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家庭の日ポスターの描き方中学生編!コンクールに入選する基準は?簡単に書くコツは?

家族の絵

夏休みや冬休みの長い休みは楽しみがあふれてますよね!

夏は海やプールに花火大会、冬はクリスマスにお正月とイベントが山盛りです。

そして宿題も山盛りです。

このただでさえ多いのにいちばんウンザリするのが自由研究やポスター制作なんかの作る宿題です。

ぼくが中学生だったのははるか昔のことですが、絵を描くのが苦手だったので美術が大嫌いでした。

今でも内容やボリュームも同じような感じでみなさんが苦痛に感じている理由までが「アイデアが浮かばない」や「何を描いたらいいかわからない」と同じだったので変わってませんね。

ポスターは考えて描くのが基本ですがコツをつかめばどんなテーマでもつかえます。

今回は「家庭の日ポスター」をテーマに描き方のコツを解説します。

これであなたもポスター名人ですよ!

家庭の日ポスターの書き方!中学生らしい書き方とは? 

外国人ファミリー

家庭の日ポスターの書き方1

1.ポスターをつくるときの募集要項(ルール)を確認します

まず募集要項の確認をしましょう。これに沿っていないと話になりませんからね。

この中に必要なことがすべてかいてありますからそれに合わせて用意します。

2.ポスターの役割を考える

ルールが確認できたら内容を考えていきますが、そのまえにみなさんはポスターの役割はなんだと思いますか?

おそらくこれといった答えは出ないでしょう。

ポスターの役割はひとことでいうと

「多数の人にメッセージを発信する」

ということです。

それに必要なこと

  • 文字が読みやすい
  • デザインにメッセージ性がある
  • 印象にのこる

ということになるんですね。

この役割をふえまてポスターの内容を考えていきます。

ではどう考えていくかを次にご説明しましょう。

家庭の日ポスターの書き方2

1.ポスターの構想を考える(モチーフ)

ポスターの構成要素に文字・モチーフ・構図があります。

これに配色がプラスされてポスターになっているんです。

町中のポスターは基本的にこの要素で成り立っています。

考える順番に決まりはありませんが、まずはポスターの大部分を占めるモチーフから考えて行きましょう。

モチーフとは主要な題材のことです。

マンガやアニメには主役と脇役がありますよね?それと同じように考えて行きましょう。

ただし地域によっては内容が家族の団らんやお出かけなど指定されていることもあります。

その場合はその内容に沿ったモチーフを考えるのですが、なにか取っ掛かりがほしいですよね?

ここでひとつコツとして過去の作品を見てみましょう。

過去の作品はモチーフや配色・構図などポスター制作のヒントが満載です。

ひとつの大きな特徴は、ほとんどの作品に人物が描かれていることです。

これは描く内容が家族の団らんやお出かけなど指定されいることもありますが、家庭がテーマになると人物は必然的に入るんですね。

なお、過去の作品はあくまでもお手本です。

そのまま使うと盗作になりますのでご注意ください。

2.ポスターの構想を考える(文字)

次に文字を考えまずが、ポスターに入れる文字は標語ではなく「家庭の日」という文言を指定していたり地域によっては文字の有無は文字数もふくめて自由としている地域もあります。

文字の有無が自由の場合は考えなくてもいいから楽に思われがちですが、文字がない分画力で見せないと伝わりにくいので逆に難しくなるんです。

僕だったら文字は入れます。

そのほうがテーマが伝わりやすくなりますからね。

3.標語を考える

標語はポスターコンクールにつきものですが、これも難しく考えることはありません。

家庭と聞いて浮かぶ言葉を書き出してみてください。

それをことば遊びの感覚で組み合わればいいのです。

ここで標語のキーワードを並べてみましたので参考にしてみてください

団らん/食卓/ご飯/ぬくもり/安らぎ/癒やし/幸せ/笑顔/絆/思いやり/信頼/安心/守りたい・守ってくれる/つながり/愛/大切/助け合い/子供/未来/夢/明日/輪/大家族/かけがえのない/宝もの/与える・与えてくれる/未来

これらの言葉を組み合わせて、標語を作り上げます。

  • ぬくもりが 守ってくれる 笑顔の輪
  • 思いやり つないでいこう 子供の未来
  • 守りたい かけがえのない 宝もの
  • 団らんが 与えてくれる 家族の絆

こんな感じで七五調を基本にリズミカルにつくればOKです。

これは家族の人と一緒にパズルみたいに楽しめばすぐにできますよ。

さて、つぎに一生懸命考えたモチーフと文字をどう入れ込んでいくか、つまり構図を考えるのですが考えてばかりも息が詰まるでしょうからつぎはこれをやりましょう。

4.モチーフと文字を練習する

さきほどモチーフを考えましたが何をイメージしましたか?

この家庭の日のポスターは先にご説明したとおり人物を中心に描いた作品がほとんどです。

なので人物を描く練習をしましょう。

モチーフと一緒に文字も練習しましょう。

人の顔を描くのは思いのほかむずかしいんです。

そうでもないという方もいるかも知れませんが少なくとも僕にとってはむずかしかったんです。

正面からひとの顔を描こうとして目や口はいいのですが鼻はどう描くんだ?となって描いてみたらマキバオーみたいな鼻を描いてましたね。

そんな顔を描かないために人物や顔を描くにはどうするかの動画をご紹介しますので参考にしてみてください。

人物や顔がかたちになったら実際にいれる人物を練習しましょう。

どうしても人物や顔を描きたくないときは指定されていない限り自由ですが、よほどインパクトがあるモチーフにするか描き方をかなり工夫しないと伝わりにくいポスターになりますから、人はできるだけいれるようにしたほうがいいでしょう。

人物といっても必ず顔を描く必要はありませんから描き方を変えてしまえばいいのです。

下記にいくつか例をあげてみますので参考にしてください

  • 人と判別できるくらいに小さく描く
  • 後ろ姿を描く(これはこれで難易度は高いです)
  • シルエットにする

挙げてみましたがどれも難易度が高くなりますね。

どうしてもというときはチャレンジしてみてください。

5.構図を決める

モチーフの練習はいかがでしたか?

ここまででモチーフと文字がきまりました。

つぎに構図をきめていきます。

ポスターのポイントになりますからよく考えましょう。

まずいらない紙を用意します。

バランスをつかむために提出するサイズとおなじ大きさのものがよいですね。

練習した人物を切り取っていらない紙の上においていきます。

文字の大きさや主役と脇役のバランスを考えながらおいていくのですが、これはひとりではかなりむずかしいので家族にそうだんしながらやりましょう。

さきほどご紹介した過去の作品も参考にしてください。

6.配色をきめる

構図が決まったら配色を決めましょう。

本番前にあらかじめ決めておいたほうが楽ですし本番に集中できますからね。

構図を決めた下書きを何枚かコピーしてください。

それに簡単でいいので色を塗ってみてください。

配色のコツを下記にあげてみましたので参考にしてください

過去の作品をみる

過去の作品にはよく使われている色の共通点があります。

それを見つけながら自分の作品に取り込んでみるのです。

使う色は4色までに

色を使いすぎるとゴチャゴチャして見にくくなります。

なので4色までにまとめるとスッキリしてみやすくなるのです。

背景・主役・脇役・文字これで4色ですよね?

また、今回のポスターは家族のだんらんやふれあいを通して家庭の日を知ってもらうのが目的ですからそれも意識して配色を考えましょう。

迷ったら色相環を参考にしてみる

色相環(下図)とは「色の輪」です(そのまんまですね)。

赤や青の色を「色み(色相)」といいますがその色みの組み合わせを考えるときにつかいます。

自分が使おうとしている色の対面にあるのが補色(反対色)になります。

例えばキャベツやレタスなどの緑系の野菜にトマトを加えると鮮やかになって目を引きますよね?

そんな感じで自分がイメージする色を考えていくわけです。

上記で説明した4色をこの図で組み合わせれば色に迷うことが少なくなりますので参考にしてみてください。 

色相環

これでポスターにの全体的な完成図が見えてきましたね。

家庭の日ポスターの書き方3

さて、いよいよ本番です。

といっても内容はほとんど決まってますから描いて塗るだけですね。

でもやっぱり下書きはします。

そこで本番の流れをおおまかに説明しましょう。

1.画材を用意する

画材もとくに指定がなければ自由です。

水彩、アクリル、ポスターカラーなどあります。

これは内容によってかわってきますからどれがいいとはいえませんが、デザイン的な表現ならポスターカラーで絵画的な表現なら水彩でアクリルは絵画寄りの表現にとなります。

下書きをコピーして全部ためしてみるのがいちばんですね。

2.鉛筆で下書きする

やっと本番なのにまた下書きかと思うでしょうが、よっぽど描きなれていないといきなり描いてもだいたい失敗します。

ここは最後ですからていねいに描きましょう。

3.太マジックでなぞる

鉛筆のうえから太マジックでなぞります。

そしたら輪郭がハッキリしてきてきます。

4.配色する

モチーフと文字の輪郭がハッキリしたので、あとは塗り絵と同じ感覚でぬるだけです。

家庭の日ポスターを短時間で簡単にうまく書くコツは?

家族のイラスト

ポスター制作は時間がかかります。

描きなれないからなおさらに時間がかかるんですよね。

では時間を短縮する方法をご紹介しましょう。

ポスター制作の作業のは大きく分けて2つになります。

  • 考える作業
  • 描く作業

基本的にこの作業のくりかえしです。

これだけをくりかえすだけなのですがこの作業をどれだけ効率よくできるかが時間短縮のポイントになります。

その方法を以下に挙げてみました。

考える作業時間を短縮させるには

過去の作品みる

先ほどご紹介していますがやはりこれが時間短縮には欠かせません。

過去の作品をみて題材や構図など全体的なイメージをつかめます。

何もないところから考えているわけではないのでこれでも時間は短縮できているのです。

家族の意見を聞く

自分だけで考えるとそれだけ時間がかかります。

自分で考えるのと同時に家族にも考えてもらうのです。

人数がふえるだけアイデアが増えますからね

描く作業時間を短縮させるには

細かい作業を省く

描く時間を短縮させるには細かい作業を省く必要があります。

かといっていきなり本番を描いても失敗したら描き直しになって余計に時間がかかります。

ここで構図決めから色塗りまで短時間でできる方法を動画で紹介します。

参考にしてみてください。

家庭の日ポスターコンクールに入選したい!

3人の女性

はじめは国が定めた「家族の日」から派生して都道府県で毎月第3日曜日を「家庭の日」になりそれを知らせる目的でポスタコンクールが実施されています。

そのため都道府県ごとに募集して審査する形をとっています。

審査や募集内容・表彰まで都道府県で変わってきます。

審査員は教育関係者や美術館の学芸員ですね。

評価基準はこうなっています

テーマの理解

「家庭の日」をどのように理解しているか、中学生なりの理解でいいでしょう。

文字がはっきり書かれているか(文字が指定されている場合)

これがハッキリ書かれていないと心には残りません

ポスターとしてのデザイン性

先にご説明したポスターの構成要素をどう満たしているかです。

表現や構成に中学生らしさが出ているかですね。

入選するには評価基準にプラスして中学生らしさ(目線)も求めています。

大人の目線とは確実に違う中学生ならではの感覚ですね。

僕が審査員なら最低限小学生よりも絵の完成度を求めますが、温かみを感じる作品を選びますね。

見ていて和んでしまうようなそんなポスターを見てみたいです。

下記は埼玉県の募集要項の一部を抜粋したものです。

入賞すると賞金こそでませんが賞状と記念品がもらえます。

表彰等

中 学 生 の 部
最優秀賞(知事賞) 1点 賞状・記念品
優秀賞(教育長賞) 1点 賞状・記念品
優良賞(県民会議会長賞) 2点 賞状・記念品
その他 特別賞 1点 賞状

引用:平成31年度「家庭の日」ポスターコンクール 実施要領

標語は?過去の標語は?

ペンを持つ手

過去の家庭の日の標語です。

家庭の日ポスター標語
 しあわせを 家ぞくで見つける 家庭の日
大事だね 家族のえがおと 話し合い
会話から 広がる笑顔 家族のきずな
家庭の日 家族みんなで 笑顔の日
日曜日 家族のきずなを育む日
 大人も子供も  スマホOFF! 家族との時間をたのしもう
だいすきな かぞくのえがお たからもの
スマホより きずなふかめる 家族の会話
家庭の日 大事にしよう 家族の時間
向き合って 家族と話そう 家庭の日
家族の笑顔 世界に一つの   金メダル

標語は決まったスタイルがありませんが、大半が七五調になっています。

たしかにこの形がいちばん残りやすいですからね。

リズムにのせればなおさら残りますよ。

夏休みや冬休みにポスターの宿題がでる狙いは?みんないつ書いている?

夕日と家族のシルエット

長期の休みでポスター制作の宿題は「何を描くかを考えさせる」のがいちばんの狙いですね。

中学生は宿題のボリュームも増えていきますが、その計画をたてることも考えなくてはいけなくなりますからこの長い休みでやってみなさいということですね。

夏休みは長いですが冬休みはその半分ですから宿題に関しては短期決戦です。

作る宿題はどうしても時間がかかりますから早めに終わらせるのがいちばんの得策です。

長い休みの開放感とイベントに向けてのたのしみが襲いかかりますが、無理にでも学習教科よりも早く終わらせたほうがいいですよ。

そのほうが精神的な負担がかなり減りますからね。

あとで楽をしたければはじめにしんどい思いをしておくんです。

これがいちばんですよ。

まとめ

鉛筆と紙と電球

家庭の日ポスターの書き方中学生編をご紹介いたしました。要点をまとめます。

 

家庭の日ポスターをどう描くか

  • 募集要項を確認して準備する
  • ポスターの内容を考えるときは過去の作品をお手本にする
  • 入選を目指すにはテーマの理解・ポスターの役割・中学生らしさが必要
  • 標語はテーマにそって七五調を基本にことば遊びの感覚で
  • 夏休みや冬休みのポスター制作は何を描くかを考えさせるのが狙い。そして短期決戦で終わらせる

いかがでしたか?

ポスター制作は「考える・作る」のくりかえしです。

中学生にもなると部活動や宿題のボリュームもふえて学年が上がれば受験の時期を迎えたりと考えることが増えていきます。

ポスター制作はふだん考えないことことを考えて形にしていくので時間がかかって大変ですが、その分達成感が味わえます。

でもこの考えたり作る時間はこの先のみなさんの生活ではなかなか体験できないことになっていきます。

形に残るものは思い出にもなりますよ。

この記事がこのポスター制作のツールに役立てば幸いです。

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