祇園祭の由来をわかりやすく説明するには?概要やみどころもご紹介!

提灯

日本で最も有名な祭りと言っても過言ではない京都・祇園祭

祇園祭って何?どんな祭り?詳しく知らない子供や外国人に祇園祭を伝えるにはどうしたらわかりやすく理解してもらえるでしょうか?

この記事では祇園祭の概要やわかりやすく説明するためのポイント、見どころをご紹介しています。

祇園祭の由来とは?わかりやすく子供向けに説明するには?

神輿
祇園祭、聞いたことはあるけど言われてみるとどんなお祭りか知らない、という方も多いのではないでしょうか?

祇園祭とは、京都東山区・八坂神社の祭礼で毎年7月に約1ヶ月間行われる祭りのこと。

その歴史は平安時代まで遡り、現在まで実に千年以上続く歴史深い祭りなのです。

東京の神田祭、大阪の天神祭、そして京都の祇園祭が日本三大祭と言われています。

平安時代、京都では伝染病が大流行。

祇園祭が行われている7月は蒸し暑く、食べ物が腐敗し、飲み水が菌に汚染され、沢山の伝染病患者と死者を出しました。

当時は細菌やウイルス感染という概念はまだなく、現世に恨みを残して死んだ人たちの祟りだと
考えられていたのです。

伝染病の流行を抑えるためには、恨みを残して死んだ人たち(怨霊)を鎮める必要があると考えられており、怨霊を鎮めるため、66本の矛をたてて怨霊退散を願った御霊会をいう祭礼を行いました。

薬師如来という病気を癒す仏様の化身である牛頭天皇(こずてんのう)を祇園に祀ったことが祇園祭のきっかけです。

牛頭天王は薬師如来の化身なので怨霊を沈め、伝染病を鎮める神様として崇められたのです。

伝染病の被害を止めたいという思いから始まった祇園祭は、毎年伝染病が流行する真夏に行なっていたことから、今でも7月に行われています。

2019年の祇園祭の日程は、概要は?

神輿2

祇園祭は神様を乗せた御神輿や山鉾が街をまわり、人々の健康を祈願するお祭りです

中でも山や鉾と呼ばれる山車が街を練り歩く山鉾巡行(やまほこじゅんぎょう)が祭りの最大の見もの。

祭りは7月1日から31日まで行われていますが、この山鉾巡行が行われるのは17日と24日で前祭(さきまつり)後祭(あとまつり)と呼ばれています。

山や鉾は神様の乗った御神輿に先立って、街を清めるために神様のさき祓いとしての役割があります。

祭期間中の来場者数はおよそ180万人

中でも巡行の行われる前(前祭宵山14日から16日まで)は屋台が出て歩行者天国になることから、2017年は2日間で32万人の来場者数でした。

2日で32万人は圧倒的ですよね。

祇園祭のみどころ3選!

たこやき

宵山

やっぱり祭には欠かせないのが屋台

宵山はメインイベントの山鉾巡行の前夜に(7月15、16日の2日間)行われ、多くの屋台が軒を連ねます。

その数なんと2000件とも言われています。

他にこれだけの出店が出るお祭りはなかなかありません。

美味しいものを楽しむのは、祭の醍醐味ですよね。

山鉾巡業

祇園祭のメインイベントとも言われる山鉾巡行。

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