彼女との結婚が決まれば、早いうちに済ませておきたいのが、お互いの両親への結婚挨拶。
男性が彼女のお父様とご対面するのは大いに緊張する瞬間ですが、父親と2人で暮らしてきた一人娘の彼女ともなれば尚更!お父様の娘を嫁に出す寂しさは人一倍でしょう。
私は学生時代から実家を出ていたので、結婚したところで親と会う頻度は変わらないと結婚挨拶を楽観的に考えて臨みました。しかし、結婚挨拶を終えた後に父が『もう会えなくなるなぁ』と、一生縁が切れてしまうかのように寂しがっていたのが印象的です。
普段近くに居ない娘ですらそうなのですから、結婚して籍が変わるという事実を受け入れるのは、父親にとってすごく時間のかかることなのです。
長年娘と二人で暮らしてきたお父様であれば、娘の結婚相手をしっかり見定めなければならないという思いもまた、人一倍でしょう。
お父さんに少しでも安心して欲しい、祝福して欲しいと願う彼女の為にも、これから父娘2人で暮らしてきた家庭へ結婚の挨拶に向かう男性にぜひ予習して欲しいポイントをまとめました!
一人娘が結婚をしてしまうお父さんの気持ちや心理は?
女性親にとって、娘が結婚するということは、娘を嫁に出す=結婚相手の家に捧げるという感覚の方がまだまだ多く、娘を取られてしまうような寂しい気持ちになってしまうようです。結婚すると男性の姓に変わる方が多いので、その心情も頷けます。
ましてや、親子2人暮らし、男手一つで苦労して大事に育てて来られた娘さんは、苦労を共にした同士でもあり、お父様の生き甲斐です。いつかそんな日が来るとはわかっていても、娘を嫁に出す寂しさは人一倍でしょう。
娘が選んだ結婚相手を歓迎し祝福してあげたい気持ちも強いでしょうが、相手の見極めは特に慎重に、念入りにされるのではないでしょうか。
だからといって、どんな家庭環境でも娘を思う親心は同じ。長年親子2人暮らしだったのならば尚更、結婚で家族の輪が広がる喜びは大きいはずです。
家庭環境を変に気負って挨拶に伺うよりも、彼女を一生大事にしたい!という思いを、真剣に誠意を持って伝えることを一番に考えましょうね。
親子2人で過ごしてきたお父さんに結婚の挨拶をする場合の例文は?
では、具体的に親子2人で暮らしてきたお父さんに結婚挨拶する時の例文をご紹介します。
『本日は△△さんとの結婚をお許しいただきたく、お伺いしました。先日、私からプロポーズさせていただき、ご本人から承諾を得ることができました。私たちの結婚をお許しいただけますでしょうか。』
結婚挨拶で必ず伝えなければいけないのは、シンプルに結婚の意思と承諾をいただきたいこと。これは家庭環境がどうであれ変わりません。
『これからも長く付き合って行きたいと思っています』など、曖昧な表現ではなく、ケジメとしてはっきり結婚を認めて欲しいということを伝えましょう。
その上で、配慮したいのは、これまで親子2人で暮らしてきた分、彼女もお父様も、結婚後のお父様の暮らしを心配しているということです。
これまで彼女がお母様の分まで担ってきた家事など、その負担が大きければ大きいほど気がかりでしょうから、事前に彼女と今後の暮らしについて相談しあい、この場で伝えられるとベター。
コメント