夏を制するものは受験を制するとも言います。高校受験を控える中学3年生の夏休みは、貴重な時間です。
計画を立て、勉強時間を管理できる人が志望校に合格できると言っても過言ではありません。中学3年生の夏休みは遅れを挽回するラストチャンスです!!
既に中学2年生から取り組んでいる人もいるでしょう。では勉強が遅れた人は、この夏休みどう過ごせばいいのでしょうか?受験生だった私の実体験から、遅れを取り戻したい人に夏休みの勉強時間管理方法をお教えしましょう。
夏休みは中学1年から2年までの総復習に当てる
夏休みは、過去の受験問題を解く時間に当てるのも良いですが、基礎が固まっていなければ勉強時間の無駄です。高校受験で出題される問題は、中学1年から2年の実に80%にのぼります。
・中学1年から2年までの定期テストを見直す
・理解できている部分と理解できていない部分を切り分けて整理する
・理解できていない分野を徹底的に復習する
・苦手科目・苦手分野で点数を稼げるようにする
例えば、理解できていない科目が数学なら、今週はこのテーマを徹底的に勉強するといった具合にスケジュールを立てます。
私の場合、一番得意な科目は英語でした。英語はほぼ満点をいつも取っていましたが、数学が大の苦手で英語の半分も取れればいい方でした。そこで一週間を苦手なテーマ、例えば関数なら教科書の隅々、テストや演習問題など片っ端から解いて行きました。
得意な科目で点を稼ぐには限界があります。一方、苦手な科目で10点、20点稼ぐ方が合格ラインを容易に上げることができます。
一日にやるTO DO リストを作成して進捗管理をする
進め方
・一日のうち“勉強できない時間”をあぶり出す
例えば、睡眠時間、塾に行く、入浴、食事、テレビなどを想定してみて下さい。もちろん息抜きも必要ですから、その時間も確保します。勉強も遊びもメリハリをつけるのが鉄則です。
・学校から出ている夏休みの宿題も踏まえて、受験に費やせる時間がどれくらいか考えてみる
できたら宿題は7月中に済ませた方が8月は受験勉強に集中できます。宿題を後回しにすると宿題に追われる毎度の夏休みと同じことになりかねません。
私も受験生時代は、勉強時間が長ければ達成感もなんとなくあり、満足していました。しかし、そうして覚えたことは案外薄い記憶で終わるものです。受験勉強は勉強時間の長さではなく、あくまで密度です。もちろん長時間、密度の濃い勉強ができるなら問題ありません。
ポイントとしては、前日勉強した所は翌日必ず復習をしてからその日の勉強を始めると良いでしょう。時間を空けないで復習すれば効率的に覚えられます。
学習環境を変えて気分転換をする
夏休みに自宅で勉強する場合、モチベーションを維持することが大切になります。そんな時に利用したいのが図書館や塾の夏期講習などです。
ライバルがどうやって受験勉強をしているのか気になりますよね。勉強方法だって参考になるものがあるかもしれません。
私の場合、図書館や塾の自習室などに学校の友人も来ていましたから、彼らの使う参考書や勉強方法が十分参考になりました。分からない問題を聞いてアプローチの仕方を教えてもらったりしました。
できればライバルは自分よりも成績が優秀な人が良いでしょう。色々気付かせてくれるのもまたライバルなのです。自分に足りないものが何なのか、どうすれば成績を伸ばせるのかヒントになります。
塾の夏期講習では高校受験のプロが効率的な勉強方法や苦手科目の克服方法を教えてくれます。
同じ受験生と競争することでやる気も出て来ます。学校では教わらない志望校にしぼった受験のテクニックや過去問題などホットな情報を入手できます。
ポイント
中学3年生の塾の夏期講習はあっという間に定員になるので早めに申し込みをしましょう。
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