
お金をどのように使うかなど計画の立て方を教えるようにします。
また、お金はどうやって稼ぐのかなど、お金の重みを教えることも大切です。
渡すときは、いきなり1か月分ではなく、毎日、3日ごと、1週間ごとなど細かく渡すといいでしょう。
我が家では、途中から報酬+定額にしましたが、最初の頃は毎日渡していました。
「来週まで使わずに貯めておいたら、欲しかったペンが買えるよ」など、計画を立てて貯金することを覚えさせました。
ですが、毎日では細かすぎたかも。
少額すぎてなかなか貯まらずに、ちょっとイライラすることも。
1週間ごとくらいから始めるのが、ちょうどいいように思います。
MIX制
MIX制は、報酬制+定額制の渡し方です。
最終的にはこの方法がいいでしょう。
定額のお小遣いでお金の管理の仕方を学び、足りなかったり、貯金を早く貯めたいなど目標があればお手伝いをがんばるなど、子供のやる気を出させます。
お小遣いは、「お金を稼ぐ大変さ」「お金を計画的に使う管理能力」「お金の重み」などを理解するためのものです。
これらのことが伝われば、どの渡し方でもよいと思います。
子供のお小遣はいつから?始め時とその理由を解説!
子供のお小遣いは、どの年齢から始めるのがいいか、これも悩みのひとつですね。
一般的には、小学校低学年が始めどきと言われています。
- 自分の欲しいものが具体的に出てくる頃である
- お金の役割を理解し始めている
- 計算ができるようになる
- 親の言うことをまだ聞く時期である
これらのことが、小学校低学年に始めるとよいと言われるおもな理由です。
小学校低学年の頃は反抗期前なので、親との会話も多く、教えたことを素直に聞いてくれます。
このような時期にお金について親から学んでおくことは、将来的にお金のトラブルを避ける手助けになります。
高学年になると、友達同士で出かけ、お金を貸し借りしたり、なくしたり、少なからずお金のトラブルが出てきます。
そうならないように、低学年のうちから教えることが必要です。
また、「お金を貯めて自分の欲しいものを買う」ことを経験することも必要です。
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