子供が大切にしていたペットが亡くなってしまった。
そんな時にどのように接すればいいのでしょうか。
どんな言葉をかければ?何を言ってはいけないの?
もし、次のペットを飼いたいと言われたら?私の実体験も記述していますので、参考にどうぞ。
大切な家族でもあるペット、その家族を亡くした悲しみに寄り添いましょう。
子供が家族同様に大事にしていたペットが亡くなった。かけてあげる言葉とは?
ペットを飼っている人にとってはただの動物ではありません。
かけがえのない家族です。
時には子どもの様に、孫の様に、人生のパートナーの様に……。
大切な存在として生活の一部になっていたはず。
それは家族が亡くなった時と同じなのです。
亡くなった理由もさまざま考えることができます。
- 老衰
- 病気
- 事故
- 安楽死
家族なので、死因も詳しくあなたに伝えているのではないでしょうか。
そんな時、あなたの子供は何を思うのでしょうか。
- 幸せに過ごしてくれていたかな
- あの時もっとこうしておけばよかった
- あの子がいないこれからの日はどうなるのかな
過去を思ったり、これからの未来を考えたり複雑な気持ちが渦巻いています。
いままで居てくれた存在がそこに居ないのは、とてつもない虚無感があります。
私も同じような状況でした。
喪失感がすごいのです。
ふと思い出しては号泣、その繰り返し。
この様な場合に親としてどのような言葉をかけてあげたら良いでしょうか。
かけてあげる言葉は?
身内だからこそ、友人や他人には見せることができない「弱さ」を見せることができます。
泣いてしまうこともあるでしょう。
弱さを受け止め、親のあなたも触れ合ったことがあったのなら、共感できることもたくさんあるのではないでしょうか。
- 家族だもんね、つらいね
- 大切にされて、すごく幸せそうだったよ
- こんなに想ってくれて嬉しいとおもうよ
とにかく優しく寄り添うことです。
家族なので、悲しさを共感することも良いです。
他人にはなかなか泣く姿を見せることや弱音を言うことが難しいですからね。
家族だからこそ見せられる「弱さ」に寄り添い、共感しましょう。
赤坂動物病院総院長の柴内裕子先生がペットロスを乗り越えるための方法をお話しています。
「ペットは飼い主と過ごしていた明るい時間が大好きだから、悲しみを乗り越えたら明るくすごすことがペットのためになる」ということをおっしゃっています。
確かに、ペットも飼い主の嬉しい姿や明るい姿をみることの方が嬉しいでしょう。
悲しみだけでなく、未来のことも論理的に説明してくださっているので勉強になります。
ペットを亡くした人が嫌がる言葉や行動は?
ズカズカと無遠慮に突っ込むことは避けた方が無難。
辛いことを無理に思い出してしまい、落ち込んでしまうからです。
- 亡くなった時の様子を聞く
- 新しいペットは飼うのか聞く
- いつまで落ち込んでるの?と言う
- こうしたらよかったんじゃない?と言う
あえて辛かったときの様子を聞いたり、いまのペットの傷が癒えていないのに違うペットを提案したり、専門家でもないのに可能性を探る発言をしたり……。
ペットは家族であり、唯一無二のかけがえのない存在です。
家族なのに次の子はどうするの?と聞かれたらどうでしょうか?
替えが利くことではありません。
あなたが大切な家族を亡くしてしまい、聞かれたら落ち込むな……という言葉や行動はやめましょう。
ただし、子供が話を聞いてほしいと少しずつでも話はじめたら、ゆっくり聞いてあげましょう。
話すことでいくらか不安や寂しさが和らぎます。
共感してもらえると落ち着きます。
ペットが亡くなってショックを受ける子供にしてあげられることは?
泣いてしまうこともあります。
さらにそれが何カ月も続き、落ち着いたと思ってもフラッシュバックしてしまいます。
同じ家に住んでいたペットが居なくなってしまったことを思い出してしまうのですね。
必ずしも辛かったことだけを思い出して泣いてしまうのではなく、楽しかった思い出も寂しさから泣いたり、喪失感で落ち込んだりしてしまいます。
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