夫婦喧嘩するといつも無視をしてくる嫁に、さらに腹立ちを覚えていました。無視をされると仲直りをするきっかけもつかみにくく、いい方法だとは全く思えなかったからです。
しかし、夫婦関係は維持したいので、嫁から歩み寄ってこないのであれば、こちらから歩み寄っていくしかなく、まずは「なぜ嫁は無視をするのか」と「無視をする嫁と話し合う方法」をさぐってみました。
夫婦喧嘩で無視してくる嫁の心理とは
まず、夫婦喧嘩をすると「無視をする」という選択をとる嫁の、その行動の裏にある心理をさぐりました。
「無視」という行動は、精神医学では「受動的攻撃」と呼ばれます。受動的攻撃とは、積極的に攻撃するわけでなく、消極的に攻撃することです。つまり、「無視」という行動によって相手の罪悪感を利用し、ダメージを与えているということです。
このような行動の根底には「支配欲」があります。相手より優位に立ちたいという願望です。つまり、会話することでは自分は勝てない、思い通りにならないと感じているから、喧嘩に勝つための「無視」なのです。
またこのことから、「無視」している間はわたしを許す気は無く、怒りを表現しているということになります。
つまり「無視」という行動にある嫁の心理は、
2. 怒りを態度で表している
3. 無視によるダメージを狙っている
の3つです。
どちらかといえば、わたしは論理的で、弁が立つ方です。今まで気がつかなかったのですが、喧嘩で言い合いになったとき、確かに私の方がいつも優位になっていました。
嫁は自分の思いをうまく言葉では伝えることができないので、怒りを「無視」で表し、さらにわたしにダメージを与えようとしていたのです。
夫婦喧嘩で無視する嫁と話し合いで仲直りする方法
夫婦喧嘩中の「無視」は、嫁からの怒りを表すサインでした。まず、無視が始まったら追い詰めてしまった自分を反省すべきで、間違ってもさらに怒りを覚えてはいけなかったのです。
しかし、まだ怒っている嫁との「話し合い」は、嫁が言いたいことだけをしゃべり、わたしにあきらめや謝罪を強要しようとしてくるということが容易に想像でき、互いに話し合うのではなく嫁の話しを聞くということになるでしょう。
女性との会話には共感が必要
嫁と有益な話し合いをするためには、共感することが必要です。それが姫野友美さんの『女の取扱説明書』という書籍を拝読し、わたしが得心したことです。
参考になった部分を要約し引用します。
狩猟採取の時代、男性達は集団の中で自分が優れていることを示し、認められることが生き残るために必要で、女性達は集団の中で互いに助け合いながら暮らし、仲間外れにされることは死を意味していました。
女性は、共感によって横のつながりを深め強めていたため、話す内容に共感を求めます。男性は、相手を説き伏せて自分を優位にしようとします。つまり、女性は横のつながりを強化させるために会話をし、男性は相手に勝つために会話をするのです。
女性を傷つけずに会話をするには共感すること。「そうなんだ」「それは大変だったね」「わかるよ」という相槌が大切です。「で、結論は何?」とは決して言ってはいけません。アドバイスは求められたときだけにすべきです。
引用 女の取扱説明書 姫野友美/著
www.amazon.co.jp/dp/4797398248
つまり、夫婦喧嘩になったとき、わたしは嫁より優位に立とうとする思いが強く、無意識ではありましたがやり込めることに重点を置いていました。ヒートアップした話し合いが喧嘩だと思っていましたが、そもそも互いの求めているものがずれていたようです。
コメント