もちろん愛し合って結婚した2人。
しかし、日々の生活の中で段々と男と女から父と母に役割転換していきます。
「3年目の浮気ぐらい大目にみろよ~」なんて歌もありますが、
愛した人だからこそ、裏切られた場合の心の傷は大きいですよね。
浮気が原因の離婚も年間◯件。
旦那さんに浮気をされてしまった場合、「離婚」という2文字が頭をよぎると思いますが、子供のことや今後の生活のことを考えるとなかなか直に踏み切れるものではありません。
関係を修正し、やり直すという道を選ぶカップルも多いと思います。
その際に、口約束だけで「もうしないから。」「愛しているのはお前だけ」なんて言葉を信じられますか??
浮気をする男は繰り返すというように、再度の浮気が心配です。
そんな時に役立つのが、「誓約書」です。
後半にテンプレートも記載しています。
自分の過去から、再構築は誓約書を書かせるべきだって勧めてます。
誓約書を書いてもらう時に夫の誠意も見えるし、多少なりとも抑止力はある。
浮気に制限も決められるし、メンタル面も絶対違う。でも一番オススメの理由は、自分が見切りをつけられる事。
これ重要。— マチ@サレ妻カウンセラー (@machi_blog) September 13, 2019
そもそも誓約書とは?
手軽に作れるものから公的なものまでいくつか種類があります。
1.覚え書き
2人で話し合った内容を箇条書きし、日付、2人の署名と捺印をする。
作るのが簡単ですが、法的な効力はあまりありません。
2.正式な書類
法律の下、内容を作成します。
法律の書式に基づいて作成し、日付、2人の署名と捺印をする。
上記の覚え書きよりは効果がありますが、内容次第では効力は弱くなってしまいます。
3.公正証書
公正役場の公証人が作成する書類です。
簡単に制作することができないぶん、強い法的効果が期待できます。
誓約書を書くメリットとは?
相手に本気であることが伝わり、浮気の再発防止になる
浮気を繰り返す男の人っていませんか?
男のサガだと言われればそれまでかもしれませんが、遺伝子的にインプットされてしまっているのでしょう。
しかし、口約束だけで済ませてしまうと、「許してもらえた」とまた浮気を繰り返してしまうかもしれません。
誓約書にきちんと罰則を入れたり、慰謝料を取ることで、もし次の浮気が頭をよぎっても、「いかんいかん!次は離婚になるんだった!」と踏みとどまれるかもしれません。
気持ちの整理がつく
誓約書を書くということは浮気を認めたということであり、書類を作成する上で悲しい気持ちになるかもしれません。
しかし、その過程を経て、きちんと「もうしない」と約束してもらうことで家族の再構築にしっかり向き合えるようになります。
誓約書に記載する内容とは?
浮気の事実があったこと、それに対する謝罪を記載する
まず、浮気があったという事実を記載し、浮気があったという必要があります。
「いつ、どこで、誰と、どのような浮気をしたか」を詳しく記載します。
既に夫婦関係が破綻している状況では慰謝料の請求はできない状況になってしまうため、きちんと夫が浮気をしたことを悪いと理解しており、反省しているということを謝罪文に記載しておきましょう。
慰謝料の支払いに関することを記載する
慰謝料の金額は、裁判例においておよそ「100万円~300万円」程度が多いようです。
あまりにも高額で、現実的ではない金額を記載することはオススメしません。
- 不倫・浮気の回数
- 不倫・浮気の期間
- 不倫・浮気を理由とする別居、離婚の有無
- 夫婦間に子がいるかどうか
- 配偶者と不貞相手のどちらが積極的に誘ったか
ということで金額を決めます。
浮気の相手と今後会わないという約束を記載する
浮気の反省をするとともに、現在の浮気の関係を清算しておきましょう。
電話・メール、ラインなどあらゆる手段によっても連絡をとらず、接触しないことを記載しましょう。
法律的な浮気の定義は「配偶者がいる状態で他の異性と肉体関係を持つこと」ですが、男性と女性では浮気の定義に差があることがあります。
今後どういう行動がダメなのか、きっちりと記載しておきましょう。
再発した場合の罰則
- 再発したら慰謝料を追加でもらう。
- 次、浮気が発覚したら即離婚する。
- 共有財産は放棄する
など罰則を設けておくことで、再発を踏みとどまれるかもしれません。
相手側からの謝罪
職場の上司や同僚、昔からの友人、知人、元カレといった場合では、情が残っていて、不倫、浮気再発に注意が必要です。
当然ながら、今回発覚した浮気は、夫に対してはもちろんのこと、浮気相手に対しても、慰謝料を請求することができます。
浮気の相手方も既婚者の場合には、相手方の妻もまた、あなたに対して、慰謝料を請求することができるからです。
ダブル不倫の場合、相手を含めて協議をしたり、四者間で冷静な話し合いをすることが難しい場合には、夫との間の誓約書を書かせるにとどめておいた方がよいかもしれません。
実際のテンプレート例
誓 約 書
甲(S田A彦)と乙(S田B子)は、本日、以下の通り合意した。
- 甲は乙に対し、甲が、2016年7月から2017年10月までの間、T谷C子(以下、「丙」とする)との間において、継続して複数回の不貞行為を行なった事実を認め、謝罪する。
- 甲は、乙に対し、甲丙間の交際関係が、2017年10月末日をもって終了したこと及び、今後、丙を含むいかなる第三者との間でも、不貞行為を行わないことを約束する。
- 甲は乙に対し、本誓約書作成後、丙と面会しないこと及び電話、手紙、メール、SNSなど手段の如何を問わず丙と連絡を取らないことを約束する。
- 甲は、乙に対し、本誓約書記載の合意事項に違反した場合は、金100万円を支払うこと及び、乙からの協議離婚請求に応じてることを誓約する。
5.甲と乙は、前項の協議離婚にあたり、親権、離婚慰謝料、財産分与等の事項を別途協議して定めるものとする。
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