子どもの交友関係が広がる頃、親同士の関わりというのも自然と増えてきますよね。
子をもつ親同士、ママ友になるというのはよくあることで、子育ての悩みや家事のことなど相談にのってもらったり、のったりと、お互いに支え合える心強い存在になることもあると思います。
ときにはそれが、家族ぐるみの付き合いにまで発展することもあり、それはとても素敵なことなのですが、現実はそう上手くいくことばかりではありません。
付き合いが長くなるにつれて、相手の嫌な面を見てしまったり、価値観や考え方の違いに戸惑うなど、一緒にいると心の中がモヤモヤすることが増える…。
「親しき仲にも礼儀ありでしょ?」「あれ?ちょっと図々しくないかしら。」
「最近上から目線で話してくるんだけど…。」「え?それうちの子だけが謝ることなの?」
などなど、ひとつ気になることがあるとずっとそれが頭に残ってしまい、次第に一緒にいることがしんどくなってしまう。
「家族ぐるみの付き合いをやめたい…」と悩む人はとても多いです。
そこで今回は、家族ぐるみの付き合いをやめたいと思う人のために、できる限り自然に付き合いをやめていく方法や、付き合いを止めることが子供にとって迷惑なことなのかなど、気になることをまとめてみました。
うまくママ友と付き合っていく方法についてもお話しますので、ぜひ最後までごらんください。
家族ぐるみの付き合いをやめたい!やめる方法とは?
誘いがきても断る。しばらく会えないことをやんわりと伝える。
このときのポイント
- 断ることに気まずさを感じる必要はない。
- 連絡は遅めに返す。
- 返事には『しばらく』・『ずっと』という言葉を使う。(それとなく、近日中は会えないと伝える)
- 『自分から連絡するね』と言う。
日本人は文化的にも断ることが苦手な人は多いですよね。
ただ、『誘い慣れている人は、断られ慣れています。』
断られてもなんとも思ってない場合がほとんどです。
無理なら無理だと言ってくれたらそれで終わりです。
きっとそのような方は、他にも誘う人はいくらでもいるはずです。
困らせたくてあなたを誘っているわけじゃないし、まさか誘うことであなたを困らせているなんて考えてもいません。
「時間が合うなら、一緒に遊びたいな~。せっかくなら人数多いほうが楽しいし。」くらいに考えているので、断ることで相手に気まずさを感じる必要は全くありません。
そのことをしっかりと心にとめておきましょう。
次に、やんわり断る際の例文を紹介します。
という具合です。
『しばらく』や、『最近ずっと』という言葉を入れると、「しばらくは忙しそうだし、誘わないほうが良いかな。」と思ってもらえます
更に
という一文を加えると、向こうからの連絡は一旦止まるでしょう。
頃合いをみて、また相手から連絡がきます。
などです。
そのときも、また同じようにやんわりと断ります。
その度に理由を変えるのもわざとらしいと思うので、同じ理由で断り続けて大丈夫です。
外でたまたま会ったとしても、気まずそうにする必要はありません。
いつも通り挨拶したら良いです。
もしもそのまま話をしようとしてくる様子があれば「ごめんね!これからまた行かないといけないから、また改めてね。」と言って別れましょう。
もう大人なので、このような対応で相手も何か察するはずです。
パートに出たり、趣味の時間で忙しくする。
やんわり適当な理由で断ると言っても、嘘をつくことが後ろめたい人や、嘘をついたとして、もしもスーパーなどでバッタリと会ってしまったらとっさに言い訳出来ないという人は、本当に予定を入れて忙しくすることをおすすめします。
パートに出かけたり、習い事や趣味の時間をもつと、それを言い訳に後ろめたさなく断ることができるでしょう。
何か新しいことを始めたら、また新しい出会いがあるので、その中であなたもまた自分の価値観に合った人と出会えるはずです。
そこで、今までの家族ぐるみの付き合いを無理してまで続けるべきかどうか、もう一度あなた自身の中で考え直すこともできるでしょう。
誘いの連絡自体をやんわり断る
何かと理由をつけて断ったとしても、相手が何も察してくれず、言葉通りにしか受け取ってくれなかった場合は何度でも誘いの連絡がきてしまう場合があります。
他にも、あなたの愛想が良すぎるあまりに、やんわりどころか「都合がつかなくてごめんね。本当は私達も会いたいんだけど…。」という風なニュアンスで断ってしまっている場合にも、相手からの誘いの連絡は続いてしまうでしょう。
その場合は、誘い自体を断る連絡を入れてみましょう。
例えば、
といった具合です。
『誘ってくれるのはありがたいけど、断るのがしんどいよ。連絡は私からするから待っててね。』とやんわり伝えてみましょう。
家族ぐるみの付き合いは、相手の家族を尊重することがとても大切です。
誘うのも自由だけど、断るのもお互いの自由だということを忘れないでいてください。
家族ぐるみの付き合いは結構面倒・・・
家族ぐるみの付き合いに憧れる家族もいますが、なかなか面倒なことも多いです。
付き合いをやめたいと思った理由を実際にあったエピソードも踏まえてお話したいと思います。
金銭感覚の違い
どこかに遊びに行くのにも、何かを食べにいくのにも付き合いにはお金がかかります。
そのときに問題になるのが、金銭感覚の違いです。
お金にまつわるトラブルはとても多いです。
最初にはっきりと決めておいた方が良いのかもしれませんが、「お金の話はいやらしいから、切り出しにくい。」「ケチな人だと思われたくない。」など、なかなか上手に話し合いが出来ない場合が多いです。
仲良くなればなるほど、ルーズになりがちなところでもあります。
例えば、
- 一度目の外食の会計のときに割り勘をしたけれど、相手が小銭を持っておらず「端数はいいよ(払わなくて良いよ)。」と言ってあげたら、次から当たり前のように端数を払わなくなった。
- 外出のとき、車を出してあげていたら、最初の頃はガソリン代として少し多めに払ってくれたり気を遣ってくれていたのに、当たり前になってしまい車を出せないときに文句を言われた。
- 外食の会計で、割り勘をするときにぴったりの額がなく、少し多めの額を渡したら会計後に毎回お釣りを渡してこない。
- 外出した際、車をこちらが出したけど有料駐車場に止めることになっても、有料高速道路を走ってもその分の額は一切払おうとしない。(請求したら良いのかもしれないが、しにくい。)
などです。
ここからは実際に私が体験した話ですが、私には大好きな家族ぐるみの付き合いをするAさん夫妻がいました。
Aさん夫妻はイベントごとが大好きです。
イベントがあれば、BBQをすると言って何組かの家族を集めます。(いつもBBQの後は、全家族で割り勘をします。)
その日も7組ぐらいの家族でBBQをするために、準備を手伝いにAさん宅へ行きました。
準備をしていたら、Aさん夫が「今回のBBQは驚くほど安く準備できたよ。1人800円で食べられる。」と言いました。
私は、「さすが、BBQの達人!」と言って褒めましたが、その後Aさん夫がAさんに向かって「でも面倒だし、1人1000円でいっか。」と聞くと、Aさんが「いいじゃん。1000円もらいなよ。」と言いました。
もちろん、いつも準備をしてくれているから多めにお金をとってくれても良いと私達は思いましたが、200円ずつ多めに集めるとその日の3人分の参加費になります。
Aさん夫妻は実質タダで参加することになります。
参加している家族は皆、割り勘では準備してくれているAさん夫妻に悪いからと、それぞれに実費で何かを買って持ち寄ってくれていましたので、目の前で多めにお金をとっているというのを聞かされて良い気分にはなれませんでした。
夫も「黙ってとってくれていたらありがたかったのにね。」と、大好きな夫妻であったので余計に2人でがっかりとしました。
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