子どもの入学式や卒業式の挨拶で、感動して泣いてしまうことってありますよね。
私は娘の卒園式の時、園長先生の挨拶で感極まって涙がぽろぽろと流れてしまいました。
後日、園長先生に「卒園式の挨拶で感動して泣いてしまいました!」と伝えたら、「ネットや本でいろいろ調べたのよ」とおっしゃっていました。
挨拶することに慣れている園長先生でも、ネットで調べるんだなぁと意外に思いました。
そこで、園長先生の卒園式での挨拶のコツや盛り込む内容を、調べてまとめてみました。
- 卒園式の挨拶に盛り込む内容やコツ
- 卒園児に向けた挨拶例文
- 保護者に向けた挨拶例文
- 卒園児一人ひとりへ向けた挨拶例文
- 園の目標などを取り入れた挨拶例文
- 印象に残る言葉を使った挨拶
忙しい園長先生の挨拶の準備に、少しでもお役に立てばうれしいです。
保育園の卒園式園長挨拶のコツとは?盛り込む内容やNGワードは?
卒園式の挨拶には、どのような内容を盛り込めばいいのでしょうか。
ぜひ入れておきたいポイントがいくつかあります。
- 卒園児と保護者へのお祝いの言葉
- 卒園児たちの思い出
- 小学校へ入学することが楽しみになる言葉
これらは必ず盛り込んでおきたいですね。
思い出や卒園児たちへの想いはたくさんあると思いますが、あまり多くを盛り込むと長くなってしまいます。
園児たちは時間が長くなると集中力が切れ、飽きてしまいがちです。
一般的に、短めの方が大人たちにも受けがよいです。
挨拶の時間は3分程度、文字数にすると1000文字くらいを目安にするとよいでしょう。
園児に興味を持たせ飽きさせないために、返事をさせたり質問を投げかけたりするのもおすすめです。
例えば、冒頭に「みなさん、こんにちは!」と呼びかけます。
と返事を促すようにすれば、「こんにちは!」と声を出させ気持ちを引くことができます。
また途中で、
と質問を投げかけるのもよいでしょう。
「早くランドセルを背負いたいな」など、園児が頭の中に答えを思い浮かべる少しの間を持つと、興味が削がれず集中できます。
挨拶を考えるとき、気になるのはNGワード。
結婚式やお葬式などには、いわゆる「忌み言葉」があります。
卒園式の挨拶には特に見あたらないので、あまり気にする必要はないようです。
保育園の卒園式園長挨拶例文5選! その1:卒園児に向けたやわらかめの挨拶
卒園児に向けたやわらかめな挨拶の例文を紹介します。
園長先生ならもちろん分かっていることと思いますが、ゆっくりとわかりやすく語りかけるように話すことで、園児にも伝わる挨拶になると思います。
例文
さくら組の皆さん、こんにちは!
卒園、おめでとうございます。
こうして皆さんと会えるのは、今日が最後です。
今まで一緒に過ごしてきた皆さんとお別れしなければならないと思うと、先生はとてもさびしいです。
皆さんは、初めて○○保育園に来た日のことを覚えていますか?
先生は、はっきり覚えていますよ。
皆さんはとても小さくて、不安そうな顔をしていたり、泣いてばかりの子もいました。
でも今は、そんなことはないですね。
それは皆さんが成長したからです。
皆さんは、四月から小学生になります。
小学校に行くのが楽しみですか?
小学校でどんなことがしたいかな?
小学校に行ったら、きっと、今よりもっとたくさんのお友達ができますよ。
新しいお勉強も始まります。
楽しいこともたくさんあります。
少し不安に思っているかもしれませんが、でも大丈夫。
○○保育園で成長した皆さんは、いろんなお友だちと仲良くして、楽しい毎日を過ごせる、そう先生は信じています。
小学生になっても、たまには先生に会いに来てくださいね。
さらに成長した皆さんに会えるのを、とっても楽しみにしています。
今日は、ご卒園おめでとうございます。
卒園児に続き保護者向けに挨拶をするのが一般的です。
などの言葉をはさんで、保護者向けの挨拶にうつるとよいでしょう。
保育園の卒園式園長挨拶例文5選! その2:保護者に向けた一般的な挨拶
保護者に向けた一般的な挨拶文を紹介します。
お祝いの言葉、ねぎらいの言葉、これから先への願いなどを盛り込むとよいでしょう。
例文
保護者の皆様、お子様のご卒園、本当におめでとうございます。
保育園に通いながらの子育ては、さまざまな苦労があったかと思います。
お子様がこのように成長できたのは、保護者の方々の頑張りがあったからです。
またお忙しいなかにあって、保育園の運営にご理解ご協力いただき本当にありがとうございました。
深く感謝します。
来月から、お子様は小学生となります。
心身ともに大きく成長する時期です。
成長していく姿を嬉しく思うとともに、心悩ませることも出てくると思います。
思わずいらだつこともあるかも知れません。
でもそんな時でも、どうか、子どもたちを優しく包み込んであげることを忘れないでください。
これは私からのお願いです。
今日まで大切なお子様を○○保育園に預けていただき、ありがとうございました。
子供たちと過ごさせていただいた時間は、私たち職員にとってかけがえのないものとなっています。
明日からは子どもたちの成長を見守ることはできませんが、遠くからお子様と保護者の皆様の変わらぬご活躍をお祈り申し上げます。
最後になりましたが、お忙しいなかご臨席賜りましたご来賓の皆様に心より御礼を申し上げます。
本日はありがとうございました。
娘の卒園式で私の涙腺崩壊のきっかけとなったのは、
という園長先生の言葉でした。
この言葉を聞いた時に、胸に込み上げてくるものがあり涙が流れてしまいました。
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