病院へ行ったときに、「紹介状はお持ちですか?」と聞かれたり、希望の病院を受診するには紹介状が必要だなんて言われたりしたことはありませんか?
紹介状が必要だというのは分かったけど、紹介状は一体どこで、どうしたらもらえるんだろうってなりますよね。
病院の紹介状のもらい方についてまとめたので参考にしてみてください。
病院紹介状のもらい方は?電話で依頼可能?
病院紹介状とは、正式には「診療情報提供書」といって、患者の情報が細かく記載されていて、医師が患者を紹介するときに作成されます。
紹介状がないと、大きな病院などでは、初診時に特別料金を支払わなくてはいけません。
紹介状があると、あらかじめ情報があるので診療がスムーズになり、検査の重複なども少なくなり、時間や費用もおさえられるメリットがあります。
紹介状があると、紹介状を持っていない患者さんより優先して診療を受けられることもあります。
紹介状をもらうには、かかりつけの診療所やクリニックに行って、紹介状を作成してもらうように直接伝えましょう。
紹介状を作成してもらうには料金がかかりますが、紹介状なしで診療する特別料金よりも安くなります。
紹介状の依頼を電話で可能かは、依頼する病院やクリニックに確認してみて下さい。
基本的には主治医がいる日に直接行って相談します。
ただ、紹介状を作成してほしいということをあらかじめ言っておくとスムーズに進むこともあるようです。
「紹介状を作成してほしい。」となかなか言いにくいこともあるかもしれませんが、医師はちゃんと作成してくれるはずですので、自分の為にもしっかり作成してもらいましょう。
病院紹介状をもらいたい場合のパターン別の伝え方
実際に紹介状をもらう時はどんな理由でどんな風に依頼すれば良いのでしょうか。
パターンをご紹介します。
セカンドオピニオンを受けたい
セカンドオピニオンを受けたいと考えている方も少なくないと思います。
でもなかなか先生に言い出しにくいですよね。
でも、セカンドオピニオンを受けることは悪いことではありません。
セカンドオピニオンを受けたいということをはっきり伝えるようにしましょう。
きちんと伝え、正確な紹介状を作成してもらうことで、自分の症状や治療などの情報が正しく伝わることができます。
通うことができなくなった
病院へ通うことができなくなってしまう理由は色々な理由があります。
- 転居することになった。
- 職場が変わった。
- 休日の曜日が変わりそれがちょうど休診の日になってしまった。
など、変更せざるを得ない理由があると思います。
その場合は、そのまま理由を伝え、紹介状を作成してもらうようにしましょう。
医師と相性が合わない
どうしても先生と相性が合わないということもあると思います。
病院へ行くことが苦痛になってしまったり、ストレスになったりしてしまうかもしれません。
無理して通う必要はありません。
ただ、理由をそのままは言いにくと思います。
そんな時は、転勤や転居、職場が変更になったためや、来れる曜日が休診の日しかなくなってしまったなど、上記で書いたような、病院を変更せざるを得ない理由を伝えても良いと思います。
紹介状はあった方が良いです。
作成してもらうようにしましょう。
病院紹介状には何が書いてある?
病院の紹介状は、正式には「診療情報提供書」といって医師から別の医師へ診療に必要な情報を提供するためのものです。
中に書かれている内容ですが、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号などの患者の基本情報と、病名、症状、病状、経過、既往歴、などが書かれていて、画像診断や検査のデータなども一緒に添えられることもあります。
紹介状があると、同じ検査を受けずにすんだりできるので、診察時間や費用をおさえることができます。
しっかりと封をされていて、どんなことが書かれているか気になって開けてしまいたくなりますよね。
でも、開けてはいけません。
開けることで内容の信頼性が下がってしまいます。
開封している紹介状は受け付けない医療機関もあるので注意してください。
開けたい気持ちをぐっとこらえましょう。
病院紹介状の費用は?
紹介状を作成してもらうには費用がかかります。
医療保険で2,500円と決められています。
自己負担3割の場合は750円になります。
紹介状なしに大病院で診察を受ける場合、選定診療費として、初診時に5,000円以上、再診時に2,500円以上の特別料金がかかってしまいます。
これは、初期の治療は地域の医院や診療所のかかりつけの医で。
専門的、高度な治療は病院で行うという目的からです。
選定診療費より、紹介状を作成してもらった方が負担が少ないです。
なるべく費用の負担が少ない方が良いですよね。
大病院で紹介状なしで診察すると選定診療費があるというのも頭の片隅に入れておいてください。
病院紹介状をもらえない場合の対処法は?
紹介状は、正確には「診療情報提供書」といって、患者の情報が細かく記載されていて、医師が患者を紹介するときに作成されます。
紹介状は、患者が依頼したときと、医師が他の病院で診てもらった方が良いと判断したときに作成されるので、依頼されたら断る理由はないはずですが、中には紹介状を作成するのを渋ったり、書いてくれないなんてことがあるようです。
そんな時の対処法ですが、まずは書いてもらえるようにお願いするしかありません。
それでも書いてくれない場合は、他の診療所やクリニックに行って作成してもらうか、負担は増えますが、直接希望の病院へ行くのも手だと思います。
紹介状をお願いしても書いてくれない医師は変えた方が良いのかもしれません。
まとめ
1.病院紹介状のもらい方は?電話で依頼可能?
紹介状をもらうには、かかりつけの病院やクリニックに行って、紹介状を作成してもらうように直接伝えましょう。あらかじめ電話で相談しておくとスムーズに進む場合もあるようです。行く前に電話で相談してみるのも良いと思います。
2.病院紹介状をもらいたい場合のパターン別の伝え方
紹介状を作成してもらうには様々な理由があります。セカンドオピニオンを受けたいや、転居や職場の変更、休日の変更などで、通うことができない場合などは、理由をそのまま伝えれば大丈夫です。医師と相性が合わないなど、どうしても理由を言いにくときなどは、職場の変更など、病院を変更せざるを得ない理由を伝えても良いと思います。。
3.病院紹介状には何が書いてある?
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号などの患者の基本情報と、病名、症状、病状、経過、既往歴、などが書かれています。封を開けてしまうと信頼性が下がってしまうので、開けてはいけません。
4.病院紹介状の費用は?
医療保険で2,500円と決められています。自己負担3割の場合は750円になります。紹介状なしに大病院で診察を受ける場合、選定診療費として、初診時に5,000円以上、再診時に2,500円以上の特別料金がかかってしまいますので紹介状があったほうが負担が少ないです。
5.病院紹介状をもらえない場合の対処法は?
他の診療所やクリニックに行って作成してもらうか、負担は増えますが、直接希望の病院へ行くのも手だと思います。
病院の紹介状は言葉ではよく聞くけど、実際どんなものでどんな意味があるのか、どうしたらもらえるのかなど、よく分からないかもしれませんが、大病院で診察を受けるときには紹介状があった方が、診察がスムーズになるし、時間もお金も負担が少なくなります。
紹介状を書いてほしいと言いにくいと思うかもしれませんが、悪いことではありませんので、はっきり伝えて作成してもらいましょう。
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