- 「女性を叱る際の注意点は?」
- 「年上女性部下を叱るのは勇気がいる…。」
- 「叱ったあとのフォロー方法がわからない!」
若くして昇進を重ねてきた男性ならこのような悩みをお持ちではありませんか?
私自身、女性部下の叱り方について悩んでいた時期がありました。
実は、この記事で紹介する「女性部下の叱り方」を実践すると、悩みを解決することが可能です。この記事では以下の4つのポイントを具体例を交えて解説していきます。
- 女性部下の叱り方
- やってはいけない叱り方
- 叱ったあとのフォロー方法
- 逆ギレへの対処法
7~8分くらいで読める記事ですが、書いてあることを実践すれば、女性部下の叱り方の悩みが解決されることでしょう。
それではさっそくいきましょう。
女性の叱り方まとめ最新版!「新卒」への叱り方は?
まずは、新卒の女性部下の叱り方です。
新卒の部下は「早く一人前になりたい」と努力をし続けている時期です。そんな希望に満ち溢れている彼女たちを叱るポイントは3つあります。
①「将来なりたい像」と比較しながら叱る
1つ目のポイントは「将来なりたい像」と比較して叱ることです。
最近の若者は周りと比較されるのを嫌がります。その代わり、「自分のなりたい自分」に向かって進むのは得意なので、その点を活かして叱りましょう。
例えば、
というような言い回しをします。
新卒の部下が「将来なりたい像」や「尊敬している人」と比較してどうなのか、具体的に何が足りていないのか、どうすればよかったのかというような叱り方をしましょう。
「同期入社のあの子はバリバリ仕事ができているのになんで君はできないんだ」など、周りと比べて叱るのはNGです。
②「期待している」というメッセージを込める
2つ目のポイントは「期待している」というメッセージを込めて叱ることです。
「あなたに期待してる」というメッセージを込めながら叱ることで、彼女らに自信を持たせることができます。
新卒で社会人経験もない人がミスをするのは当たり前です。部下がミスをしたので上司としては当然叱らないといけません。しかし、ミスをしてしまった本人は「怒られる。見放される。」などと思っていることでしょう。
ミスをしたことに対してしっかりと叱ったあと、「新卒でここまでできたのはすごい!将来が楽しみだ!」と「あなたに期待してる」というニュアンスで終わらせます。そうすることで、彼女たちは「たしかにミスをしてしまったけれど、上司はしっかり自分の仕事を見てくれている」という自信を持てるのです。
叱る中でも自信をつけさせてあげましょう。
③具体的な言葉を使って叱ること
3つ目のポイントは具体的な言葉を使って叱ることです。
例えば、「ちゃんと送れ!」と言われた新卒の女性部下は何をしていいのか、何を叱られているのか、わかりません。なぜなら、上司の「ちゃんと」という言葉に何が含まれているのかわからないからです。
このような曖昧な言葉で叱るのではなく、
というように、具体的な言葉を使って叱りましょう。
新卒で入社してきたので、仕事をミスして当たり前です。
やる気に満ち溢れている新卒の女性部下を叱るのは心苦しいかもしれません。しかし、叱り方次第で彼女たちを大きく成長させることができます。「恐れられたくないから」叱らないではなく、「成長して欲しいから」叱りましょう。
女性の叱り方まとめ最新版!「同年代」への叱り方は?
続いて、同年代への叱り方です。
同じくらい社会人経験を積んできた相手に対して叱るのは少し緊張します。他の年代とは違って軽く言いやすい分、配慮が足りず相手を傷つけやすいです。
ポイントを2つ押さえて上手に叱るれるようになりましょう。
①なるべく明るく叱る
なるべく明るく叱ることが大切です。
暗く、重く叱ってしまうと「立場が上ってだけで偉そうに。」と反発心を抱かせてしまいます。そうなると、今後の関係にヒビが入りかねません。
などと明るく叱りましょう。
ただし、同年代だからといって相手がミスをしたのに何も叱らないのはNGです。どういう言い方であれ、他の年代の人たちを叱る基準と同じ基準で叱りましょう。
②相手の気持ちを想像しながら叱る
相手の気持ちを想像しながら叱りましょう。
もしかすると相手は「同年代なのに私は仕事ができなくてダメだわ。」と、あなたに対して劣等感を抱いているかもしれません。
相手がそんな気持ちでいるとは知らず、普段通り叱ってしまうと、劣等感を増幅させてしまう可能性があります。
「自分が逆の立場だったらどう言われるとその後の仕事がやりやすいのか」を常に考え、相手の気持ちを想像しながら叱りましょう。
相手の気持ちを考えるためには、ある程度の信頼関係が必要になります。日頃からコミュニケーションを取るように心がけましょう。
同年代だからといって決め付けるような言い方をしてしまうと、相手に高圧的な印象を与えてしまいます。同年代だからこそ、強い言葉を使うのは避けましょう。
女性の叱り方まとめ最新版!「年下」への叱り方は?
そして、年下女性部下への叱り方です。
年下女性部下は新卒とは違い、仕事にも慣れ、助けてくれる人たちが周りにいます。叱られても慰めてくれたり愚痴を聞いてくれたりする人たちが周りにいます。
なので、少し強い言い方をしてしまってもなんとかなりますが、叱るポイントを間違えてしまうと部下全員に相手にされなくなってしまう可能性がありますので、注意が必要です。
①行動を叱る
叱るときは「行動」を叱りましょう。「人格」を叱るのはNGです。
例えば、仕事の提出期限を守れなかった場合、「期限を守れないなんて、だらしない人だね。」と叱るのはNGです。
相手の人格・能力を否定すると、相手は自分自身を否定されたような気持ちになります。相手によってはパワハラ問題に発展する可能性もあります。
なので、
というように、必ず行動や事実を叱りましょう。そうすることで、相手も「どうすればよかったのか」「よりよい方法はなかったのか」と進んで改善策を考えてくれます。
②ミスをしたら即時に叱る
「後で」「タイミングを選んで」と先延ばしにせずに、ミスをしたら即時に叱りましょう。
即時であれば自分も相手もミスをした内容を覚えています。先延ばしにしてしまうと叱られるまでの間モヤモヤした気持ちになり、新たなミスをしてしまうかもしれません。
また、過ぎたことを叱られても「なんで今さら?」「ねちねちしつこい」と、上司として嫌われる可能性があります。
そうならない為にも、ミスをしたらなるべく早く叱るようにしましょう。
③冷静に叱る
叱っているあなたが感情的になってしまうと収拾がつかなくなってしまいます。
女性は「感情」で物事を判断する傾向があります。相手から感情的に叱られると相手の感情しか受け取らず、実際の問題点や改善点の内容が伝わっていません。
なので、叱るときは冷静に叱りましょう。
女性の叱り方まとめ最新版!「年上」への叱り方は?
最後に、年上への叱り方です。
「年上」というだけでも叱りづらいですが、異性となるとより叱りづらくなりますよね。そんな年上女性を叱る際のポイントは2つあります。
①肯定的な言い回しで叱る
1つ目のポイントは肯定的な言い回しで叱ることです。肯定的な言い回しで叱ることによって上から目線の印象を薄くしてくれます。
例えば、「間違えないようにしてください」と叱るのではなく、「正確にお願いします」と叱る方が高圧的な態度を和らげてくれます。
一度、反発心を買ってしまうとその後もずっと反発されます。指示に従ってもらえず、仕事が思うように進まないといった結果を招きかねません。
上から目線で叱るのではなく、肯定的な言い回しをして、相手に使命感を持ってもらいましょう。
②経験を尊重する
2つ目のポイントは相手の経験を尊重しながら叱ることです。
相手の欠点を直接叱ってしまうと、相手のプライド傷つけてしまい、反発される可能性があります。なので、相手の経験を尊重し、相手の経験を頼るふりをしましょう。
例えば、「この資料は見やすく作ってくださいって言いましたよね。」ではなく、
という言い回しをしましょう。
前者の言い回しだと相手を責め立てているように聞こえかねません。
なので、後者のように、相手を頼りながらも自分の思う方向に相手を動かす言い回しをしましょう。相手のプライドを傷つけずに相手の改善を促すことができます。
年上女性部下を敬う気持ちを持っていれば、強く叱ってしまうことは避けられます。相手を認めつつ、自尊心をくすぐるような言い回しをしましょう。
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