医師へのお礼状書き方マニュアル!担当医に感謝を伝えよう!

お世話になった医者に、感謝の気持ちをお礼状で伝えることを考えているあなた。『時候の挨拶とか手紙にはいろんなルールがあるけど、それって必要かな?感謝を伝えたいけど、最低限のマナーは必要だし失礼なことはしたくないしなぁ。』と筆をとるのに思い悩みますよね。

そこで今回は、医者の“今まで実際に患者さんからもらって嬉しかったお礼状”というのを参考にしながら、喜んでもらえる感謝のお礼状の書き方をお伝えしたいと思います。

贈り物や現金を渡すことについても書いていますので、是非最後までご覧ください。

感謝のお礼状!お礼状で喜んで貰えるポイントは!?

私の家系には医療従事者が多く、母は今でも看護師として働いています。立場上、医者と関わりが深く感謝のお礼状を一緒に見る機会も多いようです。もちろん医者という職業柄、教養がある方なので手紙のマナーというものはよくご存知です。でも、患者さんからもらうお礼状のときにはマナーを見ることは一切ないと言っていました。

むしろ、患者さんの正直な気持ちが書かれた文は、何よりも感謝の気持ちが伝わってくるから、ルールにのっとって書かれた定型文のような手紙よりもずっと心に残るし、素直にうれしいとのことでした。

医者に手紙を書くというのはとても緊張しますが、医者にとっては患者さんからの手紙は仕事での何よりの励みになります。

中でもとくにうれしい言葉は
・先生に出会えて本当に良かったです
・先生が居たから今、家族みんなが笑って過ごせます

という、“担当してくれたのが先生で本当によかった”の感謝の言葉です。

いつどんなときも、患者の命を預かっていて気を張り続けている先生ですので、その患者さんからこんな言葉を言われるとやっぱりうれしいようです。

むずかしい手術をした後であれば、「先生は命の恩人です。」といった言葉も言われると医者冥利につきます。医者は『誰かの命を少しでも救いたい』と常に思っていますから。

お礼状の長さとしては、長くても便せん2枚程度がよいでしょう。感謝の思いを伝えたいという気持ちも分かりますが、あまり長すぎるのはくどくなります。手紙で書ききれなかった感謝は直接言葉で伝えましょう。

言葉遣いですが、医者とお話するときのように丁寧な言葉遣いを心がけてください。ただ、感謝の思いというのは、どんな言葉であっても伝わります。あまりむずかしく考えすぎずに自分の思ったまま気持ちを書いてみてください。

とはいっても、正しいお礼状の書き方・手紙のルールやマナーを知っておくのも大切なので下の動画もよければ参考にしてみてください。

これで完璧!① 手紙文の書き方

これで完璧!① 手紙文の書き方

また、時候の挨拶などを入れたいけどネットでいちいち調べるのが大変という方は、Wordでも挨拶文を簡単に検索できるので、こちらも参考にしてください。

Wordの使い方 【季節のあいさつ文を簡単入力】 #004

Wordの使い方 【季節のあいさつ文を簡単入力】 #004

完璧!?お礼状の書き方の文例

それでは、実際にお礼状の書き方の文例をお見せします。(主文の部分です)状況別に用意してみましたので、参考までにどうぞ。

むずかしい手術を受けたあと

〇〇先生へ

〇〇先生、この度は手術を担当して頂きまして本当にありがとうございました。
脳に腫瘍が見つかったときは、後遺症や高い手術のリスクを考えると目の前が真っ暗になり、一日中何も手につかず、大好きだった食事も喉を通らなくなる程落ち込みました。
これからの人生、誰かに迷惑をかけながら生きるのかな…と考えるだけで生きていくことが辛かったです。

でも先生は、「全力を尽くして、後遺症を残さないようにするからね。」と私の手を握って力強く励まして下さいました。
それだけではなく、不安そうにする父と母にも本当に優しくお気遣いの言葉をかけて頂き、先生の温かさに感謝するとともに、とても心が救われました。
手術後は、有り難いことに後遺症も無かったので、お見舞いに来てくれた家族や友達は涙を流して喜んでくれました。

本当に先生のおかげです。感謝の言葉もありません。これほど命の大切さを感じたことはありません。
私は今、本当に幸せです。これからも毎日、感謝を忘れずに暮らしていこうと思います。

出産のあと

〇〇先生へ

〇〇先生、この度は妊娠から出産までの長い期間大変お世話になりました。
何もかも初めてのことで不安が沢山ありましたが、先生のもとで出産ができたことを本当に嬉しく思います。

自然分娩で産みたかったので、急遽帝王切開になってしまったときはとてもショックでした。
でも、帝王切開のあとに「命をかけてあなたが守った命ですよ。本当によく頑張りましたね。」と先生に声をかけて頂き、産み方に愛情の違いなんてひとつもないと気づいて、涙が止まりませんでした。

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