夏だ!旅行だ!フランスだ!せっかくのフランス旅行ですから、思う存分楽しみたいですよね。
パリにリオンにマルセイユ…
あれを買って、これを買って…
これも見たいし、あれも見たい…
あなたの頭の中はきっとフランス旅行のことでいっぱいになっているでしょう。私も初めてフランスに来ることになった時はそうでしたから(笑)
夏のフランスはきれいですよ。特にオススメの季節です!詳しくはあとでお話ししますが、活気にあふれ、街が人が元気いっぱい。とてもフランスらしいフランスを見ることができますよ。
今回は、そんなフランス旅行を心待ちにしているあなたへ、フランス在住の筆者がフランス旅行の注意点をズバッと伝授!夏の持ち物から、夏のフランスの特徴、筆者のおすすめスポット、さらに旅行に使えるフランス語まで一気にご紹介します。
「忠告聞いておけばよかったよ、トホホ…」なんてことにならないように、しっかり注意点を抑えて、楽しい旅行にしましょうね。
フランス旅行の持ち物は夏ならコレが必須!水着は必要?
何はともあれ、まずは持ち物ですよね。どこに行くか、何をするかを考えるのはとても楽しいですが、しっかりと持ち物を揃えてからにしましょう。
フランスはかなり物価が高く、現地で忘れ物を調達するのは財布への大ダメージになりかねません。いかに日本の100円ショップがすごいか痛感させられますよ…
ここでは、特に夏のフランスに特化した持ち物をご紹介します。詳しい説明もまとめておくので、しっかりチェックしてくださいね。
2. 日用品
3. 街歩き用具
4. 携帯小物
5. クレジットカード
天候対策グッズ
• 日焼け止め
• サングラス
• 雨具
• 上着
夏の旅行ですので、しっかりと日光対策をしましょう。詳しくは次の項にまとめますが、日焼けしないためだけの理由ではありませんので、日焼けなんて気にしないよという方も絶対に持ち物に入れてください。
なお、日傘はフランスで使っている人がかなり少なく、目立つ上、人の多い観光地では邪魔になってしまうので、大きなツバの麦わら帽子やキャップなどを筆者はオススメします。
雨具はなくても大丈夫ですが、気になるという方は折り畳み傘をカバンにしのばせましょう。フランスはちょこちょこ短い雨が降ることがありますが、雨粒が日本より大きくなく、濡れたなというほどまで至りません。
雨具は全く使わないどころか持っていないフランス人もいるくらいなので、どうしても濡れたくない人だけ持っていきましょう。
上着は、夜遅く出かける予定がある方は、必ず持っていきましょう。日中街歩きをするので邪魔になりがちですが、夜になると冷え込むので、薄くて畳める軽量タイプのダウンジャケットが持ち運びにも便利でオススメです。
日用品
• 化粧水・乳液、メイク落とし、洗顔料
• シェーバー、シェービングクリーム
• 歯ブラシ・歯磨き粉
• 常備薬
こんなにたくさんどうして?と思われるかもしれませんが、宿泊施設によってはこういったアメニティがないところもあるようなので、念のため持って行った方がよいでしょう。特に化粧品関係は、宿泊施設においてあっても、日本人のお肌に合わないこともありますので、持っていくのが無難です。
常備薬は、痛み止め、胃薬、塗り薬、ばんそうこうをベースに、その他必要なものや、普段服用している薬は忘れずに持っていきましょう。
因みに、マスクはフランスではNGです。飛行機の中などはありかもしれませんが、フランスでつけていると、恐ろしい病気を持っている人なのかもしれない、と警戒されてしまいますよ。
街歩き用具
• 肩がけバッグ
• エコバッグ
フランス観光に必要なのは、とにかく動きやすい服装とグッズです。石畳が多いので、スニーカー、もしくは夏だから汗で蒸れるという方は、自分に合ったヒールのないサンダルでもいいでしょう。
ヒール付きは絶対にやめてください。フランス人を見ているとよくわかりますが、おしゃれなイメージとは裏腹に、ピンヒールで歩いている人はほとんどいません。
石畳にひっかかると大変危険です。また、フランスは場所によって道路整備がきちんとされておらず、足場の悪い道や、舗装されていない道もあったりするので、間違ってもピンヒールは履かないでください。
高級レスランやカジノに出向く時は、ドレスコードがあるため、ヒールやドレスを着用することになりますが、街歩きのときは必ずヒールのない楽な靴にしましょう。
肩がけバッグは盗難防止用です。盗難防止が目的なので、チャックが背中側についているリュックサックや、脇の下に抱え込める小さめのハンドバッグなども有効です。
フランスはとても綺麗な街ですが、安全度は日本に劣ります。特に人が多い場所ではスリの危険性がぐっと上がりますので、十分注意してください。
財布携帯はかならずチャック付きのバッグの中に入れてくださいね。ズボンのポケット、上着のポケットの中では「取ってください」と言わんばかりの無防備さですよ。
最後にエコバッグについてですが、フランスでは基本レジ袋はありません。有料で購入することもできますが、持っていくのが無難でしょう。重いものを入れるかもしれないので、丈夫なものを常にバッグに潜ませておくのが吉です。
携帯小物
• Wifiルーター
コンセントは日本のものと違うので、携帯充電用に必ず変換器を持っていきましょう。場所によってはUSBで直接充電できるところもありますが、念のためですね。ただし、変換器を持っていくからと言って、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱製品はやめた方がいいです。
なぜなら、筆者が移住時に日本から持ってきたドライヤーを変換器を通して使ったところ、いつもの数倍の勢いでブオーーーッと熱風が吹き付け、変な焦げ臭いにおいがしてきたという恐ろしい経験があるからです。絶対にオススメできません(笑)
Wifiルーターに関してはあらかじめ日本でレンタルするのがよいでしょう。現地の空港でもレンタルできますが、日本語は通じないため、英語かフランス語になりますので借りる時点でのレベルが高いです。
さらに、空港よりもネットなどでレンタルする方がお安めなので、面倒でなければ、ネットで探した方がいいでしょう。
SIMフリーの携帯をもっていれば、現地でプリペイドのSIMを買うのがおそらく一番安いのですが、携帯会社によって、買う際に現地の銀行口座が必要だったりする場合があります。日本語はもちろん、英語もほぼ通じない可能性が高いので、フランス語に自信がある人だけオススメします。
クレジットカード
フランスは基本的にカード社会なので、クレジットカードを持っていくと、旅行がより楽になるでしょう。
デビットカードでもいいのですが、クレジットカードは海外旅行保険付きのものが多く、もしものときの強い味方になってくれます。即日発行可能の保険付きカードもあるので、持っていない人はぜひチェックしてみてください。
なお、フランスのお金事情をもっと知りたい方は、筆者のまとめたこちらの記事もあわせてご覧ください。
※最後に、水着を持って行こうか迷っている方へ。ズバリ水着はいりません。フランスの観光主要都市は海から離れているので、そもそも泳ぐ機会がありません(笑)海辺に行く人や、友達とプールの予定がある人以外はいらないのでご安心ください。
フランスの夏はどんな季節?地方によって温度差は?
フランスの天候
夏のフランスはとにかく暑い!
あれ?フランスって日本より涼しいんじゃないの?と思われた方もいると思います。温度自体はたしかに日本よりは低めです。湿度もそこまで高くありませんので、体感温度は日本よりかなり低いと言えるでしょう。
しかしながら、なんとフランスには基本的にクーラーがないのです!大きなデパートなどはクーラーがあるところもありますが、フランスは小さなお店が軒を連ねるような、日本でいう商店街スタイルが多く、小さなお店にはクーラーがないことがほとんどです。
カフェバーやレストランもクーラーがないところが多く、汗だくでご飯やお酒を楽しむこともしばしば…逃げ場がない分、日本より暑いと思うのは筆者だけではないはずです。
さらに、フランスの夏は日が長く、ピークは23時、24時近くまで明るいこともあります。驚きですよね!筆者は移住から今でも、夏の夜は明るすぎて眠れない毎日を過ごしています。体がまだ夕方くらいだと勘違いするんですね。
しかし、それが一転、日が落ちると急激に寒くなるのがフランス式。湿度が高くないので、温度をとどめておくものがなく、日の暖かさがなくなると急に冷えてしまうのです。それが証拠に日中でも日陰は少し肌寒いくらいなんですよ。
以前、真夏の音楽イベントに参加した際は、夜中寒くて寒くて、上着を持って行かなかったことを本気で後悔しました。手足がかじかんで、イベントどころではありませんでしたよ(笑)
ですから、前項でも書いた通り、夜出かける人は絶対に上着を忘れないでくださいね!
夏のフランス人たち
夏のフランスは先程書いた通り、とにかく暑いです。週末になると、フランス人たちはよくカフェ・バーなどでお昼からお茶やお酒を楽しみますが、夏はお店の中にクーラーがないため、少しでも涼しくなろうと風を求めて、街は簡易的なテラス席であふれかえります。
こっちでガヤガヤ、あっちでガヤガヤ
お昼からワイン片手にワイワイしている姿を見ると、さすがフランス人と言いたくなりますね。夏はとくに日も長く、気持ちのいい天気が続くので、人々の表情もイキイキします。フランスのお姉様方はカラフルな洋服に身をつつみ、街全体が活気に満ちます。
フランス人が一番フランス人らしくイキイキしている夏が筆者は大好きです!
地方による温度差
フランスは大きな国ですから、やはり地方によって温度差もそれなりにあります。±5度くらいはありますね。南フランスは30度を超える日も多いので、熱中症に注意ですよ。
パリなどがある、北フランスはそこまで温度が上がらないとされていますが、近年は異常気象の影響か、30度を超える日もしばしば…
クーラーがないのは、そもそも必要がないほど涼しいから、という理由だったそうですが、近年の傾向にその考えはもうついていかないようです。北フランスでさえ、とても暑く、クーラーなしでは寝苦しい夜が続きます。
一方、南フランスは気候が暖かい分、人柄も北側よりオープンでラテン系の気質があると言われています。フランスのすぐ下はスペインなので、その影響もあるのかもしれませんね。
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