一度転職したけど、やっぱり前の会社に戻りたい。
そんな気持ちを抱える人は意外と多いもの。
でも待って。
「出戻り社員」は嫌われることもあるものです。
特に、人間関係が不快なものになってしまったという実例は少なくありません。
そうならないために、知っておきたいポイントがあります。
ここでは、出戻り社員が嫌われる理由や態度についてまとめました。
実際のエピソードも紹介しています。
「出戻りで再入社しようかな」
「このたびめでたく出戻りで再入社が決まったけど、何に気をつけたらいいのかな」
そんな気持ちを抱えるならぜひ読んで参考にしてくださいね。
出戻り社員が嫌われる理由や態度5選! その1:前回会社を批判してやめている
まず紹介するのは、『前回退社時に、会社や体制を批判してやめている場合』です。
誰でも、自分の勤めている会社を批判されれば気分が悪いもの。
それをした同僚が辞めて再び戻ってくるとなれば、周りの心象がいいはずありません。
でも出戻りをするとなったときに、過去は変えられるわけでもありません。
ですから、再入社後の態度が重要です。
批判して退社後、出戻りを敢行した会社員のケースを紹介します。
Aさんは製薬会社勤務でしたが、その会社のぬるさを批判して一度退社。
同じ業界の別会社に就職しましたが、再び最初の会社に戻ってきました。
当然、最初は「なんで批判して辞めた会社にまた再入社するんだ」と周りは冷たい目が待っています。
ただ、Aさんの素晴らしいところは、再入社後に謙虚な態度を貫き通したところ。
また、社内改革案を求められた際には会社への愛情を持って話し、丁寧さを忘れませんでした。
その積み重ねによって、出戻り社員Aさんは元の会社にうまく馴染むことができています。
出戻り社員が嫌われる理由や態度5選! その2:先輩ヅラ
出戻りで配属された部署で、以前の同僚や後輩がいるケースもあります。
その場合、自分は出戻りとはいえ先輩だから、という顔をするのはNG。
なぜなら、元からいる社員は後輩とはいえ、その会社で経験を積んでいるからです。
実際のエピソードはこちら。
一度退社したBさん。
家庭環境が変わり、通勤できるようになったので再度入社することに。
でもそこでの態度が良くなかったのです。
Bさんは年次としては後輩のチームリーダーのいる部署へ配属されました。
Bさんは補助として入ったにも関わらず、チームリーダーのやり方へ何度もダメ出し。
これはチームリーダー自身のプライドを傷つけることに。
それだけでなく、それまでチームリーダーを支えていたチームメンバーからも嫌われてしまいました。
なぜなら、すでにうまく機能していたチームを否定されてように感じたからです。
ほどなく、Bさんは再度退職となりました。
出戻り社員が嫌われる理由や態度5選! その3:「昔はよかった」
出戻り社員が退社後も、会社や体制は進歩していることを忘れがちな場合に起きるのがこのケース。
会社の進歩から目を背けて、「昔は○○だったからよかった」と言うのはNGです。
それは「今は昔に比べて良くない」と言っているようなもの。
既存社員が自分たちを否定されたと感じて反感を覚えます。
また、価値観など感覚の違いがあらわになり、違和感を覚えられてしまうことにもつながります。
小さなことですが、こんなエピソードがあります。
つい言ってしまった出戻り社員のCさん。
これはセキュリティのレベルを上げた結果の環境変化に対するものでした。
会社としては改善したやり方について文句を言うと、周りに違和感を与えるので注意。
コメント