子供に怒鳴ってしまって罪悪感が消えない。気持ちの整理方法は?

怒るお母さん

穏やかな態度で子供に言い聞かせる育児をしたい、そう思っていたのに何度ダメと言っても繰り返された結果怒鳴る、怒るなどしてしまい、罪悪感を持ってしまうことがあります。

子供に怒鳴るなんて親失格だ、怒らない育児が大切って言われてるのになど考えてしまう、怒鳴った結果泣いてしまった子供に対しての罪悪感など、状況も様々ですね。

今回はそんなつもりはなかったのに子供に怒鳴る、怒るなど感情的な態度を取ってしまい罪悪感が消えないという場合の気持ちの整理方法や、罪悪感との向き合い方について紹介しています。

つい子供に怒鳴ってしまい罪悪感が消えない方や対処法を探している方におすすめの内容となっているので、ぜひご確認ください!

子供に怒鳴ってしまった!怒りすぎてしまう理由は?

落ち込む男の子

子供に怒鳴ってしまう、感情のコントロールが効かないほど怒りすぎてしまうという親は以外と多く、理由も様々ですが以下のようなパターンがあります。

  • 子供が言うことを聞かない
  • 何度注意してもやめない
  • あまりにずっと目が離せない

例えば柵をよじ登る行動を何度止めてもすぐに繰り返してしまう、落ちたら痛いからダメだとと言っても聞いてくれないなど、日常生活のどこにでも理由はあります。

またその結果、気が気でなくて子供から一切目を離せず家事がうまく進まない、何もできないなどの不満を溜め込み、爆発してしまうパターンもあります。

もちろん他にも多くのパターンがありえますが、基本的にどの場合も最初から怒鳴る、怒ってしまうのではなく、何度も繰り返し感情が爆発してしまうことが多いです。

子供に怒鳴ってしまったことに対する罪悪感との向き合い方は?

泣く子供

子供に怒鳴ってしまったことへの罪悪感も方向性は様々ですが、つい怒鳴ってしまった結果子供が泣いてしまった、おびえた顔を見せたなどの場合に持つことが多いです。

また自分が感情をコントロールしなければならないのに何も分かっていない子供に対して怒鳴ってしまったことが許せず、それを罪悪感として感じてしまうこともありますね。

しかし毎日家事や育児、仕事などに追われて寝不足や疲労がたまり余裕がないのは当然で、そんなときに何度話しても分かってもらえないというのは誰にとっても辛いです。

もちろん子供はいくら言い聞かせても理解しないのは当然で何も悪くはなく、様々な条件が重なった結果感情が爆発してしまっただけなんですね。

子供が言われたことを理解し行動を改めるには子供自身が「これはダメ」と実感するという経験が必要なので、言い聞かせることは大切なものの、できないのは仕方ありません。

罪悪感を感じると「親失格だ」「自分は感情のコントロールもできないダメな親だ」など思い込んでしまいがちですが、このように罪悪感の元を冷静に見つめると、仕方がないことだと分かります。

罪悪感から自分を責めることをせず、しかし感情的になり子供を泣かせてしまったことには「ごめんね」とフォローすることで、罪悪感と向き合い解消に向けることもできます。

怒鳴ることは悪いこと?子供への影響は?

遊ぶ男の子

とはいえいきなり感情的に子供を怒鳴ってしまうと子供に悪影響があるのか気になりますし、そもそも怒鳴るのは悪いことかどうかもしっかり知っておきたいところです。

つい怒鳴ってしまうなどたまにやってしまう場合は誰にでもありますし、それが子供に悪影響を及ぼしずっと響いてしまうなどまで考える必要はありません。

しかし日常的に怒る、怒鳴る、さらに怒鳴ったあとのフォローもない場合、子供は「自分の行動によりいきなり怒られる」ことへの恐怖が植え付けられてしまう可能性があります。

このように育った子供は周囲の顔色を伺う、嫌われないように不本意なことを言われても従ってしまうようになり、将来の人間関係にも悪影響が出てしまうんです。

また子供は怒鳴られると「叱られることへの恐怖」が最も強く記憶に残ってしまい、実際の行動の危険を認識しない、ただ叱られないようにと考えてしまう場合もあります。

こうなると叱られないことを最優先に考えてしまうため、親にとって都合の悪そうな話は嘘を付くなどの行動を取ってしまう可能性があります。

さらには親を大切にする気持ちがなくなる、「感情的に叱る育児」が子供の記憶として残り将来同じような育児をしてしまうなどの可能性もあり、怒鳴る育児にメリットはないんです。

しかしこれは日常的に怒鳴ることが当たり前、子供の人格を否定するような怒鳴り方をする、その後のフォローもないなどが継続した場合です。

咄嗟に感情をコントロールができず怒鳴ってしまった、一度怒鳴って子供がおびえてしまった場合などで親失格だと思う必要はないので、しっかり子供へもフォローをしてあげてください。

ついつい怒りすぎてしまう・怒鳴ってしまう場合の対処法は?

ライオン

穏やかな態度で言い聞かせたいと思ってはいても繰り返し言うことを聞いてくれない子供についつい怒りすぎてしまう、怒鳴ってしまう場合の対処法は知っておきたいところですね。

最も簡単かつすぐに出来るアンガーマネジメント方法としておすすめなのは、どうしても怒鳴りそう、危ないと思ったらすぐに子供に「ちょっと離れるね」と伝え、子供から離れることです。

感情がコントロール出来ず怒鳴ってしまいそうなのにずっと子供と一緒にいるメリットはなく、ほんの少しでもいいのでちょっと離れ、気持ちを落ち着けましょう。

一旦離れて落ち着ける、冷静になるだけで怒鳴るほどの感情は消えてしまうことが多く、結果冷静に、落ち着いて言い聞かせることが出来るようになります。

また怒鳴ってしまった場合はそれを気に病む、罪悪感として重ねてしまうのではなく、やってしまったことは仕方ないと割り切ること、子供にしっかりフォローする気持ちを持ちましょう。

怒鳴る育児が当たり前になる、怒鳴った後のフォローも一切ないなどの場合は将来子供に悪影響が出る可能性もありますが、人間誰しも失敗はするもの、しっかりフォローすれば問題ありません。

どうしても感情がコントロールできない、気づいたら怒鳴ってしまうのを何とかしたい場合、何よりも怒りの感情のコントロール方法を知る方法がおすすめです。

「アンガーマネジメント協会」では多くの講座があり自分が行きたい講座を選べおすすめなので、どうしてもコントロールが効かないとお悩みの場合、ぜひ一度ご確認ください。

 

怒鳴るだけじゃない!子供に対する罪悪感のあれこれ

花畑の女の子

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